またまた書くのが遅くなってしまいましたが、昨日に引き続き音楽の話です。前回は”AOR”と言われるジャンルのオムニバス・アルバムのことを書きましたが、今回はその”AOR”第二弾です。前回のテーマが”夕暮れ”でしたので、今回は”夜に聞くならば・・・”と言うテーマでアルバムを2枚御紹介したいと思います。
まず1枚目は、前回御紹介した「Melodies-The Best of AOR-」DISC1のオープニング・チューンでもあった”I・G・Y”が収録されている、ドナルド・フェイゲンの1982年のソロアルバム「The Nightfly」です。このアルバムも”I・G・Y”からスタートするのですが、本当に全てが聞きどころです。シンプルでブルージィーなリズムの上をスウィングするピアノソロが格好いいM3”RUBY BABY”、ピアノのイントロが聞こえてくると思わずお酒を飲みたくなってしまう程の渋さを醸し出すジャジィーなバラードのM4”MAXINE”、短いながら4ビートのジャズオルガンが心地良いM8”WALK BETWEEN RAINDROPS”など、全編にわたってジャジィーかつブルージィーな音が溢れています。
ドナルド・フェイゲンは、1980年に活動を停止し、2000年に再び活動再開したウォルター・ベッカーとのユニット”STEELY DAN”でヴォーカルとキーボードを担当していた人物です。青年時代にニューヨークでジャズやR&Bに親しんだ人だからこそ出来る、このソングライティングの巧みさは見事だと思います。23年前に発売されたアルバムですが、決して今でも色褪せることのない名盤です。
続いての2枚目は、これも「Melodies-The Best of AOR-」に収録されていました”風のシルエット”を歌っているボビー・コールドウェルの1979年のデビューアルバム 「BOBBY CALDWELL/イブニング・スキャンダル」です。記念すべきトップ10ヒットであるM6”WHAT YOU WON'T DO FOR LOVE/風のシルエット”は、自身が白人であることを隠してブラック系FM局のオンエアを稼いだと言うエピソードがあります。それほどまでにボビー・コールドウェルの歌声はソウルフルなのです。そして、どの曲にも流れる熱くて甘いムードをバックにその歌声は響いていきます。その他にも、1988年にタバコのCMで使われたM5”COME TO ME”や、シングルヒットを記録したM1”SPECIAL TO ME”も人気のあるナンバーです。また、ボビーはソングライターとしても様々なアーティストに楽曲を提供しており、自身の曲がカバーされることも少なくありません。特に”風のシルエット”は様々なアーティストによって歌われている程です。
なお、さらにボビー・コールドウェルの歌を聴いてみたいという方には、AOR系を始め様々なカタログを有するレーベル”COOL SOUND”を自ら運営なさっておられる金澤寿和氏が、2004年に監修を手掛け発売されたベストアルバム「BOBBY CALDWELL the BEST」をお勧め致します。
今回はかなり長く書いてしまった為に、中には「読みづらい!」と思われる方もおられると思います。本当に申し訳ありませんm(_ _)mしかし、そこは音楽好きの方ならば、自分の好きなミュージシャンのことを書き綴りたいという気持ちを理解して頂ければと思い、この様に書かせて頂いている次第です。もし宜しければ、今後ともお付き合いの程を宜しくお願い致します。
さて、次回は”AOR”第三弾ということで、日本の”AOR”を御紹介したいと思っています。日本にも優れた”AOR”サウンドを作り出した素晴らしいミュージシャンが沢山います。その中から個人的に好きなアルバムやミュージシャンの話を書き綴る予定です。書きたいことはまだまだ尽きませんが、お暇な時間がおありの時にお相手して頂ければ幸いです。
弧雨が対応してくれたみたいで♪対応しきれてないっぽいかもですが;;
少し忙しかったものですみませんでした;;
今回は「夜」ですか♪夜は好きです^^
静かで時間も気にせずゆっくりとした時間が過ごせますし☆KAZUさんの記事を見てると「あぁ~大人だなぁ~」って関心しちゃいます☆
ジャズ系統??は演奏・歌い手 共に難しいと聞きます^^;確かにテンポやリズム感が一番必要なジャンルかもですね♪
書き綴りたい気持ちよくわかります^^
ってすでに私も書き綴っちゃってますが。。^^;
写真も綺麗ですし☆
すごいたくさんのこと知っておられるのですごいと
おもいます♪私はまだまだ勉強不足気味で^^;
第三弾楽しみにしておきますね^^
でわ失礼します♪
題名と曲が自分の中でつながってないの、やっぱりありましたよ(^^;)
「I・G・Y」と「SPECIAL TO ME」なんて、まさに知ってる曲でした!
「WALK BETWEEN RAINDROPS」みたいなノリ(シャッフルっぽい?)は結構好きですね~。
それから、「COME TO ME」はなんだかちょっと聴いただけで泣きそうになってしまいした。
今の私にはバラードは心に響きすぎるみたいです(^^;)
それにしても、音の感じがなんだか昔のいい味って感じですね(特にエレピの音)
個人的に、音楽の話は、ほぼジャンルを問わず聞くのは大好きです。
また色々なお話を書いてくださいね。
楽しみにしています。