ロミレー保泉のメガビタミン

『不登校』・『引きこもり』 解決策は、
常識アタマで考えない
型破りの『秘策』だから効くんです!
 

引きこもりでよかった

2009-12-15 22:24:55 | 久保田の『人間力』
「引きこもりでよかった」などと言うと、悩んでいる親御さんに怒られそうです。しかし、このようには、考えられないでしょうか。もし、家出をされたら、お子さんの安否は分かりません。また、犯罪に手を染めてしまうかもしれません。
私も二人の子供が不登校になったとき、子供たちは、ほとんど部屋から出てこなくなりました。子供たちは、外が明るいうちは眠り続け、夜になってから起きだすという生活が続きました。
そのときは、家内と悩みました。当時、長男は中学生でしたので、進学や進路のことで悩んだものです。家内には、「死にたい」などと漏らすこともあり、夜中に長男が外に出ていくと心配したものです。
長男が部屋にいるのを確認するたびに、家内と安堵したものです。ですから、「家出よりは引きこもりのほうが安心だ」と思えるようになったのです。
よく引きこもりの親は、「子供に甘い」と言われます。しかし、本当にそうなのでしょうか?私は、子供には厳しく叱咤しましたし、心から激励もしました。それでも、立ち上がれない子供たちを見たときに、「無理強いはやめよう」と思ったのです。他の親御さんも同じように諭しているのではないでしょうか。そして、食事や身の回りの世話をしているからこそ、引きこもっていられるはずです。
欧米では、成人した子供は家を出されてしまうため、ホームレスから犯罪に走る人が多いと聞きます。
私は、我が子が引きこもりでよかったと思っています。もちろん、永遠に親は、子供の面倒を見ることはできません。どんな場合でも自立してくれなければ、子供も生きていくことはできません。でも、無理やり放り出すのは難しいでしょう。信頼できる第三者の協力とタイミングが必要です。
幸い長男は、高校へ進み大学進学まで考えるようになりました。しかし、中学1年生の二男は、家で楽しそうに不登校を続けています。まだ、二男はそのタイミングではないと、見守っています。
大切なことは、「引きこもりでよかった」と、親が思い見守ってあげることでしょう。

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