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こんにちは。
ラファエルの林久美です。
最近、ちょくちょく耳にする生理の貧困問題。
一言で言うなら、
収入が低くて生理用ナプキンが満足に買えない。
ってことだと私は認識してた。
だから私は、
携帯代に10,000円出せるのに、なんで月々500円くらいのナプキンが買えないの?
なんて全く理解できなかった。
でね、先日ニュース番組で18歳の大学生女子がインタビューを受けてたのを見たの。
ナプキンが満足に使えない状況で、どんなことが起こっているのか。
そしてなんで充分に買えないのか。
それらの具体的な事実と、気持ちのことなんかをインタビュアーが質問して答えていく形式で。
それを見た私の感想は、単純に収入がないから生理用品が充分に買えない、って問題ではなかった。
ざっくり言うと、
その女子の日常のお金を使う優先順位が、生理用ナプキンを買うことがかなり下位だから、
って私は受け取った。
そしてナプキン購入の優先順位が下がっている背景にツッコミどころが満載で。
先に言っておくけど、これはインタビューを受けていた子の誹謗中傷ではないです。
テレビで声を上げる、ってめちゃくちゃ勇気がいるし、すごいなって尊敬できる。
その子の生理に関する日常と、私が思ったこと書きますね。
●家にある程度のナプキンのストックがあるのに、三姉妹の長女だから妹たちが嫌な思いをしないために我慢して使用量を減らす。
⇒変な長女気質が発動しちゃってて、ややこしくなっちゃってるかもしれない、って考えたことあるのかな?
●お母さんと買い物に行っても、家計の収入が低いのを知ってるから、まだストックいけるよね?とお母さんに聞かれてもいける、と答えて買えない。
⇒それ、母親との関係性の問題もあるかもしれない、って考えてみたことあるのかな?
●ナプキンをケチるから、経血が漏れたりして嫌な思いをする。
生理痛でバイトを休まなければならなくて、休むと収入が減って、またナプキンが買えない、の悪循環。
⇒正常な経血量って漏れるほどない、ってしってるのかな?体のことちゃんと知って見ることができてるのかな?
毎月の携帯代、学費の返済、ある程度のお洋服代はこれ以上下げられない。だからナプキンをケチるしかない、みたいなお話でした。
これね、大きく生理の貧困問題ってキャッチーにいってるけど、私はやっぱり生理の問題ではないように思う。
人間の悩みはほぼ人間関係だと言われるけど、やっぱりこれも人間関係問題だな、と。
・妹のために私が我慢すればいい。
・お母さんに気を使って自分の思うことを言えない。
・友人関係を保つにはスマホがないと無理。
・Tシャツ1枚とか、みっともない格好ができない。
・正しい体のことを教えてくれる大人が周りにいない。
ナプキンを無償化することも必要だけど、同時に自分の今の状況と考え方を冷静に見てみる必要もあるんじゃないかと思う。
そこを見ないとナプキン問題が物理的になくなったとしても、また違う問題が出てくるよね、きっと。
生理の貧困問題として、色んなことや価値観が表面に出てくるのはいいと思うし、これからもどんどん話し合えばいいと思う。
そして今回の特集で私が1つだけめちゃくちゃ納得したのが、
公衆トイレには無償でトイレットペーパーが常備されてるのに、生理用ナプキンはなんで無償ではないの?
ってこと。
ホントだねぇ、って目からウロコだった。
ただ全ての人が必要だと思うトイレットペーパーが、無償で置かれている今の状況も簡単になったわけではないし、生理用ナプキンも同じ状況にするには、まだまだクリアしなければいけないことはたくさんあるよね。
そうなればいいな、とは思うけど。