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はづきちさんのはまりもの

まだあったので日記帳になりました

はやのじ ふぁーすとすてーじ (SS番外編)

2008-03-02 23:49:07 | SS 番外編
ビシッとしたスーツ姿
その目は決意に溢れている
何か新しい事を始める時にする目
希望に満ち溢れる目だ
彼は誰に告げるわけでもなく、自らの決意を大きく口に出した
「俺ももう一人前だ!新しい女の子をプロデュースしてみよう!」

そう考えたので社長室へ行ったはずなのだが…
「はてさて、なぜ俺は吊るされているのだろう…?」
COOLになれ、俺
新手のスタンド使いの攻撃?
ほとばしるほどヒートな俺の脳細胞
子供の頃の夢は色あせない落書きなのだから
「うん、俺のテンションは高いようだ…って!なんだこりゃ!」
吊るされたまま体をバタバタ
ダメだ…ガッチリと足を絡めていやがる
なんで事務所の廊下に
ベトコン仕込みのブービートラップが設置されているのだろうか
もはや自力での脱出は不可能
誰かに助けてもらうしかなさそうだ
「…♪~」
ん?歌が聞こえてくる?
しかもこの歌は…

「俺たちゃ裸がユニフォーム!」
歌いながら歩いてくるのは女の子だった
しかしなんて歌を歌ってるんだ
それでいてなぜか上手いし、歌
選曲が残念でならない
しかも着ているTシャツにはでかでかと
「トラスティベル~ショパンの淫夢」
なんかもう台無しだ

横留めにした髪は長く、可愛らしく似合ってる
Tシャツにミニスカート
覗かせる八重歯がはつらつとしたイメージに拍車をかける
体格は小さい…と思う
一見小学生にも見えてしまうのだが…多分もう少し上
けどに胸なんて確実に小学生にも負けているのではないか
あれは72がいいところだろう
両手を楽しそうに振りながら歌っている
ルックスと行動は元気な子供らしくて微笑ましい
「みんな集まれ~!集まらねぇと~発破かけるぜ~♪」
問題は歌だけだ

彼女は社長室の前でぶら下がる俺を見つけると、驚いた様子で語りかけてきた。
「この歌…ブラームスに似ているが声の躍動が…!誰ですか?あなたは!」
アパッチ野球軍のどこがブラームスなのか
集まらないと発破かける音楽家なんて聞いたことが無い
そしてその唐突なリアクションにピーンときた
犯人は…この娘じゃないか?
「誰とかじゃなく…罠仕掛けたのは君だろう?」
「あなたがプロデューサー…?」
どうやら彼女に会話を成立させる気はないらしい。
「わかりました、あなたがプロデューサーなら何とかなりそうです」
すでに話が完結してやがるし
少しはこちらの話も聞いて欲しい
「いや…俺は今回この美希という子を…」
目的を思い出して懐から写真を取り出す
俺が今回プロデュースしようと思っている娘の写真だ
とりあえずこの娘に降ろしてもらって…
「…美希だと?」
出しちゃいけない名前だったようだ
なにやら怒気を含んだ口調
頬を膨らませたその表情はより子供っぽい
「お前もあれか!胸か!胸がいいのか!この乳離れできないマザーファッカーめ!」
「年齢、性別に見合わない言葉を使うな!」
「ああ!確かに私は胸はないさ!けどな!大きなハートがあるんだよ!お・お・き・な!なっ!」
…爆弾踏んじゃったかなーと思うのも数秒
あたまがくらくらして来た
「あの…降ろしてくれるか?」
今更ながらに聞いてみる
「胸なんて付いててもいいことなんもねーじゃねーか!よし!胸の付く言葉を例に出してみよう!」
ダメだ、聞いちゃいねぇ
「よーし!「ラムネ!」ダメだぁー!甘くて美味しいー!」
頭抱えてゴロゴロ転がってやがる
「しかも裸胸って書くといやらしくねぇ!?これは大発見かもしれねぇ!メモよこせ!」
「つーか降ろせ」
不満げな顔をして床に筆でラムネ=裸胸って書いてやがる
うわ、しかも墨で物凄くでっかく

