午後7時すぎ、宮城県東松島市出身の野村佳大(よしひろ)さん(16)は、陸上自衛隊高等工科学校(神奈川県横須賀市)の生活宿舎で洗濯物を取り込んでいた。

 入校して約半年。全寮制で、夕食後、自由に使える50分間の「自主管理時間」は洗濯や靴磨き、アイロンがけで終わる。国会では安全保障関連法案について審議中だが、ニュースに触れる時間はないという

 間もなく発生から4年半を迎える東日本大震災で被災した。自衛官の活躍を見て、自分も人の役に立ちたい、と中学卒業後すぐに自衛隊の訓練が受けられる同校を志願した。

 2年生からは射撃や戦闘訓練が始まる。「銃を持つことはとても怖いけれど……。震災で、全国各地の方々から支援されてきたので、恩返しをしたいんです」(写真・文 川村直子)(朝日新聞)

東日本大震災で被災した。自衛官の活躍する姿を見て、自分も人の役に立ちたい、と中学卒業後すぐ自ら進んで自衛隊の厳しい生活に飛び込んだ16才の少年に、日本の将来を見たような気持になった。

一人で自分の事は自分でする生活に耐え、今の気持ちを忘れなければきっと将来
幹部になって先頭に立ち恩返しをする事になるに違いない・・・・