米FDAモデルナ製ワクチン 追加接種承認へ
米CDCは交差接種も有効
新型コロナウイルスのワクチン追加接種や治療薬に関して、FDA食品医薬品局の承認手続きが進められています。
14日木曜日、 FDAの専門家委員会はモデルナ製ワクチンの追加接種に関して協議を行い、全会一致で推奨するとしました。
3回目の接種では、投与量は従来の半分となります。対象となるのは、2回目の接種から6カ月以上が経過した65歳以上の高齢者、18歳以上の基礎疾患がある人、18歳以上のフロントラインワーカーなど感染の可能性が高い環境にいる人です。
15日金曜日には、ジョンソン・エンド・ジョンソン製ワクチンの追加接種に関する協議が行われる予定です。異なるワクチンを接種する混合接種についても検討される見込みです。
協議を前に、13日水曜日、国立衛生研究所は、異なるワクチンを組み合わせる追加接種に関して初期段階の研究データを公表し、有効で安全であるとしました。
治験には、モデルナ製、ファイザー製、ジョンソン・エンド・ジョンソン製のいずれかを接種した458人が参加。それぞれ、当初接種したものと同じ、または異なるワクチンを 追加接種し、抗体レベルを比較しました。
その結果、当初ジョンソン・エンド・ジョンソン製ワクチンを接種した人が、モデルナ製またはファイザー製を追加接種した場合、ジョンソン・エンド・ジョンソン製よりも強い抗体レベルが得られたということです。
当初モデルナ製またはファイザー製を接種した人への追加接種に関しては、いずれのワクチンを接種しても強い抗体レベルが えられたということです。
また、5歳から11歳を対象にしたファイザー製ワクチンの接種に関して、今月26日に、FDAの専門家委員会による協議が行われる予定です。承認された場合、早ければ来月のはじめにも接種始まるとみられています。
最近行われた世論調査によると、34%の保護者が承認されれば子供に接種を受けさせると回答しています。
一方、11日月曜日、製薬大手メルクが、FDAに新型コロナウイルスの治療薬「モルヌピラビル」の緊急使用許可を申請したと発表しました。これは12時間ごとに4錠を5日間服用する飲み薬でメルクは、重症化しやすい人が入院するリスクを50%減らす効果があるとしています。
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