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星になったサバ吉



昨年の10月に死線をさ迷いながらも復活を遂げたと書いた山猫のサバ吉であるが、正月を過ぎた辺りにまた餌を食べなくなった。とはいえ、以前のように全く食べない訳では無かったので、単に食欲減退の波が来た位に思っていた。そもそも彼は行動範囲が広く、山のあちこちを徘徊?してるので何処かで餌を食べている可能性もある。

それが4日の朝、姿を見て驚く。お腹がポンポンに膨らんでいた。前日の夕方、猫友から『腹水が溜まっている』と言われてはいたがここまでひどいとは思わなかった。その後でそこに来た猫婆ちゃんが『病院に連れて行きます』と即座に言ったほどだった。ニャンコを入れるための袋を渡され、これは暴れるだろうなと思ったが拍子抜けする位簡単に入ってくれた。

ただ、抱き上げた時にあまりに軽くホントに腹水かなと感じた。我が家で飼った歴代のワンコは最近の3匹を除き、皆フィラリアでこの世を去った。最期の送り出しはだいたい僕がやってきたが、腹水の溜まったワンコはずっしりと重い。取り敢えず、婆ちゃんには『軽すぎるので、腹水じゃないかもしれない』と伝えて見送った。

病院でも最初は腹水と言われたが、診察結果はガス溜り(笑)。治療の結果、腹はしぼみ、食欲も出ていたと聞いていた。それが6日になって『今朝、ミーが死にました』と連絡が入る。ミーとはサバ吉の本名で、古参の猫友たちはこの名で呼んでいた。やっぱり体力が持たなかったようだ。この冬を越せるかが仲間の懸案であったのだが、悪い方に行ってしまった。

元は3匹の集団だったのだが、リーダーによく苛められていたので、不憫に思われたのか意外にファンが多い奴だった。食べても食べても太らない体質で羨ましい奴だったのだが・・・正月にはおばちゃんからイワシの水煮をたっぷりもらってたよな。山で自由に生きて、最後は美味いもん食ってあの世に行けたんだから、結構幸せな猫生(にゃんせいと読む)だったんじゃないだろうか?

山の中に目立たないよう墓を作った。私有地ではないが、余り誉められた事ではないだろう。でも、ここに捨てられ(多分)、ここで育ち、ここに生きた山猫だもん、やっぱり眠るのはここであって欲しかった。墓碑は無く、猫友が持ってきた花を植えてみた。ちゃんとサバ吉みたいに根付くかなぁ。



Topの写真は去年の1月に撮ったもの。魚フレークを鼻に付けたまま昼寝している。気にならず寝られるところが大物のようだが・・・根っからの小心モンだった(笑)

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