タイコたたきのいえ

建築家とスタジオつきの家創り

墨打ち

2009-05-05 19:39:38 | DIY

さて、アンカーの練習も終わったところで、
今度は壁のどの位置にアンカーを埋め込むかを決めます。

アンカーはコンクリートの壁と木下地の胴ぶちを固定するために
使いますので、胴ぶちの位置を墨打ちしていきます。
ピッチは455mmで格子状にします。

といっても、壁全体にまっすぐな垂直と水平の線を引くのは大変です。
大工さんが使っていたやつを安価でホームセンターで見つけたので、
買っちゃいました↓



「DIY用レーザー墨出し器」、2000円とお手ごろな価格です。
水平器に合わせて壁に取り付けると、まっすぐなレーザー線が
壁にうつるので、それを油性マジックでなぞっていきます。



きれいな格子状に墨が打てました。
次はひたすらアンカーを打ちこみます。


DIYer リハビリ

2009-05-03 20:23:19 | DIY

熱割れの件も解消し、早いもので、もうすぐこの家に住んで一年になります。

いろんな方に来ていただいたりして、楽しく過ごしていますが、
肝心のバンド練習はまだできていません。

タイコたたきもようやく重い腰をあげて、
防音室を完成させようと、立ち上がりました。

今の防音室はRC打ちっぱなしに、ドラムセットをおいているだけです。
これでも、小さい音で叩く分にはいいですが、
さすがにフルパワーでたたくと反響しすぎて、耳がおかしくなります。



まずは、ちゃんと天井と壁と床を貼って、吸音環境を整え、
ちゃんと練習できる場所にします。

天井と壁と床を貼るためには、まずは木下地+断熱が必要です。
断熱は、建築家の藤本さんに頼んで、ウレタン吹き付けを
専門の業者にしてもらうことにしています。

木下地をコンクリートと接着されるためには、
いろいろ方法があるみたいですが、
これも藤本さんに色々教えてもらって、
プラグアンカー+接着材で接着しようと思います。

少々面倒ですが、強度は最も出そうです。
狭いので、天井や壁に機材を引っ掛けることもあるでしょう。
やってみないことにはわからないので、とりあえずトライトライ。

とりあえず、近くのホームセンターでも入手可能な
アンカーを使うことにしました。

ストレートアンカーはおねじ型、カットアンカーはめねじ型です。



おねじ型では今回の下地の厚さに満たないし、
藤本さんのアドバイスもあって、ボルト側で調整可能なめねじ型にしました。

ホームセンターで一番細かった口径がM8だったので、
それにあうドリルビットも購入しました。



どりゃぁぁ。
コンクリート固てぇぇぇ。




10分ぐらい格闘し、何とか45mmの穴が空きました。
ブロワーとか吸塵機を持っていないので、削った粉は
とりあえず吹き飛ばしました。
作業を快適にするためには、吸塵機は必要ですね。

アンカーを穴に挿入しました。



専用のジグでアンカーをハンマーで押し込みます。
これでようやく一個出来上がりです。



んー。思ったより手間取りました。
これを160個ぐらいやるとなると気が遠くなります。

ちょっとピッチを飛ばそうかなぁ。
壁はともかく、天井はどうやってやろうか作戦が必要です。


半年後の異変

2009-02-08 22:26:54 | 家創り
あーる晴れたー、昼下がりー、家の窓が割れたー!




といってもですね、別に盗難被害に遭ったわけでも、
いたずらや隕石がぶつかったわけでもありません。自然に割れたんです。

とりあえず半年点検のついでに、
工務店とガラスメーカーさんに見てもらいましたが、
「熱割れ」が原因とのこと。

どうも冬の晴れた日に、冷えたガラスに日光が当ることによって、
急激にガラスが暖められ、ガラスが割れることがあるらしいのですが、
何せまだ半年しかたってないし、経年経過でガラスの強度が落ちたとは思えない。

が、メーカーさんの回答としては、

自然現象なので保障できない

とのこと!(怒)

いやいや、どの建物でも冬はやってくるし、当然日光も当ります。
そんな自然現象が起こるのがわかっていて、
メーカーとして保障できない製品を世の中に送り出しているのかが
全く理解できません。

さらに、この割れたガラスというのが曲者でして、
網入りガラスといって、準防火地域では義務付けられているガラスなんです。
だからウチにとっては、このガラスしか選択肢がないわけです

が、中に鉄の網が入っている分、なんと強度は半分しかなく、
防犯に役立たないばかりでなく、熱割れもしやすいものなんです。

ガラスを取り替えると数万円かかります。
取り替えても網入りガラスを入れれば、
また熱割れする可能性もあり、根本対策には何もなりません。

かといって、普通の透明ガラスに変えるっていうのは、法律違反です。
なぜ、そのような状態をメーカーも国もほっとくのでしょうか?

