初伏の日

2012-07-19 15:37:12 | 日記
きのう(7月18日)書類を出しに学校に行って来ました。
学校近くの駅と学校間を走る学校のシャトルバスの時間をホームページで確認し、電車の切符を予約しました。
学期中は頻繁に運行していますが、休みの間は本数が少ないので大変です。

家から近い(家から地下鉄を利用して40分ほど)永登浦駅へ向かいます。
地下鉄1号線とコレイルの永登浦駅舎にロッテデパートが入っていますが、まだ開いていません。(10時半開店です)
でも、コレイルの待合室近くのロッテリア、クリスピー・クリーム・ドーナッツ(24時間営業)、ロッテ系のエンジェル・イン・アスコーヒーは開いています。

学校の授業を朝9時から入れてもらっているので、6時50分発の電車に乗ります。
その時間には開いているお店はほとんどなく、ホームレスの人たちが寝ていたり、酒盛りをしていたり、けんかをしていたりという光景を見るので、明るい雰囲気にうれしくなります。

エンジェル・イン・アスコーヒーの前を通ると、オープンから10時まではアメリカンが2000ウォン、というポスターが目に入りました。半額です。
濃い目が好きなわたしですが、2000という数字にふらふらとお店に吸い込まれました。

このカフェのイメージキャラクター、キムスヒョン君の写真入りです。
MBCの時代劇「해를 품은 달太陽を抱いた月」で大ブレークした彼ですが、わたしはその前のSBSの「ジャイアンツ」で主人公の子役で見ました。
韓国人の名前がなかなか覚えられないわたしですが、彼の名前はすぐ覚えました。
韓国の大物ドラマ脚本家と同じ名前だからです。(その人は女性です)以前教えていた学生も同じ名前で、すぐ覚えました。



普通4号車はお菓子や飲み物、ゲーム機、ミニカラオケなどが置いてあるカフェ車両ですが、今年に入って社内販売が復活した便があります。
朝の電車には女性がカートを押していましたが、対応がていねいで、見ていて気分がいいです。
この写真ではよく見えませんが、うしろから見ると韓国人の好きなバナナ牛乳(正確に言うとバナナ香り牛乳ですが)がたくさんありました。



また、駅名を告げる案内放送が変わっていました。
以前は韓国の伝統音楽の大音量が始まりを知らせていましたが、軽快な音楽になり、アナウンスも女性が韓国語で、続いて男性が英語でソフトに言っています。

学校の職員食堂で昼食を取ります。
実は7月18日は초복初伏です。初伏から중복 中伏(7月28日)をはさみ말복末伏(8月7日)までが一年でもっとも暑いとされ、暑気払いに参鶏湯などを食べます。
夜のニュースを見たら、景福宮近くの参鶏湯の店「土俗村」には折からの雨の中、30分、1時間傘をさして客が待ったそうです。

それで、食堂にも参鶏湯でなくとも半鶏湯(参鶏湯の鶏の半分を入れて煮込んだもの)が出ないかなーと期待したのですが、プルコギでした。
すいかも出ました。これで4500ウォンです。セルフサービスで、おかわりもできます。



さて、おなかが満たされ、書類もなんとか提出し、かっこうの鳴くキャンパスをあとに余裕をもってシャトルバスで駅に向かおうと思っていたのに、研究室を出る時間が遅くなり、緩やかな坂道をぜーぜーいいながら何とかバスに間に合いました。
5分早く出ていたらキャンパスの緑を思い切り楽しめるのに、いつもこの始末です。

조차원鳥到院駅のエスカレーターをあがりきったところに案内板が。
「대한민국의 중심 세종특별지치시 大韓民国の中心 世宗特別自治市」、左下には「세종특별지치시 世宗特別自治市」と書いてあります。



政府の庁舎などが移転するに伴い、この一帯が세종世宗市になります。詳しいことはわかりませんが、地元には発展の契機になるのでしょうね。韓国でもっとも偉大な王といわれる世宗大王の名をとりました。
駅前広場を出て左にある郵便局も世宗郵便局と名称を変えるという横断幕が出ていました。

町は変わっても、空を流れる雲は変わらないのでしょうね。



IT強国の韓国、コーレイルの予約もスマホでできます。
コンピューターでの予約は出発の30分前までですが、スマホでは5分前までなら大丈夫です。
機械音痴のわたしは敬遠していたのですが、若い同僚たちに教えてもらい、なんとかできるようになりました。
タッチすれば乗車券照会が出るので、座席や時間が確認できます。

 

通路側より窓側が落ち着くので、予約をするときに窓側を指定します。
朝乗った電車と同じムグンファ号ですが、朝は窓の下に紙のコーヒーカップを置くとはみだしていましたが、帰りの電車は1.5倍ほど広いようです。ひじをつくのに、やはり広いほうが楽です。
車窓の外はこのようなのどかな風景が続き、1時間20分ほどで永登浦駅に着きます。

天気予報でたくさんの雨が降ると言っていたので、覚悟していたのですが、降ったのは少しで、それも建物の中にいたので、傘もさす必要がありませんでした。
森林浴をしているようなすがすがしい気分でせみやかっこうの鳴き声に耳を傾ける1日でした。