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ヘップバーン式

ぼーずが高校生の頃、どこかの大学入試で『感想をHepburn式で記入せよ』と出題され、先輩達が大いに慌てふためいたという話を聞いたことがある。将に落とすためのテスト、不親切な愚問としか言いようがないが、いきなり聞かれたら迷うだろうな。

Hepburn式とはヘボン式で知られるローマ字綴り方の一種。考え出した宣教師のHepburn氏は自らをヘボンと名乗ったそうだから、設問には素直にヘボン式ローマ字と書くべきだろう。ちなみに女優のオードリー=ヘップバーンはこの宣教師の一族だそうだ。

もっとも、発音はヘボンの方が近く、ヘップバーンではまず通じないと言われた。一度ネイティブに聞いてみようと思う。蛇足だがマリリン=モンローはモンローと後ろにアクセントを付けないと通じない。妙なアクセントを広めないで欲しいものだ。

かといって、なんでもかんでも英語式に発音されても困るから言葉は難しい。ぼーずの高校で東洋史を教えていたオッサン(これはあだ名で、彼は本当にこう呼ばれていた)は終戦後、神戸でGIに『マイケージへはどう行けばいいのか』と聞かれて困ったと言っていた。マイケージを綴ればMIKAGE(笑)。全国的には御影石で知られるが、神戸では誰でも知っている地名である。

地名は現地で通じなければ意味がないだろう。Münchenはミュンヘン(もっと正しく言うならミュンヒェン)で、ミュニックではないと思う。問題が一つ、ぼーず達は歴史上の中国人を日本語発音で習った。毛沢東をマオツートンと言われてもなぁ。英語ではMaoと言わないと通じないから、やはりこれも現地発音で習うべきだったと思う。秦の始皇帝や孔子なんて英語でどーゆーんだろう?

おせっかいな著者注:調べたところ、秦の始皇帝Shi Huang di、もしくはfirst Qin Emperor。孔子はConfucius"(孔夫子の音訳、夫子は先生への尊称)だそうだ。太祖ヌルハチはインディ=ジョーンズでNurhaciと呼んでいたので、音読みで教わった方が有難かったかも。第一、劉備玄徳なんて未だに自分でよー書けんわ(笑)。

こんな事を言い出したのも、エリの本?なんじゃこれと思ったからだ。The Book of Eli。エリと読まずイーライが正解だった(笑)。これじゃ良く判らんと思ったのか、映画の邦題はWalkerとなっていた。大好きなデンゼル=ワシントン主演の話題作。ぼーずにはとても面白かったが、意外に評判が悪い。但し、まだ上映中なのでこれについてはもう少し後で書こうっと。
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