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ぶれない人達

会社の同僚達から『またぁ~?』と言われるほどぼーず達の高校仲間は良く集まる。ここにも書いた事があるが、級友が高円寺に『ブリキの時計』という店をやってることもあり、年に数回はそこに集まる。また先生であった老アメリカ人神父の誕生日は神戸からも参加者があるくらいだ。

教師にいい思い出が多いのは有難いことだ。最悪は母親から少し下辺りの年代だろう。1945年の夏までは陛下の為にと教えられ、それ以後は民主主義こそ世の宝であると、同じ人から教わる羽目になった。ぼーずならグレてたと思う。

面白いのは、必ずしも優しかった先生に人気が集まるわけではない事だ。暴力教師は論外だが、厳しかった先生にも元生徒から慕われている人が多いのだ。学生時代は敬遠気味でも、この歳になると話したくなる。ひとえに彼等はぶれない人達だからじゃないのか。ぶれまくり太郎君の反動だろうか(笑)。

ぼーずの学校には訓育という、他の学校で言うと生活指導を行う部門があった。担当教諭のS神父が言った言葉に『戦前はあの学校は聖書を教える左翼と言われ、今は厳しい校則で右翼扱いされたりする。でもうちは何も変わっていないんだよ。変わってきたのは周りの方なのに、世間は気が付いていない』というものがあった。昔から世間の評価はいい加減だったんだ。

このS神父は厳しかったが、ルール一本やりの人では無かった。ぼーず達は中学の間、映画館や喫茶店に行くことは禁止されていた。そんなおり、映画ロメオとジュリエットが封切られ、主役のオリビア=ハッシーの美しさに息を飲んだ。とうしても映画を見たくて、親友のハラとつるんで許可を貰う為にS神父を訪ねた。

シェークスピアの名作だから?制服着用で行きます?どうやって説得したかは覚えていないのだが、許可が下りたのだ。映画館で同級生の親に会い『あんたたちいいの?』と言われた時『S神父の許可をもらいました』と答える心地よさ。それからは良い子で暮らせばいいものを、プレイボーイを学校に持ち込み反省文を書かされ、学校の冷蔵庫から盗み食いがバレ、全校の便所掃除。この神父にはものすごくお世話になった(笑)。

今日の朝日新聞に映画監督の大森一樹さんが007のゴールドフィンガー、二度死ぬを見て夢中になったと書いておられた。彼は2年上の先輩だ。ちょっと待て。あの2本が封切られた時、あんたまだ中学生やろ(笑)。今からでいい。母校の便所掃除してきなはれ。

コメント一覧

ひげぼーず
責任の取り方はいろいろありますが、母校では便所掃除とグランドのランニング。

鍵のかかった冷蔵庫の冷凍機点検窓から食い物を抜き出し、両手にコーヒー牛乳、口にはハムの塊を咥えて入口を出たら・・捕まった。わはは。

母校は中高で1000人程度なのですが異様にトイレが多く、友人と二人で1日かかりましたわ(笑)。
PATTI
ウハハハ~大森監督に全校の便所掃除をしてもらいましょうぞ~~~(^^;)v
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