火災報知器とか24時間換気とか意味わからんものを義務化しといて
防火のためにという名目では、相変わらず石膏ボードと網入りガラスですか??
理解に苦しみます。


服を収納するアイデア

2008-09-21 16:33:23 | DIY

防音室も一段落したところで、今度は部屋のインテリアなんぞも考えてみます。

台所はツマの城なので、色々アイデアを振り絞っているようですが、
直近として困っていることといえば、服を置く場所がないということです。

以前作った壁収納の奥行きは20~30センチしかないので、
ココにハンガーに吊るすスーツとかワンピースを収納するのは至難の業です。

とりあえず畳めるものは、ベッド下の収納と壁収納に収めました。
スーツの肩幅を考えると奥行きが50センチは必要で、
寝室にそのようなスペースはありません。

寝室の上がロフトになっているのですが、
ロフトと柱の隙間がちょうど20センチです。
ここであれば、何とかスペースを取れます。

おなじみになってきたIKEAに行って、
この隙間にハンガーを吊るすものを探します。。。

タオル掛けや、コート掛けはありましたが、
どれも強度が弱かったり、収納量がなかったりと
なかなかいいものがありませんでした。

そんな中、バスルームのコーナーにあった、
999円の手摺がかなり良さそうだったので、
コレを購入しました。



さっそく取り付けました。
かなりいい感じです。


防音ドアづくり~完成

2008-09-04 00:56:38 | DIY

ウチの防音ドアは2組でセットなので、
同じ手順でもう1組ドアを作りました。

一組目で慣れている分、手際は良かったですが、
枠が長方形に組めなかったりとか、垂木が割れたりとか
ちょっと苦労しました。
やっぱ、ビギナーズラックってやつもあったようです。

ま、それでも設計どおり2組のドアが完成しました。



さっそく、防音室にスピーカーとiPodを入れて鳴らしてみました。
大体耳が痛くなるぐらいなので100dBぐらいでしょうか?

一枚目のドアを閉めると部屋で聞くぐらいになり、
二枚目ではわずかに聞こえるぐらいです。

まーそれでも、曲が何かがわかるぐらいには聞こえてしまっているので
NGですね。

原因はやっぱり上下の隙間から音が漏れています。



徹底的に隙間をゴムで埋めていきました。

既製品と違って隙間が一定ではないので、
不恰好ですが、隙間が大きいところは厚めのゴムを使いました。

部屋を真っ暗にしても、ドアの隙間から
光が漏れていないことを確認し、さぁもう一度テスト。

今度は、同じ音量でもまったく聞こえませんでした。
ドラムを叩いてみても、昼間であれば問題ないレベルです。

内装がないため、ちょっと響きすぎますが、
念願の家でドラム練習とは感無量です。

しばらくはジャズなんぞ練習して過ごします。

防音ドアづくり~3日目

2008-08-18 00:19:21 | DIY

さて、最後にドアのハンドルの取り付けを行います。

ドリルで扉に対して垂直に穴をあけることも、
ドア作成の難しさの一因のようです。

普通はドリルスタンドとかを使って正確にくりぬいたほうが良いようですが、
結構高価なのであきらめました。
慎重に測って表面と裏面からできる限り垂直に穴を開けていきます。
失敗は許されませんので、少しずつ確認しながら掘り進めていきます。



結果きれいに穴をあけることができました。

次に、ハンドルの固定するねじの位置を紙に写し取って、
穴の開ける位置にしるしをつけていきます。
ハンドルに付属していたのは金属用ビスでしたが、
今回は木製なので、木めじで扉内のフレーム部分に固定しました。



