goo blog サービス終了のお知らせ 

ヴァイオリンレッスン日記帳

May the violin be with me.

ヴァイオリンレッスン 2019-05-19

2019年05月20日 | バイオリンレッスン

 著名作曲家のお孫さんであり、世界的に著名な若手ヴァイオリニストのお母様のインタビューコメント 

「1か月しかなかったので、毎日「正」の字を書いて100回ずつ練習して。そうしたら850回目あたりで、なんとなく弾けるようになったんです。」(Ref: http://www.billboard-japan.com/special/detail/2157)


 もちろん、その「弾ける」という意味が、素人の「弾ける」という意味とは、明らかに次元が相違することを考慮したとしても、弾けるか弾けないかは、100回程度で判断してはいけないということ。

 私のように社会人のヴァイオリン学習者にとっては、練習時間が少ない分、思考が先行して、練習するに先立って、直線的にゴールに向かうことがスマートであると考えがちで、反復練習を避けようとしてしまう

 また、歳を重ねるごとに、反復練習が苦痛になりつつある。

 実際のところ、反復練習こそが最も効率的であるように思えるようになった。

 昨日(日曜日)のレッスンでも、先生に指に覚えさせる、すなわち、何も考えずに勝手に指がその位置にいくレベルにまで到達するようアドヴァイスを頂いた。

 1回弾く終わるごとに、正の字を書くことを練習に取り入れて、どの程度の回数で指が覚えるか、自分の体を使って実験してみることとする。

 


 
 


ヴァイオリンレッスン 2019-05-07

2019年05月07日 | バイオリンレッスン

令和最初のレッスンは午前半休を取った平日に。

 4の指を押さえる際に2の指が浮くということは、先生に習い始めた頃から指摘されてきたことであるが、音程が安定しない要因の一つとなっているようだ。

 4の指を押さえる際に、2の指をネック側に持っていくという意識があれば、2の指が4の指にもっていかれないようだ。 

 これから弾く音符に対応した指のパターンを実際に弾く前に弦上で事前準備していないことも、音程が安定しない要因の一つとなっているようだ。

【スケール、アルペジオ、3度、6度、オクターブの重音】
 基準となる指の設定など
 次の音に対する指の事前準備 

 
【Schradiek: School Of Violin Tehnics Book 1, XII 1-4】
  他の指をキープしつつ4の指だけスライド。4の指のスライドにより他の指が影響を受けてはダメ。
  2の指は浮かない。キープしてそこに3の指をくっつける。
 キープすべき指。
 
 
【KREUTZER: ETUDEN STUDIES, No. 14, 1-22小節まで】
 腕全体での移弦をしないよう注意。
 左手首がくの字にならないよう注意。
 
【Mozart: Violinkonzert Nr. 5.A-Dur】
 お休み。


ヴァイオリンレッスン 2019-04-27

2019年04月27日 | バイオリンレッスン

平成最後のレッスン。

ボーイングを変えたり、リズムを変えたり、テンポを変えたり飽きがこないように自分を騙しながら練習しとかないと、直前になって、あの時、ちゃんとやっておけば良かったと後悔することは、いつものこと。

どんなに頑張っておいても直前期間は、自分の許容範囲、求める内容が当初のものよりもどんどん高くなり、当初のハードルよりも高くなる傾向があるので、結局は、ちゃんとやっておけばと後悔する。

 進歩を十分に感じれなくなると、飽きが生じるらしい。

 

【スケール、アルペジオ、3度、6度、オクターブの重音】
 偶数ポジションの3度はちょっとずつ改善されている。そろそろバシッと決めたいところ。
  フレームを崩さない
 
 
【Schradiek: School Of Violin Tehnics Book 1, XII 1-4】
  指を上げ下げしてスライドしない。単に横へスライドする。
  ジャンプして横飛びするようにはしない。


【KREUTZER: ETUDEN STUDIES, No. 14, 1-22小節まで】
 弓の使う幅は少なめ目で
    まだまだ音程がとれていない箇所あり。
   色んなパターンで練習する。
 
【Mozart: Violinkonzert Nr. 5.A-Dur】
 今日はお休み。



ヴァイオリンレッスン 2019-04-13

2019年04月13日 | バイオリンレッスン

 合格点に対して0.1点足りなかったアンコール課題について提出用動画を撮影するためにレッスンして頂いた。

 普段の生活の中では、耳を研ぎ澄まして神経を集中して、音を聞くという機会はない。

 普段のヴァイオリン練習でも、聞いているようで、実はそんなに注意して聞いていないのでは。昔に比べれば、聞く耳を持てるようになったが。


【アンコールされたセヴシックOp.1 パート1のNo.18:Triads(3和音)】
 先に弾いた音、実際には音が鳴っていないが脳の一時記憶部に一時的に記憶されている音に対して、その音に合うように次の音符を弾く。ヴァイオリンから鳴っている音と、脳の一時記憶部に一時的に記憶されている音とが重音で鳴っているような意識。
 
 または、最初に和音を鳴らして、脳の一時記憶部に一時的に記憶されている和音に合うように、音を鳴らすような意識。

 普段使わない頭の使い方をして、どっと疲れてしまった。
 
【スケール、アルペジオ、3度、6度、オクターブの重音】
 偶数ポジションの3度はちょっとずつ改善されているが、合格レベルには程遠い。
 指は重音で押さえつつ、下の音だけの単音、上の音だけ単音の段階において、音が取れていない。
 2ヶ月弱あるから、簡単なことから着実にしないと。
 