「なにをバタバタしとるのかね?」
扉の開く音と共に誰かが廊下に出てきた気配
助かった!あの黒い陰のある声は社長だ!
「社長!とりあえずおろ…」
「おう!高ウッド!あいつがあたしのプロデュースしてくれるとさ」
なにを言いやがるのか、この娘は
「…彼女は如月千速君だ…しかし君も変わり者だな?」
「やるなんて一言も言ってねぇー!」
逆さ釣りのままバタバタ抵抗する
まるで蓑虫のようだが、そんな俺の真下で俺を無視し
「ありゃ照れてるだけだ、承認しろ」
「わかったから今度から社長室にいたずら内線はやめてくれよ」
とんでもない取引だ
まさかいたずら抑止のために差し出される事になるとは…
「小鳥さんのパンツの色聞いたのがまずかったか?」
「うむ、それはどんどんやってくれたまえ」
なんて羨ましい事を…いかんクラクラが最高潮に…
「おーい!プロデューサーもそれでいいなー!」
なにがいいんだかわからんが反対しないと
しかし体がそれを許してくれなかった
クタッ
遂に意識を失う寸前
うっすらと意識はあるものの体に力が入らない
それを見た八重歯でサイドテールで変なTシャツは
「…OKだそうだ!」
物事を受信して理解するアンテナが壊れてるとしか思えない
薄れゆく意識の中で小鳥さんはどんなパンツはいてたのかなーとか考えてしまった
やっぱり爽やかな白なんか
「まさかあんなパンツだとは…スカートめくって確認してよかったぜ」
「いやあ、気になるね、参考までに彼女は一体どんな…」
ダダダダダ
駆け抜ける嵐
物凄いスピードでやってきた小鳥さんのジャンピングニーが社長に付き刺さった
「はぁはぁはぁ…千速ちゃん…」
「やべえ!あ、あばよぉ~音無のとっつぁ~ん!」

そして残されるは俺と小鳥さん(と俺以上に深刻そうな倒れ方をしてる社長)
意識を失う寸前の俺を、小鳥さんはすぐに降ろしてくれた
そして医務室で気がついた時
彼女がすまなそうに渡してくれた辞令には
「千速ちゃんのプロデュースをさせてやる」

墨で
でっかく書かれていた












という訳でL4U発売面白かっこいいぜ記念Remix祭り!
…説明しないと何の事だか全くわかりませんね

主人公は如月千速です
…ええ、「速」です
過去にも説明したかもしれませんが
これは某掲示板のアイマススレで偶然発祥した派生キャラで
「千早を限りないアッパーテンションにしたらどうなるか?」
という妄想から作られた娘です
私このバカキャラをいたくお気に召してしまいまして
その掲示板に千速SSを何度か投稿するほど
もともと時間制限のある掲示板の使用上
長くても1時間半、短い時には15分で書き上げたものでした
今回はその中から1話目(出会い)を
加筆修正してここに作成してみたわけです

主人公は如月千早のRemix
書き足しである意味Remix
L4Uは既存曲のRemix曲がたくさん!
そういう意味があるのですよ!
今考えて手抜きの結構いい言い訳だなとか思ってないですよ
思ってないですよ
大事な事だから2回言ってないですよ

…れすよ

L4U発売まで半月切ったよ記念SS (特別SS)

2008-02-12 02:55:17 | SS 番外編
「ファン代表プロデューサー…ですか?」
「うむ」
突然出たその言葉は
確かに喉から手が出るほど欲しかったもの
しかし、ここでこんな形で話題に出るなんて夢にも思ってなかった

さて状況を確認しよう
俺、目の前には偉い人
状況確認終わり
…全然わけがわからないな
俺のお仕事は事務、経理その他色々雑用見習い
まあ、ありたいていに言えば下っ端
こうなったのにも色々あって
勤めていた会社が倒産
アパートを追い出され
失意と空腹のまま倒れたところを今の勤め先の…その…うん、代表に救われた
この方の好意で俺は住み込みで働かせてもらってる
食事と寝場所そして仕事まで頂けたのだ
足を向けて寝られないぐらい感謝をしている
代表に言わせれば
「この世界、義を忘れたら俺達は単なる屑だからな」だそうだ
なんと男らしいのだろう

