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ES335物語(その2)

『そうか、ケースがねえ。・・と言いながら、こんな使えない色発注してしまったから引いてるんでしょ?』店員は、そんな事は無い、オレンジは人気があるのだとむきになって反論。そこでぼーずにっこり微笑み、『オレンジに文句が付かないよう、疵のあるケースは私が引き取ろう』と提案した。黒の335と疵付きケースをセットで売れと言ったのだ。値引きの理由はケースの疵だけと言った手前、しっかり2万円引いてもらう。

335にステレオ出力、5種のコンデンサーを付けたバリトンスイッチという音色を6通りに変えるディバイスを付けた345というモデルがBBの弾くルシールにより近いもので、ホントを言うとこいつが欲しかった。但し当時、345は製造中止であった為、スイッチを単品で輸入し、入った時点で取り付けるという約束でこのギターを購入した。ステレオ出力は効果が判らないのと、使い方が面倒なのでやめておいた。



塩次さんにお貸ししたのはこれだった。ぼーずは335改と呼んでいたのだが、伸ちゃん曰く『このスイッチ、レベル1(原音そのまま)で使うのが一番やね』くっそー加工費も含め5~6万かかったのに(笑)。335のままで良かったんや。更に腹立たしい事に、その後345は再生産されるようになったのだ。金返せ、Gibson。ホンマ。

伸ちゃんが使った後、ギターにサインをしてもらった。サインの一部が消えているのはぼーずのせいではない。このギターを気に入った伸ちゃんがその後も弾きたおしてくれたのだ。ギターマガジンのインタビューを受けたときもこのギターを抱えていた。自分のギターも持ってたのだが『ブルースの話するんやから、やっぱり335やろ』そういたずらっぽく彼は笑っていた。

問題が一つ。それは伸ちゃんのサイン(笑)。『自分のサイン入りギター使うって、変態やと思われてないかな(笑)』 実は雑誌の出版後、ネットで話題になっていた事があった。“塩次さんほどの人がギターにサインをもらうなんて、あのサインは誰のサイン??”(爆笑)。流石に本人のサインとは書けないので“あのサインは日本で一番ギターの上手い人のものだと思います”とカキコんでおいた。嘘は言っていないと思う。



これが伸ちゃんのサイン。レベルの高いモデルメーカーでクリアーを上掛けしてもらったので、もうサインが消える恐れはない。

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