ヴァイオリンレッスン日記帳

May the violin be with me.

検定課題の分析(G7)-A

2019年07月22日 | 検定

【課題A:スケール等】

 G7から上のグレードでは、カールフレッシュのスケールシステムが課題とされる。重音については一部のグレードで小野アンナ音階教本から出題されている。
 以下のように音高(音大)での入試課題となっているので、いよいよ入試を意識したものと言えよう。
 最高グレードは、G高と同等のレベルとなっているではないか。
 高校受験ともなると内申点も多少なりとも加味されるであろうし、コンテストの入賞歴が全くない等、アピールポイントがない場合には、ある程度上のレベルのグレードに合格して内申書に書いておけば、プラスに働くのではないかと考えられる(あくまでも、素人の憶測にしか過ぎない点に留意されたい)。
  

  検定課題 高校入試課題
  G7 G8 G9 G10 GD

T京G大
付属高

T朋
女子高
T京音大
付属高
T都立
総合G高
スケール ♩=50以上 ♩=50以上 ♩=60以上 ♩=70以上 ♩=120以下 ♩=108以下 --- ♩=60以上
分散和音 ♩=50以上 ♩=50以上 ♩=60以上 ♩=70以上 ♩=120以下 ♩=108以下 --- ♩=60以上
分散3度 --- --- ♩=60以上 ♩=70以上 ♩=120以下 ♩=108以下 --- --- ---
半音階 --- --- ♩=60以上 ♩=70以上 ♩=120以下 ♩=108以下 --- --- ---
3度の重音 ♪=50以上
(小野アンナ)
♪=50以上
(小野アンナ)
♪=60以上 ♪=60以上 ♪=80以下 ♩=50以下 --- ♪=60以上
6度の重音 ♪=50以上
(小野アンナ)
♪=50以上
(小野アンナ)
♪=60以上 ♪=60以上 ♪=80以下 ♩=50以下 --- ♪=60以上 ---
8度の重音 ♪=50以上
(小野アンナ)
♪=50以上
(小野アンナ)
♪=60以上 ♪=60以上 ♪=80以下 ♩=50以下 --- ♪=60以上
フィンガード・オクターブ --- ♪=50以上
(小野アンナ)
♪=60以上 ♪=60以上 ♪=80以下 ♩=50以下 --- --- ---
10度の重音 --- --- --- --- ♪=80以下 ♩=50以下 --- --- ---

 


ヴァイオリンレッスン 2019-07-21

2019年07月22日 | バイオリンレッスン
 今日も曲のみのレッスン。
 モーツアルトを選んだ理由は、次のグレードのスケールと同じ調だからであり、音程が取りやすい(音程が外れたら分かりやすい)から。
 
【Wolfgang Amadeus Mozart ,Violin Concerto No. 5 in A Major, K. 219】
 先生のピアノ伴奏付きで1楽章を通した後に、細かく見て頂いた。tuttiを弾いているようで、soloには聞こえないとのこと。
 
 楽譜には書かれていない解釈に関する部分、フレーズについては、これは習わないと無理であろう。音大では授業で習うそうだ。
 
 この辺は、何も考えずに、先生の言う通りに弾くことを徹底しているが、言う通りに弾く技術がないのか、なかなかそれが難しい。
 
 技術さえあれば、表現力も増す。表現できるヴァリエーションが増えれば音楽性も?
 
 基本的なテクニックこそが最優先課題である。
 
 技術>>>>>>>>>>>>>>>>>>音楽性
 
 さて、次のグレードの検定課題について先生にお伺いしたところ、次も大丈夫なのでは?というご助言をいただけたので、間に合ったら受験してみることとしよう。
 
 
 

検定結果②

2019年07月14日 | 検定

 某ヴァイオリン検定の結果と講評が届いた。

 細かい点数については支障があるといけないので、合否のみを記載することとします。


【課題A:スケール、アルペジオ、3度、6度、8度の重音】 →合格
  己-審査員:→ 合格
  -審査員:→ 合格
  丙-審査員:→ 不合格

【課題B:Schradiek: School Of Violin Tehnics Book 1, XII 1-4】→合格
  己-審査員:→ 合格
  -審査員:→ 合格
  丙-審査員:→ 合格

【課題C:KREUTZER:No. 14, 1-22小節まで】→合格
  己-審査員:→ 合格
  -審査員:→ 合格
  丙-審査員:→ 不合格

 余裕を持っての一発合格でなかった。そろそろ、グレードに対する基礎力貯金がなくなってきたので、基礎力を貯金をする練習をしないと・・・

 次のグレードからはいよいよカールフレッシュが登場する。

 



ヴァイオリンレッスン 2019-07-06

2019年07月06日 | バイオリンレッスン

 街中でヴァイオリンを抱えている人に出会うと、この人はプロなのかアマチュアなのか、これから練習にし行くのか、本番なのか、ケースはどのようなものを使っているのか、ついつい観察してみたりします。

 先日、雨の中、とある音大に向かう商店街を駅の方に向かって歩いていると、駅の方からヴァイオリンを背に抱えた女性が一人で歩いて来ました。

 音大、音教がある街なので、ヴァイオリンケースを抱えた方は、全然珍しくないので、大学、音教関係者かなと思いつつ、いつものように観察してみると、あれれれれれ、どこかで見たことがあるような。。。。。

 いや、でも、この商店街を駅の方から大学へ向かって歩くということは電車で来ていることを意味しており、その方が電車に乗るというイメージが全くなかったし、むしろ、御付きの方が案内しているというイメージがあったので、改めて顔を確認すると。。。

 その方は、間違いなく、タングルウッド音楽祭で著名になったあの“グリーン”なお方でありました。ネットで調べてみると、その日にその音大での特別レッスンの招聘講師として召かれていたようです。

 実際にお目にかかると比較的小柄の方で、あのようなパワフルな演奏をする方には見えませんでした。

 片方の肩で背負うよりも安定するのか、楽器を両肩で背負う人は、プロ率が高いように思います。

 

 さて、本日のレッスンは、中断していたWolfgang Amadeus Mozart ,Violin Concerto No. 5 in A Major, K. 219

 左手に関して、一旦置いた指が途中で浮き指になり、浮いた指を再度置くのが遅れてしまい、左手と右手が整合しなくなる。早く弾くと、それが顕著になってしまう。

 右手に関して、弓の場所、アクセントなど、問題山積で、アーティキュレーションを考えて弓が使えていない。要は、何も考えていないような弾き方。

 実際、何も考えていなかったが、名曲はね、考えなくても、弾いているだけで楽しいので、ついつい。

 楽譜にかじり付いていないで、もっと、自分の左手の運動、右手の運動を観察しないとね。