ただ
少しだけ
不安と言うか心配事があるとすれば
ここが「萩原組」という
…俗に言う道を極めるお仕事って事かもしれない

さて、眼前にいるのは「代表」もとい「組長」
ここで一番偉いお方だ
助けてもらった恩があるのだが、正直未だに怖い
その深い人生から得たと思われる威厳や威圧感は物凄い
睨んだだけで鳥が落ちると言われる眼光
デ○ルアイなら殺人光線だ
「えっと…組長?今なんて…?」
「なんだ、聞こえなかったのか」
ギロリと睨まれる
いや、普通にこちらに目線を送っただけなんだろうが
後ろをのんきに歩いてた犬が倒れた気がした
「お前に雪歩のファン代表Pになって来いと言ったんだ」
「…お嬢さんの?」

萩原雪歩
765プロ所属のアイドルでその高いビュジュアルと
女の子らしいキャラクターから若年層を中心にファンが多い
そして…萩原組の一人娘でもある

「今度、あいつの所属している765プロでイベントがあるらしい」
「はぁ…」
それは知ってる
765プロのアイドルが選出されたファン代表プロデューサーの
プロデュースの元、コンサートを行ってくれる
自分が選んだ歌を自分が選んだ衣装で歌ってくれると言うファンにはたまらないイベント
確か「ライブフォーユー」とか言ってたっけ
「そこでファンから選出されたとか言う奴がだな」
「はい」
あ、敵意が出てきてる
「雪歩を勝手に着せ替えたり、好きな言葉を言わせたりするらしい…」
バキッ!!
持っていた杖が折れた、組長の握力だけで
空も曇ってきた
ゴゴゴゴゴという音は雷雲の音なのか
それとも眼前にいるこのお方が発する擬音なのか
プルプル震えてるし…
とにかく凄く怖い
「な、なんで私なんですか!?」
慌てて聞き返す
というかそんな敵意の溢れる相手にどうして自分を任命するのか
もしかして俺の存在が凄く迷惑がられていたのだろうか
指名してから消すとか…
ターゲッティング!?
背筋から冷たい汗が流れた
「理由は2つある」
「2つ?」
「まずは、お前はいたって普通の男だからだ」
「…」
確かに俺は並人間だ
身長、並、顔、並、財産、極貧
こんな職場にいると言うのに全然強面でもない
いるのは偶然な上に雑用係だし
「うちの他の物だと少々目立つからな…お前が適任だ」
想像してみる
黒服角刈りサングラスの男が
お嬢さんに「可愛く!」とか「激しく!」とか指導している絵が出てきた
「ダンス審査員!興味もろたぁぁぁー!!」
BAD!BAD!BAD!
「Yo…今日は…ここまでだ…な…」
うん、これは無い

「そしてお前は雪歩と面識が無いはずだ」
「…はぁ」
確かに俺がここに着てから3ヶ月
お嬢さんの姿をこの家で見たことはほぼ無い
俺みたいな下っ端は家の中枢まで行く事はないし
お嬢さんは少し臆病らしくて俺達の前には姿をあまり見せないと
出入りの用意をしていた先輩が教えてくれた事がある
なおこの先輩
いま病院で生死の境をさ迷っている
「一見普通に見えて、組の人間で、雪歩と面識が無い…どうだ!完璧じゃないか!」
「なにがです?」
「変な事…できないだろ!、なっ!」
がっちり肩を捕まれた
うわぁぁぁ、目が怖い、凄く怖い
「で、でもなれと言われてなれるもんでもないんじゃないですか!?」
ファンの人数分の1の確立
選出は対象のCDを買ってその中の葉書で抽選となる
だからこそ今回のイベントが大きな話題、そして収益になるのだろう
企画者側の意向だってあるはずだ
今から全員総出で葉書を書いても当たらなければそれでパーだろう
そもそも職業欄に俺達は何と書けばいいんだ?
疑問を顔に出した俺に更にアップで語りかけてくる組長
「安心しろ、絶対なれる」
だから怖いって
「いや、でも…」
「萩原組の力…見くびってるのか?」
ギロリ
なんか色々理解したような気もしたが忘れる事にした
とりあえず離れて欲しい

