「あれのどこが話題やねん!」思わずジロウに八つ当たりした。『そやけど評論家は“真夜中のカウボーイ”激賞しとったで。』・・・確かに評判は良かったが・・ちょっと待て、わし等が見たのは “真夜中のパーティー”(笑)。ちょっと違うと思う。
三十年ぶりに同じことをやってしまった。レンタルショップで数年前の話題作リバイアサンを借りたつもりだったが、タイトルはリヴァイアサン。綴りは若干違うが要は旧約聖書にも出てくる怪物である。Vを正確に発音しただけなのに・・なんじゃこれ?これ程アホウな映画は初めて見たゾ。
今まで見た中で最もアホらしい映画はコスカレリの“ファンタズム”と公言して憚らないぼーずであるが、レコードは破られるためにある。大バカ映画の決定作はこれだった。もっともこの映画、07年にDVD販売されて、初ユーザーレヴューは08年。ひょっとして劇場公開されていないんじゃないか。あまりのひどさにためらったんだろーな。DVDでも許されんわ(笑)。
だいたい、怪物ものは被害者が何人か出て、観客が次は誰が・・と緊張してる頃に初めて姿を現すことが多い。・・がこのリヴァイアサンはアメリカの沼地で最初から人間食いまくり(笑)。魚類学者が出てきて説明を始めるのだが、実験の遺伝子組み換えでお化けタウナギが出来てしまったと聞かされてもなぁ。
見え見えの下手な合成はまぁ、許そう。木に登って下の人間を攻撃するのだが・・ウナギが木に登るか?チップが埋め込んであり受信機に反応するのに誰も受信機を真面目に見ない。銃で撃たれても平気だが、ウナギのくせして糖尿なので砂糖水を注射されると弱る。なんじゃ、この設定?
次々に人間を襲うが、ちょっとだけ食べてまた次の獲物を探す。キツネやイタチはネズミを面白半分に殺すというが、こんな効率の悪い大型肉食魚がいるか。食い千切られた死体は作り物と丸判りの代物だが、傷みの少ない死体は安いエキストラを使ったのか腹が呼吸で動いているし、閉じた眼はしょぼしょぼ動いていた。一服盛ったろか、動かんようになるぞ。
この映画で金をとれると思いながら作ったのだろうか?それとも悪ふざけでああいう作りにしたのだろうか。巨大化したウナギと言いながら顔はまるで深海魚のホウライエソ。そんなもん知らんとゆー人はここをクリックされたし。
電撃でも死なず、砂糖水でも生き返り、最後は投げられた手榴弾を自分から見事に飲み込み・・・退治される。ここまでなめられると言うべき言葉を失うなぁ。爆発で飛び散ったウナギの血を頭から浴びながら主人公が大笑いして終わるのだが・・・ウナギの血が目に入って笑えるもんなら笑ってみろ、この大馬鹿野郎が(笑)。
※ウナギの血には毒があり、目に入るとエライ目に合うそうだ。ウナギ屋さんで聞いた。
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