ビシッとしたスーツ姿
その目は決意に溢れている
何か新しい事を始める時にする目
希望に満ち溢れる目だ
彼は誰に告げるわけでもなく、自らの決意を大きく口に出した
「俺ももう一人前だ!新しい女の子をプロデュースしてみよう!」
そう考えたので社長室へ行ったはずなのだが…
「はてさて、なぜ俺は吊るされているのだろう…?」
COOLになれ、俺
新手のスタンド使いの攻撃?
ほとばしるほどヒートな俺の脳細胞
子供の頃の夢は色あせない落書きなのだから
「うん、俺のテンションは高いようだ…って!なんだこりゃ!」
吊るされたまま体をバタバタ
ダメだ…ガッチリと足を絡めていやがる
なんで事務所の廊下に
ベトコン仕込みのブービートラップが設置されているのだろうか
もはや自力での脱出は不可能
誰かに助けてもらうしかなさそうだ
「…♪~」
ん?歌が聞こえてくる?
しかもこの歌は…
「俺たちゃ裸がユニフォーム!」
歌いながら歩いてくるのは女の子だった
しかしなんて歌を歌ってるんだ
それでいてなぜか上手いし、歌
選曲が残念でならない
しかも着ているTシャツにはでかでかと
「トラスティベル~ショパンの淫夢」
なんかもう台無しだ
横留めにした髪は長く、可愛らしく似合ってる
Tシャツにミニスカート
覗かせる八重歯がはつらつとしたイメージに拍車をかける
体格は小さい…と思う
一見小学生にも見えてしまうのだが…多分もう少し上
けどに胸なんて確実に小学生にも負けているのではないか
あれは72がいいところだろう
両手を楽しそうに振りながら歌っている
ルックスと行動は元気な子供らしくて微笑ましい
「みんな集まれ~!集まらねぇと~発破かけるぜ~♪」
問題は歌だけだ
彼女は社長室の前でぶら下がる俺を見つけると、驚いた様子で語りかけてきた。
「この歌…ブラームスに似ているが声の躍動が…!誰ですか?あなたは!」
アパッチ野球軍のどこがブラームスなのか
集まらないと発破かける音楽家なんて聞いたことが無い
そしてその唐突なリアクションにピーンときた
犯人は…この娘じゃないか?
「誰とかじゃなく…罠仕掛けたのは君だろう?」
「あなたがプロデューサー…?」
どうやら彼女に会話を成立させる気はないらしい。
「わかりました、あなたがプロデューサーなら何とかなりそうです」
すでに話が完結してやがるし
少しはこちらの話も聞いて欲しい
「いや…俺は今回この美希という子を…」
目的を思い出して懐から写真を取り出す
俺が今回プロデュースしようと思っている娘の写真だ
とりあえずこの娘に降ろしてもらって…
「…美希だと?」
出しちゃいけない名前だったようだ
なにやら怒気を含んだ口調
頬を膨らませたその表情はより子供っぽい
「お前もあれか!胸か!胸がいいのか!この乳離れできないマザーファッカーめ!」
「年齢、性別に見合わない言葉を使うな!」
「ああ!確かに私は胸はないさ!けどな!大きなハートがあるんだよ!お・お・き・な!なっ!」
…爆弾踏んじゃったかなーと思うのも数秒
あたまがくらくらして来た
「あの…降ろしてくれるか?」
今更ながらに聞いてみる
「胸なんて付いててもいいことなんもねーじゃねーか!よし!胸の付く言葉を例に出してみよう!」
ダメだ、聞いちゃいねぇ
「よーし!「ラムネ!」ダメだぁー!甘くて美味しいー!」
頭抱えてゴロゴロ転がってやがる
「しかも裸胸って書くといやらしくねぇ!?これは大発見かもしれねぇ!メモよこせ!」
「つーか降ろせ」
不満げな顔をして床に筆でラムネ=裸胸って書いてやがる
うわ、しかも墨で物凄くでっかく
「なにをバタバタしとるのかね?」
扉の開く音と共に誰かが廊下に出てきた気配
助かった!あの黒い陰のある声は社長だ!