しかし…
俺は組長にも先輩達にも隠してる事が一つある
その隠し事
そのためにこの話は絶対に断らなければならない
「あのですね、くみちょ…」
「大体俺はあのファンと言う奴等が好かん!」
先手を取られた
しかもこれはかなり怒ってるご様子だ
顔がみるみる赤くなっていく組長
「なんだ、飛んだり跳ねたりしやがって!人の娘をゆきぴょんとか呼んで大声で連呼だと!」
…うわーまずい
「いいか!お前がファン代表になって!雪歩を無事にイベント終了まで導くのだ!!」
凄く興奮していらっしゃる
これは目の前にファンなど現れたら一瞬で海に沈めてしまいそうだ
だからこそ…
「いや…だからですね、組長!それは無理なんで…」
「お、おとうさん?」
可憐で一輪の百合の様な声が聞こえた
それが地獄へのカウントダウンの始まりのスイッチでもあったのだが

「ゆ、雪歩!?なんでここに?」
「お、お散歩を…」
お嬢さんが下を俯いて答えている
やはり洒落にならない可愛さだ
野に咲く可憐な花のよう
生でこの距離で見るとまた…
この世の見納めには贅沢すぎるかもしれない
「そのだな、えっと」
肘で俺に「早くどっかに行け」との合図、多分
確かに組長の計画の重要な素材に俺とお嬢さんは「未遭遇」というのがあった
その計画からするとこの遭遇はまずいのだろう
俺だって死にたくない
こそこそとお嬢さんの視界から消えようとする
今、消えればお嬢さんは覚えてはいないはずだ
というより覚えていないでくれ
ください
頼むから
そんな俺の願いもむなしくお嬢さんは
思い出したように声をかけてくださった
「えっと…その…お久しぶりですぅ」
「はい…お久しぶりです」
よりによってこの挨拶
「雪歩?こいつと知り合いなのか?」
「え、えっと、かなり常連で熱心なファンの方で…」
バレタ
「いつも熱心に飛んだり跳ねたりしてくれるから、覚えてたんですよ」
父親である組長の背から少し顔を出して語りかけてくれる
その姿は実に可愛い
こんなゆきぴょんのプライベートスマイルを見れた今日は
ラッキーディであり、最後の幸運でもあるのだろう
「いつも大きな声で励ましてくれたり…あ、ありがとうございますぅ」
「どういたしまして…ゆきぴょん」
半分泣きながら答える
肩に乗せられた組長の手は
獲物をつかむ鷹の爪よりも、引き裂く虎の爪よりも
ずっとずっと凶悪な感じがして
肩にグイグイめり込んで来た

俺…どうなっちゃうんだろう?


続かない












完全番外
L4U発売もうすぐ記念SSです
まあ本当は黒服全員で「ゆきほちゃーん!!」とかやらせるSSでしたが
なぜかこんなのに
F代表の事考えてたらこんな事になりました
お父さんの影響で
「お前ら全員今日から雪歩のファンじゃぁぁぁぁぁ!!!」(本宮風)
「な、なんだってー!!!」(MMR風)
…正直この辺り設定出てないのに
勝手にその道のお仕事とかやってる家にしてしまいました
格闘道場かこれぐらいしか該当しない気もするけど
お弟子さんとか寝床に毒蛇とか
普通ではないお仕事だと思うのですよ
プラチナアルバムの1枚絵とか


さてL4Uが楽しみで楽しみでたまりません
店頭PVすげえぇぇぇぇ!!
白いバトンリーダーっぽい新衣装とか
あれ多分1000ゲイツすると見たね
まあでも!
3本予約のうち1本の里親も決まったし
よかったよかった(財布の金を数えながら)


マスターアーティストフィナーレ発売記念 音無小鳥の呟き (SS)

