
山ニャンコのさくらが出て来なくなって1週間が経った。覚悟は出来てる・・・なんて偉そうなことを言いながらも、やはりさくら愛用のベンチに目が行ってしまう。ここに座って待っててくれたなぁ。こっちを見付けると大きく伸びをしてから、鳴きながら近づいてきたけど・・・。
ここの広場にネコ影が無いというのが未だかつてないことなので、もの凄く違和感があるんだな。切り倒されシートを掛けられたコナラの大木も痛々しいだけだ。確かに一部の枝は枯れてたけど、大量のドングリを降らせる勢いはまだあったのだから切らなくても良かったのに。
なんか心が晴れないし、昼飲みをしてみた。散々飲んで来ただろと言われるだろうが、ありゃ昼飯のついでである。真昼間からオダを上げてるおやぢへはずっと冷たい視線を送って来たのだが・・・・これからはクズおやぢと呼んでもらおう。
とは言え、三宮で昼間からやってる居酒屋って結構少ないんだよな。あっても昼は定食屋みたいな店が多く、八島食堂があればなぁ。ここは食堂と言っても中島らも兄のお気に入りだった立派な居酒屋。でも確か閉店したはず。・・・と高架下をさまよっていたら、あるじゃないかぴったりの店が(笑)
入口の場末感がたまらず飛び込んだが、プレモルのマスターズドリームがあったので、焼きハマと一緒につい頼んでしまった。正しいクズおやぢになるならやはりヤッコに熱燗だったな。

ビールに串カツの黄金律。くたびれた揚げ油から悲哀感が漂ってきた。

バイの壺焼きとあり、珍しさに負けたが煮込みだった。殻が薄く直火に掛けるのはまず無理。

ここで日本酒に替えた。グラスの分を飲み干し、受け升に残った酒をグラスに戻した所。フチ迄達してないので合わせても1合弱しかない。やはりこういう店は1合コップじゃなきゃ。しかも受け皿にはたっぷりこぼして欲しい。

ま、これは店のせいと言うよりは場違いな十四代なんかを頼んだこちらに非がある。判ってはいたが、つい(笑)。純米酒にしておけばと後悔するのもいつものことだ。しかし、吟醸っていまひとつこういう食いもんに合わんなぁ。

ねっとりとしたヅケには淡麗辛口だろうな。しかし、場末感漂う入口や狭いカウンターに不釣り合いなもん出す店だなぁ。一番気に入ったのがアンクルトリスの楊枝入れ。もう分別ある立派な年寄りなので、ポケットに入れて持って帰ったりはしていない。えっへん。・・・当たり前か?
あ

しかし、昼飲みの罪悪感が・・・完璧に無くなったなぁ(笑)。