東京証券取引所の斉藤惇社長は4日の年明け最初の取引となる大発会前の式典であいさつし、「世界の金融センターの一員たる地位を確保すべく、全力をあげていく」と抱負を語った。この後、晴れ着をまとった新成人の女性らが取引開始を告げる鐘を打ち鳴らして市場の繁栄を祈念し、取引が始まった。
斉藤社長は「エコロジカル投資を大幅に拡大し、新しい成長モデルを世界に率先して示す必要がある」と述べ、環境関連の投資拡大に期待を示した。
東証では4日、新売買システム「アローヘッド」を導入。証券会社が出した注文の受け付け処理時間がこれまでの2~3秒から0・005秒に短縮された。コンピューターによる自動売買の受け付けをスムーズにし、市場の活性化につなげるのが狙いで、トラブルもなく順調にスターとした。【産経ニュース】
○東証、1年3カ月ぶり高値 大発会終値
新年最初の取引となった4日の東京株式市場は、外国為替市場での円安傾向が好感されて幅広い銘柄が買われ、日経平均株価(225種)の終値は、昨年12月30日の大納会の終値と比べ108円35銭高の1万654円79銭だった。
東証1部全体の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は8・16ポイント高い915・75。
東証1部の出来高は約12億9000万株だった
今年の景気の向上を願っての華やかな大発会に、石川遼君にあやかろうとする東京証券取引市場。
新政権初めての日本の経済を占う安定した外国為替と株に対しどのように影響するか夢と希望を持てる動向を期待したい・・・・・