Blog ©ヒナ ─半径5メートルの毎日から見渡す世界

ラテンアメリカでの日々(1999〜)、さいたま市(2014〜北浦和:2021〜緑区)での日記を書いています。

夏野菜

2021年08月09日 | 日本で暮らすなかでの日記

「以下の基礎疾患をお持ちの方は優先してワクチン接種を」というので、基礎疾患の一覧表を数えてみる。

 1、2、3、4、と指折り「4飜満貫確定」。

 さらに「もうついでに体の隅々まで総点検」と珍しい発想をしたが最後、虫歯の詰め物やり直し→剥がして新たに虫歯発見で、いまで何カ所目だ。間違いなく「倍満」確定。

 ということで、ワクチンを打ちに行くわけだが、どうやら下馬評では接種語二日くらいは寝込むという。

 なんか、さいたまでも「これ都の数値か?」と思うくらいの感染者数。いっちょまえに田舎な浦和美園でも安心してる場合ではない。

 職域接種ですでに二回目を終えたシェアメイトが、「ナカタさん。熱でたりしますけど、それはコロナの症状とは関係ないですから。ワクチン(からの症状)なので」という。

 

 「・・・」

 

 抗体作るためのワクチンって、「ぷちコロナ」を打つわけでしょ?ならその症状って、「もろコロナ」なんじゃ・・・

 この見立てがあってるならば、この数日こそ、絶対籠城作戦だ。

 ということで、近所の野菜無人販売所へ、500円玉握りしめてチャリを漕ぐ。

 いいあんばいに猛暑だわ雨は降るわで、野菜が採れまくるのか。

 もはや農家のおばちゃん、袋に詰める気力も無く。

 種類毎にどかっと野菜を彫り込んだまま、ビニール袋を備え付けておいて「詰め放題100円」、と。

 まだガレージの奥には、キュウリやらナスビがコンテナ箱に山盛り。

 こういう状況になったら、「また無くなったらきたらいいや」と心には寄せては引くさざ波。

 「日帰り山梨バスツアーお一人様3800円(最後に桃の詰め放題あり)」のオバハンみたいに、ビニール袋を引き延ばしてまで詰め込もうなどとは。

 黙って500円玉をチリンと、ブルボン「ルマンド」の空き缶に穴空けただけの料金箱に入れて物色する。

 オバちゃんが奥から出てきて、あれやこれやとまたまた、払った500円の内訳がわからんよーになるくらいの野菜を抱きかかえさせてもらう。

⇧この右のシンクに、ヘチマみたいなキュウリがあと5本くらいと、なすびが10個くらいある。

 

 

 帰宅したら玄関で、ヤマトのお兄ちゃんがピンポン押してた。もう一人のシェアメイト宛の重たい箱だったが、イッパツで中身を確信。

 女子高生のグロスかと思うような、もの凄い桃の匂い。

 案の定、数時間後には、まぁまぁ、それはそれはゴキゲンな表情のでっかい桃をみっつももらった。「そこで一緒の皆さんにも」ということ。三部屋しか人いないのにね。シャワールーム四つもあるのに。

 コロナでみんな自炊してるのに、スペースありまくりの冷蔵庫には、ということでプリンプリンの桃たちが、それはそれは「密」状態に。

 「皮は剥かない方が美味しいみたいですよ。軽く洗って丸カブリが」

 奥歯治療しまくりがこんなとこで裏目に出るとは。

 食べてみると「コリコリ」してる。「上等な桃は、柔らかくて囓ったら果汁がしたたり落ちる」というのは、ナカタのような庶民の偏見。

 これだけ新鮮で、手塩にかけてつくられた桃(品種にもよるとは思うが)、歯ごたえあるのに「熟れ熟れ」。

 

 

 焼酎の「百年の孤独」とか、伝説のラム酒「Ron de Zacapa」(グァテマラのサカパ県産。グァテマラなら一本3千円くらい。旧友で、古くからのたっけークラブやってるママ曰く「ウチでは、値段は」と、i-Pad PROくらいの額を言われた)などがそうであるように、これ、もはや世間一般でいうところの桃ではない。それはもはや「美味しい食べ物(桃風味)」。(←余計に安っぽい表現になってしまった)

 

 いろんな野菜や果物に囲まれる。

 これはとても贅沢なことだと思う。

 

 駄文、ごめんなさい。 



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