一年が終わる。

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　こういうことが、続いているうちに何だか白髪が交じる年齢になってしまった。今年は色々なことがあって、色々なことが流されて行ってしまった。もうすぐで、師走だ。

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　今年の稲刈りを終えて、ハセを片づけることになった。大きな横棒を片づけた時に、足だけになったそれらを眺めた。片づけようと思って眺めていたんだけれど、そこにはある種のカッコ良さが残っていた。

　手を止め、それぞれに写真を撮ることにした。「ファージウィルスみたいでカッコイイね！」と話した。

　ファージウィルスがはたしてカッコイイのかは置いといて、足だけになったそれらは当分の間そのまま残すことにした。定点で写真を撮っていって季節の移り変わりの真ん中に居てもらって、雪が降ったら片づけよう、と、決まった。

 

 

　こういうことをやっているから、いつの間にか歳をとるのだと思う。