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古き良き治療法

口内炎が痛い。いわゆるアフタという奴だ。医者に行っても塗り薬程度だし、どの道4~5日で治るだろうと放置プレーにしたのがいけなかった。そばつゆがこんなにしみるとは。

子供の頃、アフタが出来ると親父が直径6mm程の灰色の短い棒を患部に当て、痛みが出だすと綿にしませた食塩水を塗ってくれた。塗った途端に患部は白っぽくなり、それまでのヒリヒリとした痛みが嘘のように無くなるのが不思議だった。

後で判ったのだが、棒は硝酸銀だった。湿気に弱い性質だとかでソバガラを詰めたガラスの小ビンに入れて保管していた。大伯父が小児科の医者だったので治療法を教えてもらったうえに、硝酸銀までもらっていたそうだ。元は赤ちゃんの残ったへその緒を焼くためのものだという。

大伯父が亡くなって数年がたち、この棒を使い切ってしまったため、医者を継いだ彼の息子に無心をした。『アフタに硝酸銀?そんな治療知らんぞ』あのねぇ、教えてくれたのはアンタの親父だ(笑)。その時、彼は大伯父ほどに成績優秀でなかったからなぁと一家で笑って済ませてしまった。ごめんなKちゃん。

痛みが続き、あの即効性は捨てがたいとネットで硝酸銀棒を探してみたが確かに売っていない。どうも販売中止になっているようだ。調べるとまず硝酸銀自体に毒性があるそうだ。口の粘膜に使うのはあまりいいアイデアではないようだ。治療法も過去の遺物のように書かれている。

患部に棒を押し付けている間、チリチリと焼けるような痛みがある。(実際に焼いているのだから当たり前か?)が、食塩水を塗るまでの短い時間だし、治療そのものは10~20秒で終わる。ネット上でもこの治療を受けたという人は多かった。あの簡便性は捨て難いなぁ。

最新の治療はレーザーで焼くらしいのだが、保険が効かないという。そんな大層な機械を使わなくても、硝酸銀棒1本あれば10年はOKだ。再販してくれれば、少々の毒性には目をつぶろうじゃないか。そもそも一部の友人達に言わすと、ぼーずの口腔内には元々かなりの毒があるそーだ。(わしゃハブかいな?)
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