9日午前11時20分ごろ、長崎市出島町で、70代と60代の女性2人が乗る乗用車が運河に転落した。近くにいた修学旅行の男子高校生3人が救助に向かい、女性らを運河から堰(せき)に引き揚げた。長崎県警よると、女性2人は軽傷で、命に別条はないという。
「ガシャーン」
修学旅行の班別行動で長崎港に臨むテラスで食事をしていた長野県飯綱町の北部高校2年、久保田裕英(ひろひで)さん(16)が大きな音がした方を向くと、車が宙に浮いているのが見えた。
近くの運河まで様子を見に行くと、歩道から3メートルほど下の運河で車が転覆し、近くに女性2人が浮いていた。歩道の手すりにかかっていたロープ付きの浮輪を投げたが、ロープが傷んでいたためか、コンクリートに引っかかって、切れてしまった。
「2人は顔が真っ白。このままじゃ、やばい」。そう思った久保田さんは、友人と2人で運河の中にある2人に手を伸ばし、引き揚げた。別の友人が119番通報し、女性2人は病院に運ばれた。
久保田さんは取材に「周りに人がほとんどいなかった。自分が行くしかないと思った」と語る。
運河から道路をはさんで向かい側にある駐車場では、出口の料金所のバーが折れていた。長崎県警は、運転していた女性がブレーキとアクセルを踏み間違えて運河に落ちた可能性があるとみて調べている。(朝日新聞)
修学旅行中、食事中「ガシャーン」との音で出て見ると車が転落し運河に浮き、もがいている2名の女性が見えた。
付近に誰も居なかったので一人は119番に連絡するとともに一人は手を伸ばし助けあげた。
車が腹を見せて浮いているが女性2人の車から脱出した時の様子を知りたいものだ・・・・
だれも出来そうで出来ないものだが、臨機応変に救助したという高校生の手際良い行動に喝采したい。
暫くぶりで聞く善行だ・・・・
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