先日、小学校の同窓会をやったが話題が変わってきた。子供の話でなく親がチョイチョイ出るようになったのだ。『看取った』や『施設に入れた』はまだいい方で、男女共に共通するのは『産んでもらった恩は感じているが・・・なんであんなに鬱陶しい?!』(笑)
我が家の婆さん(あ、産みの親ですけどね)も着々とこの道を辿ってくれている。まず、話がくどい上に微妙にずれる。寛平ちゃんのボケ老人ネタを吉本劇場で見ている分には面白いのだが、横で実演されるとなぁ(笑)。『薬飲んだっけ?』・・・何の薬?・・・『さぁ?』。書く分にはどーもないが、これを毎日やられると辛いぞ。しかも毎回パターン違うし。
動きが遅くなってくるのは当然だし、仕方のないことであるのだが本人の自覚が無い。もっともこれは年寄り全般の話でウチの婆さんに限ったことではないが・・・先日、レジで後ろに長蛇の列を抱えながらオペレーターのおばちゃんと世間話を長々と始めた婆ちゃんがいた。『申し訳ないけど、後つかえています』・・・思わず言ってしまった。
自分でも気付いているが、この会話が続くと段々性格がすさんでくる。自分が不親切なのを実感することとなる。これが嫌なんだな。聞き流せばいいのは判ってはいるんだけど、余りにしつこくやられるとつい言い返すことになる。昔、従兄の兄貴が、婆ちゃんに対して逐一突っ込んでいたのを思い出した。
恐らくこの戦いは婆さんがいなくなるまで続くんじゃないかな。いなくなったらなったでまた寂しさもあるんだろうが、そこまで考える余裕が今は無い。この不毛な会話、当分続くんだろうなぁ・・・ちょっと憂鬱。
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