「社長!とりあえずおろ…」
「おう!高ウッド!あいつがあたしのプロデュースしてくれるとさ」
なにを言いやがるのか、この娘は
「…彼女は如月千速君だ…しかし君も変わり者だな?」
「やるなんて一言も言ってねぇー!」
逆さ釣りのままバタバタ抵抗する
まるで蓑虫のようだが、そんな俺の真下で俺を無視し
「ありゃ照れてるだけだ、承認しろ」
「わかったから今度から社長室にいたずら内線はやめてくれよ」
とんでもない取引だ
まさかいたずら抑止のために差し出される事になるとは…
「小鳥さんのパンツの色聞いたのがまずかったか?」
「うむ、それはどんどんやってくれたまえ」
なんて羨ましい事を…いかんクラクラが最高潮に…
「おーい!プロデューサーもそれでいいなー!」
なにがいいんだかわからんが反対しないと
しかし体がそれを許してくれなかった
クタッ
遂に意識を失う寸前
うっすらと意識はあるものの体に力が入らない
それを見た八重歯でサイドテールで変なTシャツは
「…OKだそうだ!」
物事を受信して理解するアンテナが壊れてるとしか思えない
薄れゆく意識の中で小鳥さんはどんなパンツはいてたのかなーとか考えてしまった
やっぱり爽やかな白なんか
「まさかあんなパンツだとは…スカートめくって確認してよかったぜ」
「いやあ、気になるね、参考までに彼女は一体どんな…」
ダダダダダ
駆け抜ける嵐
物凄いスピードでやってきた小鳥さんのジャンピングニーが社長に付き刺さった
「はぁはぁはぁ…千速ちゃん…」
「やべえ!あ、あばよぉ~音無のとっつぁ~ん!」
そして残されるは俺と小鳥さん(と俺以上に深刻そうな倒れ方をしてる社長)
意識を失う寸前の俺を、小鳥さんはすぐに降ろしてくれた
そして医務室で気がついた時
彼女がすまなそうに渡してくれた辞令には
「千速ちゃんのプロデュースをさせてやる」
墨で
でっかく書かれていた
という訳でL4U発売面白かっこいいぜ記念Remix祭り!
…説明しないと何の事だか全くわかりませんね
主人公は如月千速です
…ええ、「速」です
過去にも説明したかもしれませんが
これは某掲示板のアイマススレで偶然発祥した派生キャラで
「千早を限りないアッパーテンションにしたらどうなるか?」
という妄想から作られた娘です
私このバカキャラをいたくお気に召してしまいまして
その掲示板に千速SSを何度か投稿するほど
もともと時間制限のある掲示板の使用上
長くても1時間半、短い時には15分で書き上げたものでした
今回はその中から1話目(出会い)を
加筆修正してここに作成してみたわけです
主人公は如月千早のRemix
書き足しである意味Remix
L4Uは既存曲のRemix曲がたくさん!
そういう意味があるのですよ!
今考えて手抜きの結構いい言い訳だなとか思ってないですよ
思ってないですよ
大事な事だから2回言ってないですよ
…れすよ
その目は決意に溢れている
何か新しい事を始める時にする目
希望に満ち溢れる目だ
彼は誰に告げるわけでもなく、自らの決意を大きく口に出した
「俺ももう一人前だ!新しい女の子をプロデュースしてみよう!」
そう考えたので社長室へ行ったはずなのだが…
「はてさて、なぜ俺は吊るされているのだろう…?」
COOLになれ、俺
新手のスタンド使いの攻撃?
ほとばしるほどヒートな俺の脳細胞
子供の頃の夢は色あせない落書きなのだから
「うん、俺のテンションは高いようだ…って!なんだこりゃ!」
吊るされたまま体をバタバタ
ダメだ…ガッチリと足を絡めていやがる
なんで事務所の廊下に
ベトコン仕込みのブービートラップが設置されているのだろうか
もはや自力での脱出は不可能
誰かに助けてもらうしかなさそうだ
「…♪~」
ん?歌が聞こえてくる?
しかもこの歌は…
「俺たちゃ裸がユニフォーム!」
歌いながら歩いてくるのは女の子だった
しかしなんて歌を歌ってるんだ
それでいてなぜか上手いし、歌
選曲が残念でならない
しかも着ているTシャツにはでかでかと
「トラスティベル~ショパンの淫夢」
なんかもう台無しだ
横留めにした髪は長く、可愛らしく似合ってる
Tシャツにミニスカート
覗かせる八重歯がはつらつとしたイメージに拍車をかける
体格は小さい…と思う
一見小学生にも見えてしまうのだが…多分もう少し上
けどに胸なんて確実に小学生にも負けているのではないか
あれは72がいいところだろう
両手を楽しそうに振りながら歌っている
ルックスと行動は元気な子供らしくて微笑ましい
「みんな集まれ~!集まらねぇと~発破かけるぜ~♪」
問題は歌だけだ
彼女は社長室の前でぶら下がる俺を見つけると、驚いた様子で語りかけてきた。
「この歌…ブラームスに似ているが声の躍動が…!誰ですか?あなたは!」
アパッチ野球軍のどこがブラームスなのか
集まらないと発破かける音楽家なんて聞いたことが無い
そしてその唐突なリアクションにピーンときた
犯人は…この娘じゃないか?
