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悪玉菌も必要なんだ!

2016-11-25 13:48:09 | 新しい考え方
🌸悪玉菌も必要なんだ!🌸


ここまで、「人を太らせ、病気を招き寄せる原因」とご説明してきた悪玉菌ですが、

実は、腸の健康にとって必要な菌でもあります。

ここまでは便宜上、悪玉菌を悪者扱いしてきましたが、

もしも悪玉菌がゼロになってしまったら、

人は健康を保てなくなるほど大事な菌なのです。

日和見菌が「良いことも悪いこともする菌」であるように、

悪玉菌と呼ばれるグループに属する菌たちも「悪さもするけども必要な菌」なのです。


それでは、悪玉菌には、どのようなよい働きがあるのでしょうか。

理化学研究所の研究チームは、病原性O-157とビフィズス菌との関係について研究を行っています。

善玉菌のビフィズス菌には、O-157による食中毒を予防する効果があると知られています。

この研究によって、

ビフィズス菌が果糖などの糖分をとり込んで酢酸をつくり、

O-157が出す毒素から腸を守っていることが明らかになりました。

ここまでは、予想していた結果でした。

ところが、驚くべきことに、

ビフィズス菌を与えても、O-157の数や毒素の量は減らなかったのです。

つまり、ビフィズス菌は毒素から腸を守っても、

O-157を退治する力はないことが示されたのです。

しかも、O-157は、

ビフィズス菌がタンパク質を分解してつくり出すアミノ酸を、

自分にとり込み、自らのエネルギーにしていました。

食中毒の予防効果が高いとされていたビフィズス菌は、O-157を退治できないどころか、

不覚にも敵にエネルギーを渡していたのです。


O-157の脅威を前に、頼りになるのは大腸菌などの悪玉菌なのです。

大腸菌には、番兵の働きがあり、

腸の規律を乱す有害な病原菌が入ってくると、

真っ先に動き出し、敵を排除しようと働くのです。


また、人は自分の消化液で食物繊維を分解できません。

繊維の力が強いからです。

しかし、腸内細菌には食物繊維を分解する力があります。

自分のエサにするために食物繊維を分解し、
繁殖するために発酵させるのです。

悪玉菌にも、その力があります。

しかも、大腸菌には食物繊維の分解過程において、

ビタミンを合成する働きまで持っているのです。

さらに悪玉菌と善玉菌は、エネルギーのやりとりをしていることがわかってきました。

腸全体から見れば、両者はうまいバランスで成り立っているのです。

悪玉菌が健康的に悪となるのは、数が増えすぎたとき。

それを許すのは、私たちの食習慣!


(「一生太らない体をつくる『腸健康法』」藤田紘一郎さんより)


つまり、私たちの食事しだいで、悪玉菌も害にはならないのです。

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