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モグラの電車

景色が見られないという欠点はあるが、地下鉄が好きだ。特に東京メトロは運賃が安く、連絡が行き届いているので大抵の場所は地下鉄で行く事が出来る。踏切事故は少ないし、眩しくないので昼寝にも向いている。大声で携帯をかけるバカも地上線に比べれば格段に少ない。(なんせ駅以外は圏外だからね)

地下を掘るには金がかかる。一説によると南北線(東京メトロ)で1mあたり、建築費だけで1500万以上と聞く。こんなもん民間に任せるのは無理があるのでお上の力で動かすことに文句はない。が、東京の地下鉄は2つの組織が運営している。都営と東京メトロで、この2社間はキップの互換性がないし、都営はやや割高だ。

しかし、東京メトロといえども都が50%弱の資金を出資しているのだから切符くらいは統一しろよ。石原知事は大嫌いだが、奴の持論、地下鉄の統合だけには賛成する。その前に、切符の統一はそう難しくないと思うのだけど・・・。面倒な交換手続きは必要だが、今や阪急と阪神で互いに相手の切符が使えるのだからね。

この両者に言えるのだが、サービス業という自覚が希薄なのだ。営団時代のHPはひどいものでコンタクト先が書かれていない。いわばUPしたものを見ればいいという態度だった。メトロになってもそう変わっていない、体質の改革は一朝一夕には出来ないのだとつくづく思う。

5日の夜、丸の内線で新宿から和光市に向かった。池袋に着く前に有楽町線が不通であるとの車内放送があった。丸の内線から副都心線への乗り換えは改札を出ないで済む。延々と地下に潜り和光行きの副都心線に乗り込み座ったが、なかなかドアが閉まらない。

すると放送があり、その先の駅でパンタグラフが火を噴き?点検のために止まっており、復旧の時間は不明という。先に言えよ!!振り替え輸送をしているから急ぐ奴はそっちに行けと放送しているが、また地上まで戻れと言うのか。最後発の副都心線は地の奥に設置され、もうちょっと掘ればサンパウロに出ると言われている(・・嘘ですけど)。そんなとこから移動させるなっちゅうねん。

隣に座った外国人に『今の判った?』と聞いたら『No Problem』(笑)。判ってて落ち着いているのか。そーですなぁ、時間通りに着かんのは海外の常識、こっちも座って待とう。その後、たびたび放送があるが、事象の説明ばかりでどうなるかが判らない。挙句の果ては通電の決定(すなわち復旧)が消防署にあり、メトロ側では判断出来ないという。ま、そうかもしれないが復旧させるのはメトロの仕事だ。

人間が仲介する限り、事故や不具合は起こる。問題はその後だと思う。我々民間企業は不良を起こさないよう努力するのと同時に、もし起きてしまった場合はユーザーの為に何をすべきか知恵を絞る。彼らが自分達で考えるようになるのには、あと何年必要なのだろうか。
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