2007-10-24 21:46:10 | SS 番外編
少し昔の話をしますね
長くなりますけど…それでも聞いてほしいんです

私は家族を一度失っています
ある日一人で世界に放り出されました
世界はまだ子供だった私には厳しくて
頼れる親戚もいない
そんな私の前に現れたのが社長だったんです

私も小さな子供じゃありません
警戒とか疑いとか持っていました
この目の前の大人はなぜ私なんかに声をかけたのだろう
なにかに利用しようとしてるのじゃないか
想像力は昔から豊かなほうでしたから
真っ黒な社長が私を悪者に仕立て上げたり
どこか外国に売り飛ばされるんじゃないかなんて…
おかしいですね
もちろんそんなことは全然なかったんです
それどころか私を
私なんかを少しの間だけ光り輝く夢の舞台に上げてくれたんです
うつむいて街を見つめていた私にかけてくれた言葉
今でも忘れられません
「実にいい目をしている…アイドルにならないかい?」

社長は私を実の娘のように育ててくれました
アイドルとして、プロデューサーとして
でも私はきっと向いてなかったんですね
歌は好きでしたがなかなか芸能界という世界になじめませんでした
それに私のことで苦労している社長を見ていると
私にできる別のことでお手伝いしたいと思ったんです
立ち上げたばかりの765プロはもちろん人手も足りなくて
アイドル一人の社長兼プロデューサー兼経理兼事務兼…
社長が全てやっていたんです
もちろんレッスンもほかに頼むお金なんてありませんでしたから
もう本当に吹けば飛ぶような事務所で…ふふっ
レベルにすると0って感じです

私は事務として社長のお手伝いをすることにしました
それなら制服を作ろう!って社長が作ってくれたのがこの服なんですよ
ステージ衣装みたいに華やかではないけれど
私はこの服が大好きなんです
765プロ敏腕事務員音無小鳥にとってのステージ衣装ですから!

リミット制を社長が作ったのは
昔の社長の悔しさを繰り返させないためだと思います
ズルズルと低ランクで活動を続けても
新鮮味みたいのはどんどん薄れていってしまって
オーディションとかでも不利になってしまうんです
昔の私がそうでしたから…
市民ホールでのラストコンサートで私の活動は終わりました

しばらく経って
アイドルはいないものの事務所としての活動はなんとか固まってきた頃
レベル1になったぐらいの頃ですね
社長はアイドル候補生をスカウトしてきました
春香ちゃんや千早ちゃん…個性的な765プロのメンバーたち
私が見ても素敵に輝ける子達だなって思いました
でも社長は社長業が忙しいし
彼女たちをプロデュースできる人
プロデューサーがいなかったんです

そんな時に現れたのが…あなたでした
やっぱり社長が連れてきたんですけど
「小鳥君!ちょっと来てくれたまえ!彼がプロデューサーだ!」
って紹介された時、少し緊張していましたね
私としては初めての後輩くんでした
外部スタッフとは何度かお仕事したことありましたけど
765プロが正式な採用したのは物凄く久しぶりでしたからね
11人もアイドル候補生作っちゃいましたから
「才能のある芽が目の前にこんなにあるのに育てないのはもったいないじゃないか」
なんて社長は笑っていましたが
経理としては大変だったんですよ、あの頃
「私はね、目を信じているんだ、いい目をしている人間は伸びるよ」
「でも、私は…」
「小鳥君は芽を出したよ、少しステージは変わったかもしれないがね」
そう言ってくれたことが嬉しくて
実はその後、少し泣いちゃったんです
社長には秘密ですよ

昔の話はこれでおしまいです
えっ?もっと細かいところ?
うーん…忘れちゃいました
色々ありましたから

でも、ううん、だからこそ
私はこの765プロが好きです















というわけでついに発売されたマスターアーティストフィナーレ
ドラマ部分に謎に包まれた小鳥さんのベールが少し明かされるような
そんな過去の話とかほんのちょっと出てきてるんですが
あくまで聞く側の推測の枠を出ないところに
色んなものが刺激されまして
慌てて書きなぐった次第でございます

現在連載中(更新頻度激低ですが)の千早4畳半SSの中の
私設定の小鳥さんもおぼろげながらこんな過去
プロデューサーも絡んでくるんでもう少し変わりますが
基本は元アイドルだと思うんですよ
小鳥さん
社長最後のプロデュースとかだとカッコいいですよね
最後にして最高の古参兵
…古参?