「誰とかじゃなく…罠仕掛けたのは君だろう?」
「あなたがプロデューサー…?」
どうやら彼女に会話を成立させる気はないらしい。
「わかりました、あなたがプロデューサーなら何とかなりそうです」
すでに話が完結してやがるし
少しはこちらの話も聞いて欲しい
「いや…俺は今回この美希という子を…」
目的を思い出して懐から写真を取り出す
俺が今回プロデュースしようと思っている娘の写真だ
とりあえずこの娘に降ろしてもらって…
「…美希だと?」
出しちゃいけない名前だったようだ
なにやら怒気を含んだ口調
頬を膨らませたその表情はより子供っぽい
「お前もあれか!胸か!胸がいいのか!この乳離れできないマザーファッカーめ!」
「年齢、性別に見合わない言葉を使うな!」
「ああ!確かに私は胸はないさ!けどな!大きなハートがあるんだよ!お・お・き・な!なっ!」
…爆弾踏んじゃったかなーと思うのも数秒
あたまがくらくらして来た
「あの…降ろしてくれるか?」
今更ながらに聞いてみる
「胸なんて付いててもいいことなんもねーじゃねーか!よし!胸の付く言葉を例に出してみよう!」
ダメだ、聞いちゃいねぇ
「よーし!「ラムネ!」ダメだぁー!甘くて美味しいー!」
頭抱えてゴロゴロ転がってやがる
「しかも裸胸って書くといやらしくねぇ!?これは大発見かもしれねぇ!メモよこせ!」
「つーか降ろせ」
不満げな顔をして床に筆でラムネ=裸胸って書いてやがる
うわ、しかも墨で物凄くでっかく
「なにをバタバタしとるのかね?」
扉の開く音と共に誰かが廊下に出てきた気配
助かった!あの黒い陰のある声は社長だ!
「社長!とりあえずおろ…」
「おう!高ウッド!あいつがあたしのプロデュースしてくれるとさ」
なにを言いやがるのか、この娘は
「…彼女は如月千速君だ…しかし君も変わり者だな?」
「やるなんて一言も言ってねぇー!」
逆さ釣りのままバタバタ抵抗する
まるで蓑虫のようだが、そんな俺の真下で俺を無視し
「ありゃ照れてるだけだ、承認しろ」
「わかったから今度から社長室にいたずら内線はやめてくれよ」
とんでもない取引だ
まさかいたずら抑止のために差し出される事になるとは…
「小鳥さんのパンツの色聞いたのがまずかったか?」
「うむ、それはどんどんやってくれたまえ」
なんて羨ましい事を…いかんクラクラが最高潮に…
「おーい!プロデューサーもそれでいいなー!」
なにがいいんだかわからんが反対しないと
しかし体がそれを許してくれなかった
クタッ
遂に意識を失う寸前
うっすらと意識はあるものの体に力が入らない
それを見た八重歯でサイドテールで変なTシャツは
「…OKだそうだ!」
物事を受信して理解するアンテナが壊れてるとしか思えない
薄れゆく意識の中で小鳥さんはどんなパンツはいてたのかなーとか考えてしまった
やっぱり爽やかな白なんか
「まさかあんなパンツだとは…スカートめくって確認してよかったぜ」
「いやあ、気になるね、参考までに彼女は一体どんな…」
ダダダダダ
駆け抜ける嵐
物凄いスピードでやってきた小鳥さんのジャンピングニーが社長に付き刺さった
「はぁはぁはぁ…千速ちゃん…」
「やべえ!あ、あばよぉ~音無のとっつぁ~ん!」
そして残されるは俺と小鳥さん(と俺以上に深刻そうな倒れ方をしてる社長)
意識を失う寸前の俺を、小鳥さんはすぐに降ろしてくれた
そして医務室で気がついた時
彼女がすまなそうに渡してくれた辞令には
「千速ちゃんのプロデュースをさせてやる」
墨で
でっかく書かれていた
という訳でL4U発売面白かっこいいぜ記念Remix祭り!
…説明しないと何の事だか全くわかりませんね
主人公は如月千速です
…ええ、「速」です
過去にも説明したかもしれませんが
これは某掲示板のアイマススレで偶然発祥した派生キャラで
「千早を限りないアッパーテンションにしたらどうなるか?」
という妄想から作られた娘です
私このバカキャラをいたくお気に召してしまいまして
その掲示板に千速SSを何度か投稿するほど
もともと時間制限のある掲示板の使用上
長くても1時間半、短い時には15分で書き上げたものでした
今回はその中から1話目(出会い)を
加筆修正してここに作成してみたわけです
主人公は如月千早のRemix
書き足しである意味Remix
L4Uは既存曲のRemix曲がたくさん!
そういう意味があるのですよ!
今考えて手抜きの結構いい言い訳だなとか思ってないですよ
思ってないですよ
大事な事だから2回言ってないですよ
…れすよ