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演奏予告 平家琵琶定期演奏会 秋山良造

2013-11-18 10:59:35 | 平家琵琶

平家琵琶定期演奏会 平家物語探訪2-11(41) 秋山良造

  平成26年(2014)1月26日(日) 午後2時始   於:東京四谷石響サロン101

  曲句:巻九 小宰相

此の曲句は二編の物語になっている。
前半は、一の谷合戦後平家は陣容を立て直すべく生き残った者達は対岸の屋島へ移ろうとする。平通盛の戦死が北の方 小宰相に知らされる。信じられなかった夫の死も時が経つにしたがって、やはり本当であったかと思う。夫の後を追い、入水しようとするが乳母に止められる。が、然し深夜に、、、、、、、それは夫の死から初七日にあたる。
後半は、通盛が小宰相を見染め、一途に恋文を送り三年越しに実った二人の恋の物語である。

平家の公達の妻の多くがそうであったように、小宰相も平家都落ちの時、夫通盛と行動を共にした。

一の谷の平家陣容で通盛は山の手の大将軍として砦を守っていた。合戦の始まる前日に、陣屋にて通盛と小宰相が別れを惜しんでいた時、弟の教経に「今時何をしているか」と諫められたことは「老馬」に、合戦当日通盛の戦いのありさまは「落足」に書かれている。

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演奏後記 独協大学オープンカレッジ

2013-11-10 08:57:35 | 平家琵琶

独協大学オープンカレッジ 「平家物語を楽しむ」  11月9日
                 講師:鈴木治子  平家琵琶演奏:秋山良造
 曲句:巻三 僧都死去

始めに、平家琵琶の曲節を一通り実演しながら本日曲句のなかのどの様な状況下で行われるかを実演し、語りだしも部分的に行う。
その後演奏を始める。私は演奏を始める前に、俊寛の心中の決意を次のように解釈して此の曲に挑んだ。
俊寛は有王が逢いにきた行為を嬉しいと思うが、赦免状がなければ島を抜けることはできない。既に心は帰還の意志を捨て、死を覚悟していた。俊寛の言葉(セリフ)はその決意の気持ちを含み持ちながら語らねばならない。
対する有王も俊寛と対面したあと心の内(島で死ぬ)を知って無為の対話を行うことで時をすごし、死を待つ自分が居る。有王の言葉も俊寛の心中を察した上での言葉として語らねばならない。
二人の対話はその上で行われるのである。此の曲句は対話曲(劇)である。
自ずから私の語りも低音で、慰み・哀れみの発声・セリフとなった。

演奏後談: 鈴木講師の言「いい曲ですねえ!                         

        受講生「ウットリ聴いていました」


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