極限状態を皆で味わう…。

世界一当たらないクイズ！『クイズ！＊＊＊＊』って言うので、以前こんな遊びをしていた。訳が分からないだろうから説明を加える。＊には人の名前が入る、この時は写真家の女性が担当した。単純なクイズを＊＊さんに出してその人が答える答えを皆で当てる遊びだ。

それは、突然訪れる…一通のメールから始まる。例えば、こんな感じだ。

「＊＊さん、ちょっと教えて欲しいんですけど。鮭は何をしに生まれた川に戻って来るんでしたっけ？？」　

受け取った＊＊さんは困惑する。メールの背後には、邪悪なオーラを纏った知人が存在するのが分かるからだ。仕方なしに、答えをメールで送る。

「住民票の移動と免許の書き換えの為じゃなかったかしら…？」　

そう！これを当てなければならない。世界一当たらないクイズの冠は伊達じゃない！実際、正答率は限りなくゼロであった。



考えたのは僕だけど、反省した。＊＊さんに対価を払っているわけでもないのに、こんな役を押し付けたことと、
何より！＊＊さんの極限状態を！！自分が！！味わえないからだ。

そして新しい遊びを考えた。それは、皆が極限状態に陥れられる究極の遊びだ。

題して『人類史上！最初で、そして最後のモノマネ』
ルールは簡単だ、共通認識を持ってはいるがモノマネをする必要が全くないものを一人一人3つ位ずつ出し合う。それを、くじ引きの要領で、引いた人がモノマネをするといった感じだ。自己を弁護する解説などは厳禁としたい、…ハードルは高い。この遊びのポイントは笑いを「モノマネの質」に求めず、「くじを開いた瞬間のリアクション」（極限状態に追い込まれた人間の観察）に置いているところだ。

「共通認識を持ってはいるがモノマネをする必要が全くないもの」
これを考えなければならないところで、まずセンスと遊びに対する理解力を問われる。
はい、怖いです…笑いに厳しい人が居たら（笑）…更に怖い。また、「これは、面白いけど、きついだろうなぁ…」ってのを書いても、自分が引く可能性がある。

色々と知人に聞いてシュミレーションしてみた。

『アロエ』！だったら楽な部類に入るでしょうね。『塩』！とか『塩コショウ』よりはまだマシ…。更に『じゃじゃ麺の肉味噌』も厳しいですね。まだ『焼肉のタレ』の方が可能性がある。どうやら、液体が全て厳しいわけではないようだ。因みに『岩手山』は楽勝だと思う、『奥羽山脈』よりは断然！楽でしょう…？大き過ぎるものは、厳しいのでしょうかね？逆に「何を今更…」ってのもキツイ。長嶋茂雄、アントニオ猪木、イヤミなんて引いた時にゃ…！！想像しただけでも恐ろしい…。今、思いついたんだけど『競輪』とか『競馬』も何だかキツイですね、それと同じ理由で『カレーライス』も厳しい。『国連』！とかも、何でモノマネで表現しなきゃいけないのか分からないところがキツイ。『ヤドクガエル』なんかも、「猛毒を持っていることは知ってるけど、大きさや色が見当が付かない」って感じでキツイ。『虎』は大丈夫だけど、『マレー虎』になるとキツイ。『湯豆腐』は楽だけど『冷奴』はキツイ。『靴下』もきついね、『パンティー』は楽なのにね。何だか、だんだん意味が分かんなくなって来た。

「笑いを求めないってのが、相当！修行っぽい…」って、暖かい励ましも頂きました。彼にはシード権を与える予定です。いやぁ、何故だか実に楽しみだ。





今、坂本竜馬を引いた時の自分を想像してしまいました。


「おまんら！許さんぜよ！！」（モナカを持って）