慈満マウルの坂道を歩いてマトリョーシカ、雪だるまと少年の絵などをながめていると、丸い看板が
目に入りました。
「갤러리 슈퍼 ギャラリースーパー」、店の引き戸が開いています。
チラッと見ると、「양념 순대 味付けスンデ 2500ウオン」のメニューが。12時過ぎて小腹がすいて
いたし、アジュマが忙しくなさそうだったので、入ることにしました。
メニューは上から「ちびっ子ホットドッグ」1000ウオン、「揚げぎょうざ」1000ウオン、「トッポギ
」2000ウオン、「ポップコーンチキン」1200ウオン、「味付けスンデ」2500ウオン、「ステイックコ
ーヒー」300ウオンです。
一番高い「味付けスンデ」を頼みます。
アイスクリームケースの左上、「国民菓子」と言われるチョコパイは1個300ウオンです。
ミネラルウオーター(1000ウオン)がよく売れるそうです。マッコリも置いてあります。
ラーメンは地元の人たちが買いに来るそう。お年寄りが多く住む地区なので、買い物はマートよりも
南部市場を利用するそうです。
辛めのスンデをベランダからの眺めを楽しみながらいただきます。むきだしのトイレットぺーパーが
気取らない雰囲気。
アジュマに断って左のドアから外に出ます。写真を撮っているとハルモ二が出て来ました。
アジュマの実家のおかあさんだそうで、63年前にハルモ二が赤ちゃんのときこのマウルに来た当時家
は3軒しかなかったそうです。今住んでいる家もあとで建てたもので、ハルモ二の両親が働きに出る
ときは高台の家にあずけられ、幼心に寂しかったそうです。
韓国のほかの壁画マウルの大部分がそうであるように、ここもユギオ(韓国動乱)後1軒2軒と増え
たそうです。
30代に見えるアジュマは末っ子を実家でみてもらうために実家の近くに越して来たそうで、スーパー
を始めて3週目(4月5日時点)だそうです。
客も来ないので、壁画マウルについて普段気になっていたことをいろいろ聞いてみました。
Q:壁画マウルができて変わったことは。
A:住んでいるお年寄りは不便になったという声が多い。楽な服装ができない、家をのぞかれる。見物
客がうるさい、ごみ箱が設置されていないのでポィ捨てが多いなどなど。
Q:描かれた絵について。
A:住民たちは落ち着いた地味な絵を望んでいたが、色をたくさん使った若者向けの絵が多く、落ち着
かない。なぜかハートの絵が多いので、恋人たちのデートコースとして人気が出始めているそうだ。
Q:絵が描かれている家と描かれていない家があるが。
A:本来壁画マウルとして始まったものではなく、老朽化した家の外壁や塀をきれいにして快適な住環
境を作る「塀整備運動」なので、希望する家に限って描かれた。2012年11月に完成した。
Q:全州の魅力は。
A:情が多く、食べものがおいしい。他のところに行っても全州式の食堂を探す。
心が落ち着く。安らぐ。
そのうち小さい男の子が慣れたようすで店に入って来ました。
韓屋マウルの唯一の小学校である中央小学校に通うアジュマの次男坊です。
おとなの会話の邪魔をせず、なによりもオンマに丁寧語を使っていて、びっくりしました。
店を出るとき、「안녕히 가십시요 さようなら」と手をおへそにあててお辞儀をしてくれました。
アジュマが言っていましたが、実家に来るたびに外部の人が行ったり来たりして、大声を出したり
(この話をしている間も若い男女のグループが大声を出して通り過ぎました)するので、正直迷惑
していたそうです。
でも、商売を始めてからは見に来てくれる人がいるから何かを買ってくれるので、うれしいとも言
っていました。
スンデがうまくできなくて申し訳ない、とミネラルウオーターをおまけしてくれました。
写真をお願いしたのですが、断られました。無断で撮られて困ったことがあるので、とすまなそう
でした。
慈満マウルはサンソンマウルや天使マウルに比べると規模が小さいのですが、いつもシャッターが
閉まっている「오복 수퍼 オボクスーパー」(最近再び営業を始めたようです)のほかに店があり
ません。こういう店はありがたいです。
今回アジュマやハルモ二にいろいろ話が聞けて、おもしろかったです。これからも住んでいる人た
ちに会って話が聞けたら壁画マウルについてもっと理解が深まるかな、と期待しています。
