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ある格闘技ブログを見てたら、31日でジャイアント馬場が逝って、十年になるそうだ。確か7時のNHKで訃報を伝えたはず。中学校の頃からさ、「馬場の十六文は、足を出してるところに、相手が頭から突っ込んでいくのさ」って、言ってたくらいだから、プロレスのリアリティを僕だって、ハナから信じてたわけじゃなかったけど、それを大真面目に論じるなんて野暮って、思ってたんだ。
大学時代は、愛知県にいたから、愛知県体育館に年末のタッグリーグを何度か見に行ったし、長野に戻ってからも、北御牧(現東御市)や、東部町(同前)でやった地方興行を見に行ったものさ。
ある興行で、受付のオジサンの指が一本なかったことを覚えてて、なるほど、そういう世界と縁が深いんだな、やっぱりって思ったんだけどね。
この試合は、90年4月13日の日米レスリングサミット。馬場は99年に61歳で、アンドレは93年に46歳で、解説の竹内宏介は脳梗塞で倒れ、今は重い病床にある。
馬場が逝って、猪木はPRIDEなど格闘技へのかかわりを深め、新日本のレスラーを総合の舞台に送りこみ、プロレスは自壊の道を歩んでいく。この試合の歓声を聞いていると“大衆芸能”として成り立ってた<幸福な時代>の息吹ってものを感じるよね

リアルだ、フェイクだなんていうのはナンセンス。いかに楽しめるかに尽きるんだから。その面白さって、今のプロレスにはないんだよなぁ

プロレスと総合を比較したって、意味なんてない。そもそも全く別もんなんだから。馬場時代のキャッチコピー「みんなが格闘技に走るんで、私プロレスを 独占させて頂きます」って、名言だよ、本当に。
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その小渕さんも、翌年の5月に亡くなったんですが。