ここまでくると防音スタジオでおなじみのグレモンハンドルがお目見えです。
がっちり閉められそうです。

今度は、受けの金具を建具枠に固定します。
一般的なノミでの加工となります。

ノミなんて初めて使うので、最初は苦労しましたが、大分コツがわかりました。
慣れたら、トリマーよりもつかいやすいかもしれません。



多少金具の位置を調整するために、補助用の木材と接着剤でくっつけて
それを受け金具のカタチに加工しました。




扉としては、ほぼすべての作業が完了しました。
次は隙間をゴムで埋めて、防音性能の確認です。


防音ドアづくり~2日目

2008-08-17 00:34:02 | DIY

さて、扉枠が無事出来上がったところで、
今度は表面の扉板の部分を作っていきます。

まずは、ベニヤ板にタッカーで防音シートを留めていきます。
防音シートはわずかに1.4mmですが、扉板分の広さで7kg近くになります。
できるだけ多めに、10cm間隔ぐらいでパッチンパッチン留めていきます。
余った部分はカッターで簡単に切れました。



今度は扉枠と防音シートを貼った扉板を合わせて、
木ねじでしっかりと留めます。
ベニヤは防音シートの重さでたわんでしまっているので、
まっすぐになるように枠に固定します。
こちらも約10cmおきに扉枠と扉板を留めていきます。



普通のフラッシュ戸では、表側の扉板も同様に作成して蓋をするのですが、
このままでは、中が空洞になっているため、両側の板がタイコとなって共振して
しまう可能性があります。

基本的には、遮音層→空気層と重ねることによって、
効果的に防音ができるようですが、共振しては元も子もありません。

このため、通常はグラスウールとかをパンパンに詰めるみたいですが、
家の断熱材の施工とは違うので、タッカーで留めればよいわけではなく、
袋から出して、パンパンに詰めるのは難しいそうだと思いました。

あるスタジオ施工関連の本によると、石膏ボードの中空壁を埋めるのに
発泡スチロールの球を使ったことがあるとの記述がありましたので、
今回の防音ドアもこの方法でやっていることにしました。

さっそく、クッション用の発泡スチロールの球を敷き詰めます。
プチ枯山水です。



少し多めに入れて、表の扉板を貼り付けるときに押さえつけます。
表側の扉板にも同じように防音シートを貼り付けます。

これで、ベニア9mm+防音シート1.4mm+芯材38mm+防音シート1.4mm+ベニア9mmで
約60mm厚のドアが完成しました。重さは35kg程度です。

いよいよ扉を吊って、建具枠に取り付けます。
うっ、やっぱり重い。おりゃー。



やったーっ、成功です。

取り付けるのは苦労しましたが、ある程度調整済みだったので、
すんなり扉の開け閉めはできました。

一番困難な部分は何とか乗り越えられました。
ふぃーっ。

明日はハンドルと受けの取り付けです。


防音ドアづくり~1日目

2008-08-15 23:39:29 | DIY

オッス、オラ、タイコたたき。
今回はとうとう防音ドア作りだ~。
オラわくわくすっぞ~。

まずは近くの業務用ホームセンターに材料を買いに行きます。
すでにあるものを除くと、全部で7000円ちょっとぐらいでした。

(1)ベニヤ板(1800mm×690mm×9mm)×2
(2)芯材(2x2材 1800mm×38mm×38mm)×4
(3)丁番(3次元ボールヒンジ)×4
(4)タッカー
(5)防音シート(N140 5000mm×900mm×1.4mm) ※S後輩から無料で入手 m(_ _)m
(6)グレモンハンドル(60mm仕様) ※以前にネットで購入
(7)クッション用発泡スチロール



ポイントは、なにせ防音ドアはおろか、ドアを作るのなんて初めての経験なので、
一番難しいと思われるドアの吊り込みをいかに成功させるか、ということです。

そこで考えた秘策とは・・・

(1)ドアを作る前に丁番の取り付けをする。
 (まずは棒一本のみで。次に枠の状態で位置調整を行う)
(2)ドアをべらぼうに重くしない
 (とりあえず40kgぐらいで作成。後から防音シートを貼る等して調整予定)。
(3)扉自体のねじれをできるかぎり防ぐ。
 (ベニヤ板を目安に、まったく同じサイズで枠を作成)

上記より、今回は垂木を組んでベニヤで挟んだフラッシュ戸の作り方で、
作っていくことにします。垂木は割と狂いが少ない2x2材を選びました。

ベニヤ板は、ホームセンターでカットしてもらったのでmm単位の精度が出ています。
まずは、垂木となる2x2材を慎重にカットして、ベニヤにピッタリあわせます。



次に丁番を取り付ける芯材だけを取り出し、丁番を取り付けます。
丁番は、調整の手間を考え、3次元ボールヒンジにしました。
枠側と扉側が別々の丁番となっており、最高4mmの上下左右前後の調整が可能です。
2個吊りで25kg耐荷重なので、4個吊りにします。



丁番を取り付けた芯材がねじれ・曲がりなく動作するかを確認し
まずはデフォルトの調整をしました。

次に、丁番を取り付けたまま、ベニヤ板に合わせ枠を組み立て、
もう一度吊りこんでみます。

あれ?

