ロミレー保泉のメガビタミン

『不登校』・『引きこもり』 解決策は、
常識アタマで考えない
型破りの『秘策』だから効くんです!
 

引きこもりには、愛する能力を

2009-12-17 16:58:23 | 久保田の『人間力』
人は、他人から愛されたいとか、認められたいという欲求があります。その欲求が満たされると、安心感がもたらされ、自発性が増加します。
不登校や引きこもりは、「愛情が満たされていないからだ」と言われることがあります。我が家もそのことを指摘されると、自信を持って「違います」とは言い切れません。「もっとこうすれば、よかった」「ああすればよかった」と自責の念にかられます。しかし、そう思ったところで、過去には戻れません。
少し「愛」について考えてみましょう。「愛」は、愛される能力と愛する能力に分けることができます。
 愛する人がいる場合、愛する人のために、何かをしたいという高いモチベーションを生みます。
 愛される能力が高い人は、概して自分への評価が高く、自分の能力への不信感がありません。そして、他人を信頼し、自分を助けてくれる人だと考えます。
不登校や引きこもりを考えたときに、この愛される能力が高くないことが分かります。もし、この「愛」を子供が十分に受けたと感じていない場合は、愛される能力が高まらないのかも知れません。
思春期を過ぎてからは、両親以外の人との出会いが、この能力を高めるものと思われます。とはいえ、不登校や引きこもりでは、接点はなかなかありません。
例えば、ペットを飼い愛する能力を養おうとしても、本人がペットを飼いたがらなければ、親の負担が増えるだけです。その場合は、両親が子供に代わって多くの人と接することや外に出かけることを心掛けるといいでしょう。親が子供のことについて勉強したり、人のアドバイスを多く受けたりすることは間接的に伝わります。
子供が要求することを全て満たしてあげることは、愛する能力を高めません。ある程度、子供を欲求不満の状態にして、交渉していくことが必要です。この交渉は、子育てだけではなく、親としても成長するチャンスと考えるといいでしょう。
親が子供から学び、愛する能力と愛される能力を高めることを一緒に始めましょう。

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