ロミレー保泉のメガビタミン

『不登校』・『引きこもり』 解決策は、
常識アタマで考えない
型破りの『秘策』だから効くんです!
 

不登校を自分だけで抱え込まない

2009-12-21 12:11:54 | 久保田の『人間力』
自分の子どもが不登校や引きこもりになったら、ストレスを感じない親はいません。その愚痴をこぼして、他人から注意され、自己嫌悪におちいることがあります。しかし、この愚痴が、心のコリを取り除く役割をしてくれます。
「愚痴は禁物」などという信条は、不要です。不満や怒りに心から耳を傾けてくれる友人や専門家は、心のコリをとってくれる治療師です。
吐き出して気がすむなら、吐き出してしまえばいいのです。いたずらに心に残してしまえば、やがて増殖して、ぬぐい去りようもない怒りと不安で心がコリ固まってしまいます。
他人が黙って話を聞いてくれて、「それはひどい」、「大変だったね」と一言あいづちを打ってくれる。それだけで、気分はまぎれ、不安や怒りがやわらぎます。
決して根本的な解決ではないかもしれません。ですが、ストレスを心に溜めておくよりは、ずっといいでしょう。
 子どもが不登校になったときに、自分を強く責めて悩むのは止めましょう。また、知られるのが恥ずかしいと、祖父母にさえも隠し続けている人もいます。しかし、体面を気にすると、いたずらに時が過ぎるだけです。そして、親子で心身が疲れ果てては、前に進むことができません。親だけで抱え込まないようにしましょう。
相談先には、医療機関もありますが、教育機関や行政などにもあります。また、心理クリニックやフリースクールも増えてきました。
私たち夫婦もいろいろなところを訪ねました。中には、二男が他人と全くしゃべらないので、「これでは判定できませんね」と言われ、「だから診察にきたんだろう」と心の中で怒りを覚えたところもあります。自分たちや子どもに合った人が見つかるまで、根気よく探すことが親の義務です。そのためにも、まず親が疲れないように、前述した愚痴を聞いてくれる相手が必要です。家族や友人、信頼できるカウンセラーがいると、自分自身が楽になり、子どもの愚痴をたくさん聞いてあげることができます。
愚痴を聞いてくれる信頼できる相手、子どものことで相談できる専門家がいれば改善は早くなります。でも、「なかなか見つからない」と嘆くのではなく、探し続けてください。
「なぜ、他の家庭と違うのだろう」と、自分のところが世界で一番不幸に思えるときがあります。しかし、どんな人にも、苦手な人、仕事、勉強、モノなど多かれ少なかれあります。そして、ちょっとしたことで傷つき、悩みながら生きているのです。
作家の曾野綾子さんは、「人生っていうのは、靴の中に小石が入ったまま、それでも歩いていかなければならないようなもの」と語っています。
小石を取り除くことばかり考えて、立ち止まるのではなく、歩き続けましょう。人生は、立ち止まらなければ、必ず道は開けます。



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