下側の枠が摺っているようです。
どうやら思いのほか重さでドアが傾いているようです。
これからさらに重くなるので、調整に頼らず5mmほど下側をカットしました。



やっとスムーズに動作しました。

つづく・・・。

シロモノ家電

2008-08-10 10:24:32 | 家創り

賃貸のころからAV機器・PCにはわりと充実している我が家でも、
はっきりいってシロモノ家電はお粗末がちです。

そりゃ世の中、省エネでいいものがでているっては知ってますけどね。
あるもので間に合わせて暮らしてきました。
日本の家電の高機能なものに対する不振感もあります。
(オゾンとかマイナスイオンとか自動とかなんとか)

でも、本当は好きなんです。メカっぽいやつとか自動で動くやつ。
壊れるかもなと思うけども・・・、イイッ!!

余談ですが、電化製品で一番壊れるのはメカ部品だとおもっちょります。
SWとかモータとか、扉の勘合だとか・・・。
当たり前ですが、物理的にへたるんで。
あとメーカさんも耐久テストはやっても数年の経過後のテストは難しいので。
一番初期不具合が多いのは、マイコンを制御しているソフトだとは思いますが・・・。

さておき・・・。

まずは、とうとうエアコンがつきました(ババーンッ)
いまはやりのお掃除機能はおいといて、基本スペックを重視しました。

ウチの家は間仕切りがなし&吹き抜けなので、
複数エアコンを購入するか、能力の高いエアコンが必要です。

まー、正直この5年間エアコン使わなかったので、
寝室には必要ないので、2FのLDK(?)に
設置することにしました。

できるだけ余計な機能がついてないシンプルなエアコンということで
日立の「白くまくん」ステンレスにしました。
能力は一応家庭用では最高の単相200V 7.1KWです。



普通のエアコンて単相100Vなので、単相100V->200Vへの変換が必要なのですが、
200Vはブレーカまで来てるので、ブレーカの設定だけで終了です。
早速ONしてもらうと、なんということでしょう。一瞬で部屋が冷えました。
能力が高い+PAMエアコンだからでしょうか?
突発的にしかつかわないウチにはピッタリです。

さて、お次は乾燥機付洗濯機(ババーンッ)
今まで、長年it'sシリーズ(by 一人暮らしのお供)のものを使っていましたので、
ドキドキです。



昨今の乾燥機付洗濯機って大きいので、寸法がぎりぎりなんです。
洗濯パンの寸法より大きいですから。

せっかく工務店の方に作っていただいた、目隠しの中に入らないと
もったいないので、それに合う寸法のものが、
これまた日立の「ビッグドラム」だけでした。
業界最薄です。音も静かです。ありがとうございます。日立さん。

というわけで、人生初の買い物が続きますが、
少しずつレベルアップしていっています。


棚作り

2008-07-30 23:33:27 | DIY

さて、更新が滞りましたが、タイコたたきの家はまだちょこっとだけ続きます。
(ド○ゴンボール風)

[前回までのあらすじ]
防音室のある自邸を求めて、
建築家さんと工務店さんを求めて、
家作りの旅に出たタイコたたき一行。
妖怪変化をぶっ飛ばし、旅路の果てに、
良い立地に最高の家は完成したものの、
引越しやらサイヤ人の来襲やら何やらで、
すっかり防音室は置き去りに。
果たしてタイコたたきの運命は・・・・

引越し後、一月経ちますが、何かと荷物が片付きません。
なんでかと思ったら、ウチは収納がまだありませんでした(アハハッ)。

棚のベースとなる木の柱は備え付けられているので、
重いモノを乗っけるところは固定棚に、それ以外は可動棚にしました。
とりあえず近くのコーナン(ホームセンター)で、棚の金具を買い占めました。

業務用ホームセンターに行くと4000x500x25の杉の集成材が今月の目玉商品に。
これは買いだと思って、合計5枚を買いカットしてもらいました。

しかしサイズをピッタリに注文したせいで、棚がうまく入りません。
幸いウチには丸ノコがあるので、サイズに合わせて調整しました。



なかなかいい感じです。
マンガがほとんど収納できました。