【自由、解放、勝利」】
ムバラク治世の30年歓喜の歌
抑圧された日々
苦しかったろう
だが、独裁者はもういない
自由を取り戻した今日
我々の新たな時代が始まる
哀愁を帯びた旋律に、市民らはそれぞれの思いをかみしめながら聴き入った。
◇
11日午後6時過ぎ、ムバラク大統領退陣の一報が伝わると、カイロ中心部のタハリール広場を埋め尽くした群衆はどよめき、続いて歓喜の声がわき上がった。
即時辞任を求める連日の民衆デモにもかかわらず、ムバラク氏は前夜の演説で政権への居座りを宣言。
そこに飛び込んできた突然の「吉報」は、広場の各所に設けられた演説台のスピーカーや携帯電話のメールなどを通じ、瞬く間に広場全体に伝わった。肩を組んで踊り出す若者、抱き合いながら涙を流す母子。打ち振られる無数の国旗。
「革命だ。今日は最後の日だ」との声がわき上がった。
ムバラク氏はこの日、カイロを脱出し、シナイ半島のリゾート地シャルムエルシェイクに入ったという。
大群衆が集うタハリール広場も、興奮の渦に包まれていた。花火が打ち上げられ、市民らが「胸をはろうぜ」と声をかけ合う。中立を守ってきた軍の兵士らに握手を求め、兵士らも子どもを抱えあげて戦車の上で記念撮影に応じた。
ムバラク氏の退陣が実現したとはいえ、今後の政局や社会情勢がどう推移するのかはまだ不透明だ。 【asahi com抜粋】
世界にムバラク大統領の辞任劇を発信続けたエジプトも2週間余でムバラク氏を追いやり終結したかのように見える。
アラビア近辺は油で優雅な生活を送っているところと思っていたが、独裁政治により国民が耐えられないほどの格差社会だったのかと認識を新たにした・・・・・
国民が大統領を300人余の犠牲者を出しながら追いやったが、これからどんな国家を目指しどんな政治になるのだろうか・・・・新大統領誕生までには憲法制定等を含め幾多の屈折がある事だろう・・・・・
さらに周辺国に国民運動が波及し始めた・・・・
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