【Schradiek: School Of Violin Tehnics Book 1, XII 1-4】
 今日はお休み。
 
【KREUTZER: ETUDEN STUDIES, No. 14, 1-22小節まで】
 弓の使う場所が先の方に移行しない。同じ場所をキープ。
 最後のアップの返し幅が少ないから、先弓に行くようだ。
 
【Mozart: Violinkonzert Nr. 5.A-Dur】
 今日はお休み。

ヴァイオリンレッスン 2019-04-06

2019年04月07日 | バイオリンレッスン
 音程を良くするのに、なぜ時間がかかるのか考えてみた。
 
 人間の脳は、コンピュータに例えられる。
 
 耳は、音波を入力する入力装置に対応する。
 脳には、情報を短期記憶する短期記憶部(一時メモリ)と、長期に記憶する長期記憶部(不揮発性メモリ)とがあると言われている。
 さらに、脳には、情報を処理する部分があり、これはコンピュータにおけるCPUに相当する。以下では、便宜上、「音程判定部」と称している。
 「音程判定部」は、長期記憶部に保存された「音程データベース」内の音と比較して、自分が弾いている音の音程があっているか否かを判定する箇所である仮想する。
 
【いい加減な練習をする人の例】
 いい加減な練習をすると、練習する度に音程が安定しておらず、脳が重要な情報ではないと判断するので、脳の短期記憶部から長期記憶部へ移行されず、短期記憶部で情報が消失する。
 
 そうなると、脳の長期記憶部に保存される音程データベースには、質の悪い音程情報が記憶され、その情報量も少なくなる。
 また、音程があっているのか否かについての判定する作業もしないので、脳のCPUに該当する音程判定部において、音程判定に関する能力が低く、更には、音程データベースの情報も少ないので、音程があっているのか否かの判断がつかない。
 さらに、世の中には、自分の音を聞かない方もいるようで、このような方は音程判定部自体がないようだ。
 
【ちゃんと練習をする人の例】
  音程について注意をしつつ練習する人は、弾くたびに適切な音程で練習するので、練習の度に同じ情報が入力されて、脳の短期記憶部から長期記憶部へ移行され易くなり、脳の長期記憶部のおける音程データベースが質、量ともに高くなる。
 また、音程について注意を練習すると、脳のCPUに該当する音程判定部における音程分解能が段々と高くなる。その上、質の高い多量の音程データベースがあるので、音程判定部が比較する比較対象が多い。
 よって、ありとあらゆる場面において、ちょっとの音程の誤りにも気づくようになる。


【例えば、新しく練習する音階の場合】
 音階にしろ何にしろ、今まで弾いたことのない音階等に対しては、脳の長期記憶部の「音程データベース」へ未だ記憶されていないのであるから、ここへ移行する練習が重要ではないか。
 
 これまでの音程データベースから使えるものを選択し、音程判定部により音程があっているか否か何度も確認する作業をしつつ、短期記憶部から情報が消失しないよう正確な音程にて継続して何度も練習することにより、新しく練習する音階を脳の長期記憶部の「音程データベース」へ移行することができるのでは。
 
 
【脳の長期記憶部の「音程データベース」を充実させるためは?】
・演奏せずとも、プロの演奏、例えば、ヒラリーハーンの演奏を何度も聴けば、それだけで、十分効果があるのでは。この点、音から入るSメソードは理に適っている。
  
・安定するまでは、いろんな教本、曲に手を出さない。長期に渡って、同じ教本を何度も何度も回す。この点、検定課題は効果的だ。
 
・正確な音程で音階をロングトーンする練習を継続することも効果的ではないかと考えれる。より長い音を出すことにより、脳へのアクセスがし易くなるのではないか。先生が言うには、あまり大きな音ではなく、比較的小さな音の方が、判断が容易で、脳に刷り込まれるそうだ。
 
・音程と指の形は密接にリンクしている。「音程データベース」と、これとは別に記憶されている「指の形のデータベース」とは、互いに強く相関している。
「指の形のデータベース」も脳内に存在することは、音を出さずとも指を押さえることができることからも明らかであろう。
 これについては、今後に考えてみよう。
 
 【脳のCPUに相当する音程判定部の分解能を上げるためには?】
 この点については、考えがまとまっていないので、今後に考えてみよう。
 
 
 「音程を良くするのに、なぜ時間がかかるのか」と言う問いについて、上記検討より、長い期間を要して形成された「音程データベース」を正しいものに書き換えたり、新たに形成するのに時間を要するからと言うのが答えだろうか。
 人間はなかなか変われないように、音程に関しても、なかなか変われない。逆に言えば、一度、正確な「音程データベース」を作れば、なかなか壊れないということ。
 
 人間とコンピュータが大きく違うのは、エージング(計時劣化)によって性能が落ちることは共通するが、人間は、訓練によってコンピュータにおけるCPUに相当する処理能力を高めることができる点である。
 
 
 検定課題のレッスンが続いている。
 
【アンコールされたセヴシックOp.1 パート1のNo.18:Triads(3和音)】
 指のちょっとした向き、ちょっとした指の間隔に注意。指の間の触り具合を意識して、記憶する。
 
【スケール、アルペジオ、3度、6度、オクターブの重音】
 偶数ポジションの3度はちょっとずつ改善されているが、合格レベルには程遠い。
 
【Schradiek: School Of Violin Tehnics Book 1, XII 1-4】
 音程を崩すトラップポイントが埋め込まれているので注意。
 
【KREUTZER: ETUDEN STUDIES, No. 14, 1-22小節まで】
 同じ音符、パターンの箇所は、同じように弾く。
 
【Mozart: Violinkonzert Nr. 5.A-Dur】
 今日はお休み。