ヴァイオリンレッスン日記帳

May the violin be with me.

第56回_09/08/29

2009年08月31日 | バイオリンレッスン
第56回_09/08/29

 今日のレッスンは、非常に内容が濃く且つこれまでのレッスンで最も為になるレッスンでした。日頃から、これまで言われたことに注意をしておけば、このレベルの重音なんて、練習しなくても、弾けるはずです。なぜ、弾けないか?
 ここに、来てようやく、先生の断片的な注意が、一つにまとまりました。
 2年目の目標は、「Solid Left Hand」の習得に尽くします。したがって、練習方法を根本的に変更することにしました。今までの練習方法は、オケ時代から身に付いていた練習方法であって、早弾きには対応していたのものの、重音のための練習には対応していなかった。これからは、重音、早弾き、ハイポジ等にも対応できる練習方法に変更しようと思います。

 今日の課題と注意点
●スケール⇒合格
 次、行きましょう。やはり、Solid left handを形成する練習として、スケールは大事ですね。

●カイザー31番(篠崎カイザー32番)⇒アンコール
 ・4321、4321、4321、4321という運指が連続するエチュードです。このような練習曲は、クロイチェルの11番に出てきますが、練習目的は同じ趣旨でしょう。
 ・どうして、わざわざ、4321、4321、4321、4321という運指になっているのか? をちゃんと、理解して弾かないと、この練習曲を弾くのは時間の無駄である。
 ・31番に来て、ようやく、カイザー練習曲を練習する本当の意味が分かってきました。カイザーで習得すべき主な左手の運指テクニックとしては、この曲、特に、4321という運指に集約されているような気がします。

●モーツアルト ヴァイオリンコンチェルト 第3番第1楽章
 ・今日は、レッスン時間の半分以上が、カデンツァに費やされました。
 ・重音に対しては、Three-steps練習法。
 ・3又は4和音に対しては、Nの法則。

次回の課題。
 ・スケール
 ・カイザー31番(篠崎カイザー32番)⇒この練習曲の趣旨に沿った練習をしてくること。でないと、全くの時間の無駄ですよ。
 ・モーツアルト ヴァイオリンコンチェルト 第3番第1楽章+フランコのカデンツァ

 今日のレッスンで、視野が一段と広くなりました。今日のレッスンのお陰で、バッハのシャコンヌが見えてきました。これからは、楽譜の分析(楽曲的な分析ではない)にかける時間が増えそうです。何をすべきか分かっただけでも、半分弾けたも同然ですよ。

第55回_09/08/16

2009年08月17日 | バイオリンレッスン
第55回_09/08/16

 現在の先生に習い始めて2年目になります。先生の指導は一貫し、何度も何度も同じことを繰り返して注意してくれるので、非常に分かり易いです。また、自分の今の実力から手が届きそうな技術等を教えてくれるので、ついつい手を伸ばしてしまいます。

 今日の課題と注意点
●スケール⇒合格
 下降時に、4の指が全部低い。4の指は意識しないとすぐに低くなるので注意。
 次、行きましょう。

●カイザー30番(篠崎カイザー31番)⇒なんとか合格
 ・2ページ目の数小節(移弦が激しい箇所)には相当苦しめられました。この箇所がなかったらアレグロモデラートで弾けるのですが、この箇所は最後までテンポでは弾けませんでした。あと、500回くらい練習したら弾けたかもね。
 ・まだまだ、ハイポジでその音のみを取りにいっている。“ポジション”を取りに行くように。
 ・移弦箇所で遅れる。
 ・次は、31番、ポジションチェンジ+臨時記号のオンパレードなエチュード。

