ロミレー保泉のメガビタミン

『不登校』・『引きこもり』 解決策は、
常識アタマで考えない
型破りの『秘策』だから効くんです!
 

自分との和解

2009-12-14 23:27:24 | 久保田の『人間力』
不登校になった我が子を見て、自分を責めることはありませんか?私は、子育ての仕方、自分の性格を責める気持ちが強くありました。そして、自分の過ちをいつまでも許せずに、悩み続けていました。
 「過つは人の常、許すのは神の業」という言葉があります。確かに、人間が過ちを侵すのは常です。それをいつまでも許せないでいると前に進めません。しかし、過ちを許すのは、本当に簡単なことではありません。それができるのは、神の領域だと思えてしまいます。
まず、一番許さなければいけないのは、自分自身ではないでしょうか。他人や自分の子供と和解するのは、なかなか難しいものです。こちらが仲良くしたいと思っても、相手が許してくれなければ和解することはできません。
他人と和解は難しくても、自分との和解はできるかも知れません。もっと自分を好きになり、自分のやったことを褒めてあげましょう。
特に、自分の子供が不登校や引きこもりのときこそ、自分に自信を持つことも大切です。自分に自信がなければ、日々の生活に耐えることはできません。自分も嫌いな自分を他人は、助けてくれないからです。
ここで、簡単なチェックをしてみましょう。自分の好きなところと、嫌いなところを書き出してみましょう。どちらが多いですか?一般的な日本人は、自分の嫌いなところを多く書くそうです。
自分の嫌いなところを直したいと思うのは、正常な考え方です。しかし、なかなか変えられないものです。
米国国立加齢研究所のアントニオ・テラチャーノ博士が、各種の国勢調査をもとに、最大、42年間の追跡調査をしました。そこで判ったことは、私たちの性格は30歳を過ぎると安定して、変わりにくくなるということです。しかし、「変わりにくくなる」ことと、「変えられない」ことは別です。博士によれば、勤勉さ、慎重さなど、何歳になっても自分の努力次第で変えられる性格は、いくらでもあるそうです。
そうは言っても、短所を変えるのは難しいものです。では、変えるのではなく、こう考えたらどうでしょうか。
たとえば、「物静か」は、長所に入ります。しかし、それを使いすぎると「暗い」という短所の部類に入ってしまいます。同じように、「話し上手」が高じると、「おしゃべり」になります。長所の使いすぎが、短所という考え方ならば、長所を抑える努力をしたらいいでしょう。
短所を直すより、長所を抑えるようにしたほうが、自分を早く変えられるはずです。そして、自分にも子供に対しても褒めてあげましょう。いつも褒めることができれば、家庭中も明るくなり、子供の改善が早くなります。
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