営業時間 10:00 - 18:00 無休 (個人経営なので若干変更がありえます)
目に入りました。
「갤러리 슈퍼 ギャラリースーパー」、店の引き戸が開いています。
チラッと見ると、「양념 순대 味付けスンデ 2500ウオン」のメニューが。12時過ぎて小腹がすいて
いたし、アジュマが忙しくなさそうだったので、入ることにしました。
メニューは上から「ちびっ子ホットドッグ」1000ウオン、「揚げぎょうざ」1000ウオン、「トッポギ
」2000ウオン、「ポップコーンチキン」1200ウオン、「味付けスンデ」2500ウオン、「ステイックコ
ーヒー」300ウオンです。
一番高い「味付けスンデ」を頼みます。
アイスクリームケースの左上、「国民菓子」と言われるチョコパイは1個300ウオンです。
ミネラルウオーター(1000ウオン)がよく売れるそうです。マッコリも置いてあります。
ラーメンは地元の人たちが買いに来るそう。お年寄りが多く住む地区なので、買い物はマートよりも
南部市場を利用するそうです。
辛めのスンデをベランダからの眺めを楽しみながらいただきます。むきだしのトイレットぺーパーが
気取らない雰囲気。
アジュマに断って左のドアから外に出ます。写真を撮っているとハルモ二が出て来ました。
アジュマの実家のおかあさんだそうで、63年前にハルモ二が赤ちゃんのときこのマウルに来た当時家
は3軒しかなかったそうです。今住んでいる家もあとで建てたもので、ハルモ二の両親が働きに出る
ときは高台の家にあずけられ、幼心に寂しかったそうです。
韓国のほかの壁画マウルの大部分がそうであるように、ここもユギオ(韓国動乱)後1軒2軒と増え
たそうです。
30代に見えるアジュマは末っ子を実家でみてもらうために実家の近くに越して来たそうで、スーパー
を始めて3週目(4月5日時点)だそうです。
客も来ないので、壁画マウルについて普段気になっていたことをいろいろ聞いてみました。
Q:壁画マウルができて変わったことは。
A:住んでいるお年寄りは不便になったという声が多い。楽な服装ができない、家をのぞかれる。見物
客がうるさい、ごみ箱が設置されていないのでポィ捨てが多いなどなど。
Q:描かれた絵について。
A:住民たちは落ち着いた地味な絵を望んでいたが、色をたくさん使った若者向けの絵が多く、落ち着
かない。なぜかハートの絵が多いので、恋人たちのデートコースとして人気が出始めているそうだ。
Q:絵が描かれている家と描かれていない家があるが。
A:本来壁画マウルとして始まったものではなく、老朽化した家の外壁や塀をきれいにして快適な住環
境を作る「塀整備運動」なので、希望する家に限って描かれた。2012年11月に完成した。
Q:全州の魅力は。
A:情が多く、食べものがおいしい。他のところに行っても全州式の食堂を探す。
心が落ち着く。安らぐ。
そのうち小さい男の子が慣れたようすで店に入って来ました。
韓屋マウルの唯一の小学校である中央小学校に通うアジュマの次男坊です。
おとなの会話の邪魔をせず、なによりもオンマに丁寧語を使っていて、びっくりしました。
店を出るとき、「안녕히 가십시요 さようなら」と手をおへそにあててお辞儀をしてくれました。
アジュマが言っていましたが、実家に来るたびに外部の人が行ったり来たりして、大声を出したり
(この話をしている間も若い男女のグループが大声を出して通り過ぎました)するので、正直迷惑
していたそうです。
でも、商売を始めてからは見に来てくれる人がいるから何かを買ってくれるので、うれしいとも言
っていました。
スンデがうまくできなくて申し訳ない、とミネラルウオーターをおまけしてくれました。
写真をお願いしたのですが、断られました。無断で撮られて困ったことがあるので、とすまなそう
でした。
慈満マウルはサンソンマウルや天使マウルに比べると規模が小さいのですが、いつもシャッターが
閉まっている「오복 수퍼 オボクスーパー」(最近再び営業を始めたようです)のほかに店があり
ません。こういう店はありがたいです。
今回アジュマやハルモ二にいろいろ話が聞けて、おもしろかったです。これからも住んでいる人た
ちに会って話が聞けたら壁画マウルについてもっと理解が深まるかな、と期待しています。
営業時間 10:00 - 18:00 無休 (個人経営なので若干変更がありえます)