●モーツアルト ヴァイオリンコンチェルト 第3番第1楽章
 ・モーツアルトの音の出し方を学ぶ。右手の本当に微妙な動きが重要ですね。
 ・ポルタート弾きがなかなか上手くいきません、完全に切ったらスタッカートになってしまい、逆に中途半端だと、単なるスラーになってしまいます。まずは、右手だけで練習です。
 ・音を押し込め、音が下向きになってブラームスの曲を弾いているみたい、モーツアルトの曲には聞こえない。上に、上に上向きに。
 ・スタッカートの箇所は跳ばしすぎ。半跳ばし気味にして、腕から跳ばすのではなく、手首から先を使うこと。
 ・その他たくさん。
 ・モーツアルトの曲は譜面上そこまで難しくはないが、モーツアルトの“カラー”を出して弾くのが難しい。
 
次回の課題。
 ・スケール
 ・カイザー31番(篠崎カイザー32番)
 ・モーツアルト ヴァイオリンコンチェルト 第3番第1楽章+フランコのカデンツァ

 先生が弾くと、音が立体的に聞こえます。微妙な右手のコントロール、特に右手人指し指の絶妙なコントロールが重要なのでしょうか。どうやって弾けばいいか、分かっているつもりなのですが、なかなか先生のような音が出せません。先生の音を聞いた後は、自分の音がいかに平面的であるのかが分かり、凹んでしまいます。
 さて、カデンツァの箇所をそろそろ本気で練習しようかと思います。フランコのカデンツァは、violinmasterclassに演奏ファイルがあります。
http://violinmasterclass.com/scales_qt.php?video=sca_perf3&sctn=Performances

第54回_09/08/01

2009年08月03日 | バイオリンレッスン
第54回_09/08/01

 発表会後の最初のレッスンであり、ヴァイオリン復活後2年目に突入しました。
 さて、今日から曲は、モーツアルト、コンチェルト第3番第1楽章です。ヴァイオリン学習者であれば、誰もが学習する曲だそうです。去年の学コンにおいて小学生の部の課題曲でありましたしね。
 楽譜は、先生と同門のK野M之編の全音楽譜出版社の楽譜を所有していたのですが、さすがに、ヴォルトーゾテクニックのない私にとっては、イザイのカデンツァなんて明らかに無理です。
 ということで、カデンツァは一般的なフランコに選びました。所有CD(ムター)もカデンツァはフランコです。フランコのカデンツァが収録されている楽譜はG.Shrimmer出版から出ています。

 今日の課題と注意点
●スケール⇒合格
 次、行きましょう。

●カイザー30番(篠崎カイザー31番)⇒再アンコール
 ・前半はよく弾けているが、後半(特に2ページ目の頭から)が練習不足
 ・松葉(クレッシェンド、ディクレッシェンド)を全く無視して弾いている
 ・アクセント箇所で遅くならない
 ・楽譜に忠実に!!(ラレンタンド、テンポ記号を見落としている)

●モーツアルト ヴァイオリンコンチェルト 第3番第1楽章
 ・カデンツァまで基本的奏法、ボーイング等の確認
 ・出出しの重音は、3つ同時に弾くのが慣例
 ・モーツァルトのトリルは上から
 ・5連符をトリルとして弾かないこと。
 ・デタッシュで弾くべき箇所を勝手にスピッカートで弾かない。
 ・ポルタート弾き
 ・最初からテンポで弾く練習をしないこと、まずは、レッスンでもゆっくりから
 ・カデンツァも練習してくるように(本来の学習の目的は、ここにあるらしいです)。
次回の課題。
 ・スケール
 ・カイザー30番篠崎カイザー31番)(再々アンコール)⇒後半
 ・モーツアルト ヴァイオリンコンチェルト 第3番第1楽章

 これまで遊び弾きで、全音楽譜出版社のK野M之編の楽譜を使って練習していましたが、フランコの楽譜とは、スラー、スピッカートかデタッシュか、トリル等違う箇所がたくさんあって、楽譜はフランコですが、弾き方は全音の楽譜に基づいて弾いていたので、楽譜通りに弾いていないと指摘される箇所続発でした。しかし、指使いは、全音の楽譜を使った方が明らかに弾き易いですね。