過去形にしたのには訳がある。店の努力だけに頼ってはいけないと気付いたからだ。客だって大事なコンテンツなんだよな。先日、初めてのライブハウスを訪れた。チャージはリーズナブル。料理は美味しいし、ありきたりのものじゃなかった。演奏が始まる前からBGMは渋い曲がかかり、PAもばっちり。ぼーず的には合格点のお店と言ってよい。
演奏開始前の少し混み始めた頃に、一人のオッサンが隣の6人掛けに2人で座っていたオバチャンに席は空いているかと尋ねていた。このオバハンら二人で誰が来る、かれが来るとオッサンを無視して相談し出した。他人事だがムカついた僕は『ここは誰もいませんよ』と自分の反対側の席を示した。
OA(前座)が始まる直前、僕の目の前にレコーダーが置かれた。最初はオッサンのツレかと思ったが、端に座っていて全く無関係の模様。今までミュージシャンに頼まれて、録音機を目の前に置いたことは多々あるが、こんな無礼な奴は初めてだ。そもそも演奏者の許可を取ってるのかね。演奏者に僕が無許可録音をしてると思われるのも嫌だ。 ↓ 目の前にこれですぜ!

OAの演奏が始まり、向かいのオッサンが煙草に火を付けた途端、例のオバハンから『ミュージシャンが嫌うから止めろ』と言われていた。ちょっと待てよ。基本的には同意するが、それを決めるのは店と演奏者だろ。常連ぶって偉そうにするなら、荷物も置かずに席取りをするなよ。(結局、このオバハン達最後まで二人だけで座っていた)
オッサンにも問題はあった。かなり飲んで来ていたのだ。女性からすれば隣に座って欲しく無いのは判るけどなぁ。オバハン、オッサンは共にOAの知り合いらしいが全く噛み合わない。演奏の合間にオッサン盛んに声を掛けるがこれもオバハンにうるさいと止められていた。Call & Responseはブルースの基本だろ。少なくとも僕には許容範囲なのだが、何なんだろうな、このオバハン。
OAの演奏が終わると同時にオッサンはよろけながら出て行ってしまった。煙草が吸いたかったのか?オバハンがウザかったのか?もっと他の店飲みたかったのか?理由は知らないが二度と帰ってこなかった。その後、メインの演奏が素晴らしかったのに・・・アホやなぁ(笑)
もう一言付け加えるとOAの演奏、決して下手ではないのだが日本語で歌ったイマジンは最低な訳だった。いやイマジンと言うのもおぞましい単なる替え歌で、そこにはJohnの思いはどこにもない。本当のファンなら要らん気を使うんじゃなく、この歌のどこが素晴らしいのかを教えてやれよ。
件のレコーダーだが、メインが始まってすぐバッテリーコーションが点滅し出し、その内録音インジケーターが消えた。気の毒に、デブが邪魔になって見えなかったんだよなぁ(笑)。一言、『すみませんが、置かせてください』と断っていりゃ教えてやったものを(爆)。ここの常連達、どれだけ店の足を引っ張ってるか判ってるのだろうか??