演奏予定 飯能文芸懇話会
10月12日(木) 午後1時
曲句 : 巻九 宇治川先陣争い ・ 祇園精舎(序章)
会場 : 飯能 浄心寺
問い合わせ :℡042-982-1513 関口
演奏後記 新宿・常円寺祖師堂にて平家琵琶を楽しむ会 第三回
9月2日(土) 曲句:巻七 木曾願書 倶利伽羅落
木曾願書:義仲の戦勝祈願奏上文書を語った。願分は実直な文体・勇ましくも流麗である。
曲調は歯切れ良く、振幅・高低の差の大きな揺れのある語りである。
語り始めて発声が出ていない。不安が走ったが、願分に入ると妙に「散し」の曲調に乗れた。
気持ちが落ち着いてきた。最後まで流れに乗れて心地よい調子で終われた。
倶利伽羅落:山間の夜は早い。しかも闇。突如上から左右から鬨の声・矢の雨が降ってくる。
谷底へ落ちてゆく人々の叫び・戸惑う人馬、なすすべもない平家軍。
完全勝利の義仲軍である。
平家物語の文章はカラッとして恐ろしさは無いが、想像を絶する光景であったろう。
義仲の「我 都へ一番乗り」の喜悦の顔が見えた瞬間であった。
素読:山本陽一氏。合戦の勢いを緩急自在に語った。