マスア感想最終回

新曲の「団結」「空」「ID・OL」
どれも凄くいい曲です
「団結」は凄くノリのいい行進曲
これのためだけに塊魂を買ったと言っても過言ではない
…いや凄く面白いけど塊魂
火星がクリアできません

「空」から漂う少し前のテイストがたまらない
テンポも速めで気持ちいい爽快感
イメージも小鳥さん初の専用機って感じが

「ID・OL」
凄く楽しくなってくる曲
団結といいこのアルバムテンション激上がりの曲が入ってて嬉しい
小鳥さんボーカル、軽口ラップ、社長マンデー
最高
歌詞も90年代を少し感じてよし!
タイトルの「ID・OL」も
OLでもアイドルになれるんだ!って感じで好きです

「i」はついにフィナーレ
765アイマスオールスターズ全員Verです
もうこれは聞くしかないです
聞いて涙を流してください

しかしね
社長お茶目すぎ
あと小鳥さんの悲鳴が実は聞きポイント
恥ずかしがってる小鳥さんボイスは破壊力抜群です

ああそうそう
これは全部妄想です
登場するキャラクターの公式設定とか
バッキバッキに折り曲げてしまっている気がするので
謝っときます
ごめんなさい

如月千早と如月千速 (千早SS 特別編)

2007-05-27 00:45:45 | SS 番外編
side A 如月千速編

「むにゃ…おう、おはよう!プロデューサー」
「大丈夫か!?心配したんだぞ!」
「へっ?大丈夫って…あいた!」
「頭をぶつけてそのまま後ろに倒れたんだが…」
「あーどうりで痛えはずだぁ…」
頭を確認するようにさする千早
こぶが出来てるようで触って確認して痛がった
が…違和感
「千早…お前なんか違わないか?」
「違うって…あれ?プロデューサー?」
同時に声が出る
「本当に大丈夫か?」「あんた誰だ?」

通りかかった律子に二人して詰め寄って状況を整理する事にする
今の千早と二人だと話が進まない
というか整理できないのだ
混乱している者が話し合うよりも間に一人置いた方がいいだろう

「プロデューサーは千早が頭ぶつけて別人みたいだと」
「ああ」
「で千早はプロデューサーはよく似てるけど贋物だと」
「そうだよ、メガネ」
その的確すぎるあだ名にこめかみをピクリとさせる律子
そして冷静さを取り戻すかのように腕を組んで考えこむ
おっ、結論が出たようだ、流石に素早い
目を見開くとビシッと千早を指差した
「千早!あんたがおかしい!」
「あたしのなにがおかしいってんだ!?」
「言葉づかい、呼称、リアクション、少なくとも私の知ってる如月千早じゃないわ」
「あたしは如月千速だって言ってんだろ!」
今の千早はわかりやすく怒る
今だって口をひん曲げて頬を膨らませて…なんつーか、わかりやすすぎ
「律子…別人格っていう可能性は?」
小説とか漫画で良くある多重人格ってやつ
「SFじゃないんだし…千早のそんな話プロデューサーも聞いた事無いでしょ」
「何小声で話してんだ!隠し事か!あたしに黙ってタイやきでも食うつもりだろ!」
「じゃああなたはこの履歴書の如月千早で間違いないって言うのね?」
事務所にあった千早の履歴書
確かにこの紙には千早の歴史とも言える記述がある
「殆ど合ってる」
「殆どってどういう事?違う点があるの?」
「名前の漢字…あたしは早いじゃなくて速いだよ」
「じゃああなたは?」
「如月千速 15歳 天下無敵のアイドルだ!」


