稲田朋美防衛相は30日午前の閣議後会見で、27日に東京都板橋区で行った都議選の応援演説で「防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党としてもお願いしたい」と発言したことについて「(公職選挙法が禁じている)地位を利用した政治活動の意図はない」と述べ、公選法に抵触する可能性を否定した。
稲田氏は「改めて『防衛省、自衛隊、防衛大臣』の部分は撤回し、おわび申し上げる」と陳謝。公選法違反の「既遂」にあたるとの指摘について「そういう指摘があるのは承知している」としつつ、「違反していない」と反論した。安倍晋三首相が検討している内閣改造で交代する可能性については「人事権者は総理。緊張感をもって防衛大臣としての職責を全うしていきたい」と述べた。
稲田氏は27日夕に板橋区で行った応援演説で「(演説会場の)板橋区ではないが、隣の練馬区には自衛隊の師団もある」と指摘。「自衛隊・防衛省とも連携のある」として自民党公認候補の実名を挙げたうえで、「防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党としてもお願いしたい」と述べた。その後、稲田氏は同日深夜に発言を撤回した。(朝日新聞引用)
稲田大臣の選挙演説は、自衛隊の隊員は政治に関する事は、「シビリアンコントロール」「選挙するだけ」と言う教育が入隊当時から徹底されて居り、こんなことぐらいで選挙に影響するとは思われない。
自衛隊を支持する政党であれば誰でも良いというのが慣例だろう・・・・
自衛隊の望む大臣の資質は、将来の大臣を養成するための防衛大臣では自衛隊の士気の低下を招くだけだろう。「体を張って自衛隊を擁護」してくれるような大臣の配置がされ、何も予想されない世情であれば、自衛隊のトップがしっかりしていれば、問題は無いだろうと思われるが、北朝鮮問題がある時、選挙応援そっちのけでこんな事だけで騒ぐような政界で良いのだろうか・・・
まるではまるで国政選挙で、これぞとばかり騒いでいれば、選挙の結果が思いやられる・・・