現在、処分を検討中。一方、県警に電子メールなどで寄せられた意見は約4000件に。逮捕2日後の今月6日、生徒が殴られる前に駅員の注意を受け入れていたと県警が説明したため、巡査長支持の意見は減ったが、若者の電車マナーの悪化を嘆く声は今も相次いでいる。
<生徒の行動>
その後の調べによると、生徒は帰宅中の4日午後10時55分ごろ、横浜市旭区の相模鉄道二俣川駅で急行から普通電車に乗り換えた。電車が出発するまでの間、西部劇をまねて拳銃形ライター(全長36センチ)を手に電車内からホームへ向けて撃つまねをし、巡回中の車掌2人に「きちんとしてください」と注意されると「すいません」と謝り、ライターをかばんにしまって友人と談笑していた。
相模鉄道は「大声で話すこともあったが、注意は素直に聞き入れた。車内に乗客はなく苦情もなかった」(広報担当)と説明する。ライターは回転式拳銃形で長い“銃身”が特徴。少年がアルバイト先で拾ったものといい、火はつかなかった。
<巡査長の行動>
逮捕された小磯慶洋巡査長は日勤で、同県大和市内で同僚と日本酒と焼酎計4杯を飲んで帰宅するところだった。
生徒と同じように二俣川駅で普通電車に乗り換え、隣の車両から生徒を見ていた。談笑する姿に「反省していない」と思ったが注意はせず、約5分後、巡査長は生徒とともに鶴ケ峰駅で下車。
たまたま同駅南口で鉢合わせし、目の前を歩く生徒の髪を後ろからつかんで「ちょっと待て。拳銃を出せ」と言って顔を2回平手打ちした。
通行人が「何をやっているんだ」と仲裁に入ったが、巡査長は生徒が出したライターを捨て、もう1回顔をたたいた。巡査長と通行人が口論になっているのをみて別の通行人が110番し、駆けつけた旭署員が同11時半ごろ、傷害容疑で現行犯逮捕した。
生徒は顔に1週間のけがをし、「怖かったので謝るのが一番いいと思い、口答えしなかった」と話しているという。
巡査長からは呼気1リットル中0.15ミリグラムのアルコールが検知された。「生徒が駅員に注意されたのに反省していないと思いカッとなった」と容疑を認めたうえ、逃亡の恐れがないことから5日朝に釈放された。「大変申し訳ない」と反省し、勤務に戻っているという。
<反 響>
監察官室は巡査長を釈放する約2時間前に「巡査長が生徒を注意しようとして口論になったと思われる」などと広報。インターネットの報道を見た市民らから、巡査長を支持するメールや電話が県警に殺到した。
しかし、監察官室は当時、生徒の事情聴取を終えておらず、受け入れていたのに平手打ちをしたことが分かった。報道を見た生徒の母親から「事実と違うのでは」と苦情があり、さらに調べた結果、生徒は駅員の注意を受け入れていたのに平手打ちをしたことが分かった。
県警へのメールが今も相次いでいることに、監察官室は「多くの人が車内で不快な思いを抱いている表れでは」と話しているという。(j毎日新聞引用)
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車内で、本物の拳銃に見える拳銃形ライター(全長36センチ)を撃つまねをしている高校生の行動が、酒を飲んでいるものの、余りにも目に余る行動だと警察官は職業柄゜目に映ったのだろう。
股を広げて席を知らん振り・ガーがーみんなで騒ぐ等の高校生を見かける時がしばしばあるが、私始め乗客の誰もが、直ぐ切れる若者達に恐れをなし、注意すら出来ない時代になって来ている事は事実の様である。
「乗客から苦情がないから何をしてもいい」と云うことにはならないだろう。注意できないだけに過ぎなかったのではなかったかと思われる。
通行人が仲裁に入ったという事は、生徒が反省も無く口答えをした為の警察官の行動で有った節がある様にも思える。
ただ、残念な事は警察官が飲酒した上での行動だった事であるが。
又、母親も「悪いことをしたからだと何故生徒を注意する機会」と捉えられなかったのが残念であると思いながら・・・・。