2005年8月撮影(2007年 ロイター)
中国政府は米国産の輸入食品に対して、安全検査を強め始めた。干しブドウ、カシューナッツなどについて、虫や大腸菌の混入を理由に中国の基準に「不合格」だとして廃棄し、輸入を差し止めた。
中国メディアは、山東省青島で輸入した米国産栄養剤から基準値を超える鉛が検出されたとも報じたと言う。
中国は、先進国における安全規制の強化を貿易摩擦を背景にした中国製品の輸入規制と受け止める向きが強く、米国への対抗措置といえる。
中国産歯磨き粉の問題では「人体の健康に影響はない」(中国政府)、「いわれなき批判で損失1000万ドル」(中国業界団体)と反発している。
中国政府は昨年、日本の食品の残留農薬規制の強化に伴い、中国産品から不合格が続出した際も、日本産輸入品の摘発を続けた。
地方の格差が益々広がる中国・発展を続ける中国・来年オリンピックが行われる中国だが、こんな了見を持っているようでは、やはり大きい地面を持つ国でありながら先進国の仲間入りはかなり道程は遠そうだと思いながら・・・・・・。