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Mの悲劇

アメリカで低所得者の肥満が問題になっているそうだ。安いジャンクフードで太ってしまうというのだ。『失踪日記』の作者、吾妻ひでお氏も家出してホームレス生活を送り太ったと書いておられた。彼の場合、漫画を書くのをやめ、最後はガテン系労働を得たので一概にはそうとは言えないだろうが、たまにメッチャ食いたくなるハンバーガーが我が身に良くないのは実感として理解していた。

ということで悪魔の飯にはずーっと近づかないようにしていたのだが、先日、なぜか帰宅途中に腹が減りだした。すると目の前に取り壊しになっていたとあるハンバーガーチェーン店が新装しているではないか。即、行くぞスウィッチが入る。タイミング悪いなぁ~つい、ふらふらと入ってしまったじゃないか。

入った途端なんか変、いままでと雰囲気が違うことに気付く。店員が忙しく歩き回っているのだが、客と目を合わそうとしない。全員が気の弱いワンコさん状態になっているのだ。頼もうとしても『ちょっと待って下さい』と言うだけでいつまでもオーダーを取ってくれないのだ。

財布を持ったまま立ち尽くすという無防備でマヌケな姿のまま放置プレーにあう。やっとオーダーを取ってくれたので、申し訳ないとは思ったが苦情を垂れた。『限られた人が対応しているのだから、キャパには限度がある。どうせ渡されるまでに待ち時間があるんだから、支払だけは済ませて出来たら呼んでくれ』

というのも何待ちか判らん客があちこちで立っているので、どこに並んでいいかも判らん状態なのだ。取り敢えず座ると壁のポスターに目が行った。『商品を渡すのに1分以上お待たせしたら無料券差し上げます』これかい!元凶は!!オーダーを聞かなければ待たせた事にはならんもんね。

その時間はサービス対象外であったが、従業員は秒で追いつめられることへの嫌気が染みついているのに違いない。ワシャ、入社してすぐ1年間のライン実習に放り込まれ、秒に追われるシビアさは十分理解している。さらにメニューを見ると売りだったスマイル0円が消えている。ま、金にならんもんは捨てるに限るか。

これは『ここまで従業員を追いこんでどうする』と投書でもしてやるかと思った頃、くだんの兄ちゃんがお待たせしましたと持って来てくれた。呼んでくれたらそれでいいのに・・・ウルサイ客には逆らわんと言うことか。そこまでへりくだらんでいいぞ(笑)ま、妙に威張る変な客増えたからなぁ。あいつらと一緒に見られたと思うと・・・それはちょっと嫌だ。

※後日、この店に朝行った(また行ったんかい!は言わないで)所、普通の対応だった。昼の秒刻みが原因という僕の想像は当たっているんじゃないかな。
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