「パラレルワールドぉ?」
「本当に嘘臭いけど、急激な性格変化はそう考えるのが妥当かと…」
「なーなー難しい事わかんないだけど」
このチャチャを入れる性格は確かに千早じゃない
「じゃあ千速…さん?」
「千速でいいよ、メガネ」
「私は秋月律子!これでもアイドル候補生!」
「…あれ?事務じゃないの?」
「もしかして千速、お前がいた765プロでは律子が事務だったのか?」
「あ、うん、制服来ててメガネであたしに数学教えてくれようとしてた」
「くれた?」
「わかんない事ばっか言うからメガネ外して逃げた」
「そ、そうか…」
「でメガネは真っ黒に塗ってサングラスに生まれ変わらせた!」
「という事は向こうの私達も若干違うのね」
言葉を無視できるのが律子の凄いところだと思う
「千早が正反対っぽいからなぁ…随分違うんだろう」
「! あなたのプロデューサーってどんな人なの?」
千早のプロデューサー=つまり俺だろう
向こうの自分ってのも確かに気になるが…
「変な奴だな!」
がっくりと肩を落とした


side-B 如月千早編

ここは…
白い天井
「おっ、目が覚めたか」
知ってるはずだけど知らない声な気がする
「まったく急に飛びついてくるからバランス崩しちまったんだ」
飛びつく?そんな事をした覚えは…
「おい、本当に大丈夫か?」
自分の顔を覗きこむ男の人、あれ?
私の頭を調べるようにさすってくれている
「こぶは…できてるな、髪留めがぶつかったのか」
髪留め?そんなものつけた覚えは…あれ?髪型が違う
「どうした?喋れないのか?俺が誰だかわかるか?」
「プロデューサー…ですか?」
「おう」
違和感
プロデューサーに似てるけど…プロデューサーじゃない?
「あなたは…」
「お前本当に千速か?違和感を感じるんだが」

「わかりやすくていい、そのシンプルさはあの子には無い」
「はあ…」
自分の事を説明している間に、目の前の人はなにか理解してくれたようだ
「頭をぶつけた影響かわからないけど君は俺の知ってる千速じゃない」
「はい、あなたも私の知ってるプロデューサーではありません」
「なんと言うかな…実にSFっぽいんだが」
「パラレルワールド?」
説明では並列世界に居る私が…長くなるから割愛しよう
結論として私はこの世界の如月千速と入れ替わってしまったという事だった
「そんな!困ります!」
「俺だって困る…というか心配だ…」
「こっちの私がですか?」
「ある意味本人目の前にして言うのもなんだが…ハチャメチャな奴だからなぁ」
こっちの私…
ちょっと興味がある
「あの…こちらの私はどういう方なんですか?」
「変な奴だ」

言葉が詰まる
人を説明する時の一声目が変…
一体こちらの私はどんな人なんだろう…
「でもな、いい奴だよ、いつも明るくて」
「へっ?」
「いつも引っ掻き回してくれるけど、あの笑顔はいいよ」
そう話す顔は私が見ても良い顔だった
彼女を見守る…そんな感じの
「やはり私とは大分違う方のようですね」
「確かに表面的な所は違うけど根っこは近いかもしれない」
「なぜ?」
「んー思っただけ」
いいかげん…だけどなんと言うか
良い人だなって思う
こっちのプロデューサーはこっちの私の事を思ってくれてる
嬉しくなるのは他人だけど自分の事だからだろうか



久しぶりの更新は全く新しい千早物語!
ごめんなさい…定時の千速があまりに魅力的なキャラに見えるので…
ああいう愛すべきバカは結構ツボでして

主人公に説明が必要という全く斬新な…ごめんなさい

如月千速
img虹裏定時アイマススレから生まれたキャラ
もしも千早がハイテンションだったらと言う事で語られたキャラ
相当な愛すべきバカ

例、アイマスキャラを動物に例える流れで投下されたスクリプト

「千速はモモンガだな!」
「キュートで可愛い上に空も飛べるの3拍子と来たか、なかなかわかってるな
さすが私の性奴隷」
「1と2は一緒だ、ばかたれ」
「性奴隷はスルーですか…乙女の純情傷ついたなー!慰謝料よこせ」
「いくら?」
「お前の子種」
「タキイの種やるからそれで我慢しろ」
「何の種?」
「ジャックと豆の木」
「ひゃっほー!大金持ちへのサクセスロードがこんな近くにあったとはー!
これで私もヒルズ族だー!」
ダダダダ…
「さてと仕事の続き続き…」

生誕 4/25日 過去スレb

来週には本編の続きを…書き上げたいけど…