行く前に、映画館検索を掛けていたら同名の作品が1981年に公開されていた。どうやらリメイク版らしい。驚いたことに前の作品の方が、高評点だった。いかん、これ以上見ると内容が判ってしまう。得意技、見なかったことにして出かけた。
映画が始まり、子供の頃に読んだ、ペルセウスとアンドロメダの物語だと判る。神話は結果が分かってしまうから困るんだよなぁ。イザナギとイザナミがアメリカ大陸を作る訳が無い。二人のハッピーエンドはギリシャ神話の保証済みだ。
3D画像は・・と言えば、やはりスゴイ。サソリの毒針が観客の方に向かってくる時なぞ、思わず逃げようかと(笑)。赤と青のセロファンを貼ったボール紙のメガネで見る飛び出すマンガ(子供の頃、あったのだ。飛び出す鉄人28号)とは隔世の感がある。
ギリシャ神話の良いところは、神々が人間臭いとこだろうか。本で読んでる分には面白いが、実際に信仰している人はギリシャにいるのだろうか。この映画は神に対し、人間が宣戦布告するという無茶苦茶な筋。普通に考えりゃ神に勝てるわけがない(笑)。この王に比べれば、金正日の方がまだ現実的だ。
もっとも、神々の王ゼウスにしても、ちょっと可愛いおねーちゃん見つけたら、下界へ口説きに降りるというおやぢ度100%の存在だ。おかんに浮気がばれそうになったら相手を牛に変えて誤魔化すというとんでもない神様でもある。ペルセウス自身がエチオピアの女王と旦那の王に化けたゼウスとの子供であった。
アンドロメダが生贄にされ、クラーケンに襲われかかった時ペルセウスが助けに駆けつけ・・・えー?クジラの化けもんじゃなかったけ?第一クラーケンは北欧の伝説だろう。確かタコの化けもんだった気がするが・・・首尾よくそのクラーケンを退治し、ハッピーエンドになったが、アンドロメダとは結ばれず、ゼウスからイーオーという女性を与えられる?ちょっと筋がゆがんでまっせ。
第一このイーオーという女性が牛に変えた浮気の相手だったと思うが。こいつ、息子になんちゅうもん押し付けるんじゃ。まーね、特撮だけはスゴイという類の映画だった。もっと言うならば飛び出すだけの映画。それにタイタンの戦いと言いながら、タイタン(巨神族)は出てこない。この駄文の表題並みに内容には関係の無いタイトルだった。
※京都で“炊いたん”とは煮物のことである。タケノコの炊いたんとは筍の煮物。だからなんだと言われても困るが・・・・ま、その程度の・・・。
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