癒(IYASHI)

徒然なるままに令和時代のニュースなどの種を拾い癒し求めて綴ります      

〇【「奇跡の絶景」実は“厄介もの”だった】・・・・・・川下る濃霧、観光資源に 鹿児島でプロジェクト!

2017年12月10日 15時37分02秒 | 癒    し



街を覆っていた深い霧が川を下るように海へと吹き抜ける−。晩秋から初春にかけて鹿児島県薩摩川内市の川内川河口付近で発生するこの珍しい現象を、気象予報士や地元有志が「川内川あらし」と名付け、観光資源として売り出すプロジェクトを進めている。「神々しく荒々しい。奇跡の絶景を目に焼き付けて」とメンバーはアピール。人を呼び込み、地域おこしの“嵐”を巻き起こせるか。

「強い風ではダメ。風が弱い時に霧が流れていく」。11月25日、川内川河口にある高速船ターミナル。地元イベントの一環で開いた気象教室でプロジェクトリーダーの気象予報士、今村聡さん(47)=鹿児島市=が手作りの模型を使ってあらしが起きる仕組みを説明。集まった子どもたちは興味津々に再現実験を見つめた。

あらしは11月から3月の、風が弱く晴れて冷え込んだ朝によく発生する。まず、平地の市街地で発生した濃霧が東寄りの風とともに川に沿って海側に移動する。大きな河川は下流域で両岸に扇状に平地が広がる地形が多いが、川内川は1級河川ながら河口に近づくにつれ、両岸に山が迫り、風の通り道が狭くなる特異な地形だ。このため、霧は狭い通り道に集まってどんどん勢いを増し、嵐のように海に吹き抜け、神秘的な光景を作り出す。(西日本本新聞抜粋)  

「川内川あらし」地域おこし研究
神々しく荒々しい。奇跡の絶景を目に焼き付けて」