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終わりなき戦い(その2)

僕もファンキーさんの演奏を何度か聴きに行っている。その多くは昔からやっているライブハウスで、JASRACが万遍なくモニターしていれば1回位は引っ掛かるであろうと思う店が多い。そこからの支払いが0はおかしいだろうという彼の主張はもっともだと思った。

そもそも包括契約が正しいのだろうか?こんなことはあり得ないが、もし僕の行く店がモニター店になったら、演歌の作者はかなり困るだろう(笑)。演奏した曲だけに支払う方法はないのか?とファンキーさんはJASRACを突き上げた。すると曲ごとに90円(後に140円とJASRACが訂正。JASRACの職員ですら料金を間違う程、マイナーな契約と見た)払えばいいと渋々答える。

ライブハウスのオーナーであるにも関わらず、こんな方法があるとは聞かされていなかったとファンキーさんは憤る。でも受け取るべき作者が受けられるからとこの方法を選ぶと、JASRACの嫌がらせが始まった。手書きの用紙を送り付け、書き方にいちいち難癖を付けられるのだ。そしてJASRACはいきなり調停に持ち込んできた。

その後の顛末は本を読み進めるだけで腹の立つものであった。ファンキーさんに対する人格攻撃や誹謗中傷としか言えない書面を提出してくる。彼の言った事には一切答えず、とにかく今までの金を払えである。調停は不成立し、裁判に移行した。

強力な助っ人が現れた。ベーシストの江川ほーじんさん。演奏した曲をJASRACのリストから引っ張ってくるR.I.Sなるソフトを作り上げたのだ。知られた話だが爆スラのヒット曲ランナーはバンドを去ってゆくほーじんさんを歌った曲である。その時はかなり険悪なムードだったことをファンキーさんは書いていたが、それでも『素人でもできるのに何でお前らJASRACがやらん』と援護するって・・・男ですな。

最高裁の判決が出るが、JASRACの不備には全く触れず延滞料の利息も含めて払えで終わる。控訴審もこの通り。ファンキーさんの問題提議は全く生かされていない。この後、文化庁に告発する等、今尚彼の戦いは続いている。誰が読んでも理不尽なJASRACの主張なので、きっと戦いを続ける人が出てくると思う。その時もささやかな協力が出来るといいな。

本のおまけについてきたメディアカードにあるファンキーさんの自伝が面白かった。大学で友人が出来ず途中で止めたなんて話が・・・確かに、あの学校じゃ軽音に行く気も失せるしなぁ。先輩の弾くLaylaが聴くに堪えられず、一番汚い部室のドアを叩いてしまったワシ(笑)。ここラグビー部やったらアホな友達出来たのに・・・ファンキーさんがもう1年早く入学してたらなぁ、5年生のワシがおったし(爆)

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