はやてこまちのブログ 2nd

東北復興と愛車のカムリハイブリッド(AVV50)や車、鉄道、日本酒、ネコも登場します。

2012年夏・釜石出張滞在記②「美しかった砂浜が!」

2012-10-16 22:47:12 | 出張

釜石滞在3日目の業務も無事に終了です。

滞在3日目の業務が終了、順調な進捗具合、しかも予定より少し早いペースで残業も必要なく、余裕ができました。この日の朝に打合せした通り、花巻の協力会社のsadaさんとkatsu君の三人で社用車のプリウス(通称:プリコ)で釜石から沿岸部を北上しました。

目的地は日没まで行けるところまで、残念ながらお昼過ぎから振り出した雨は夕方になり、かなり本降りになってきました。

 

 

 

●ご注意

  ここから先は震災による津波被害にあった施設や建物の画像が多く登場します。

この様な画像は見る方によっては「強い精神的ストレス」を感じる場合があります。

「精神的ストレスを感じるおそれのある方」、「震災・津波被害の画像をご覧になりたくない方」はこの時点でお帰り下されば幸いです。

 

 

 カムリオーナーブログ特集 トップページに戻る方はこちら↓

  http://gazoo.com/G-Blog/Community/Special/CommunitySpecial.aspx?UserPickupId=14&UserPickupFlag=1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー記事はここから始まります。ーーーーーーーーーーーーーーー

釜石の市街地から国道45号線を海沿いに北上、被害の大きかった鵜住居(うのすまい)地区を通りすぎ走ります。


まず、到着したのは釜石市の隣町、大槌(おおつち)町です。国道から外れて、JR山田線の大槌駅と町役場を目指します。

 

大槌駅のホーム

 

 駅前の広場

 

 大槌町役場、時計の時刻は津波が襲った時刻でしょうか?

 

 役場の裏側

 

 役場前の道路です、周辺はまだ信号機が復旧・点灯していません。雨の夕方で薄暗いため、かなり注意して運転しました。(車は社用車のプリコ)

 

大槌の町を後に再び国道45号線を北上、吉里吉里(きりきり)の海岸を過ぎるともうすぐ海水浴場と観光ホテルのある浪板海岸です。ここは広い砂浜がとても美しい風景の場所、ところが待っていたのはショックな光景。そして一瞬言葉を失うほどの驚き、その後3人の声が揃いました。

「浪板海岸の砂浜が無くなっている!」

海岸の砂浜と松林が津波と地盤沈下の影響で全て消滅し、全く違う景色になっていたのです。浪板海岸は岩手県でも有名な海水浴場でもあり、sadaさん、katsu君の二人は何度か海水浴をした思い出もあり、余計にショックだった様です。美しかった砂浜の風景がなくなり、荒々しい波が岸壁に打ち付けていました。

 

 海岸を北側から眺めています。画面中央よりやや右に写っている松林の奥に観光ホテルがあります。

 

こちらは、2010年8月頃の浪板海岸の様子、観光ホテル側(南側)からの風景です。

この様に広い砂浜と青い海の美しい風景が広がっていました。

 

 夏は海水浴客で、賑わっていました。

 上の2枚の写真は「癒しの芸術ボランティア とんぼだま aoi-umi.」サイトの管理人さんから

許可を頂き使用させてもらいました。(リンクさせて頂きました)

再び、この美しい風景が戻ってくることを願うばかりです。

 

仮設のコンビニで休憩の後、更に北上を続け津波が半島の根元を横断した山田町の船越半島

に到着したところで日没になりました。「道の駅やまだ」に立ち寄り宿泊先の釜石へ戻りました。

 

釜石へ戻る車の中でsadaさんと相談し、明日早朝にホテルをチェックアウトして始業時間前の時間を利用して船越半島まで再び行ってみることになりました。sadaさんとの明朝出発時間はAM5時の予定。

 

<<続く>>


コメント

--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。

車好きオヤジ [2012年10月16日 23:11]
うーん、きちんとしたコメが出来ずすみません。
駅がなくなっているのを目の当たりにするとショックです。

settai [2012年10月17日 10:09]
現実を目のあたりにした皆様のお気持ちをお察し申し上げます。
まだまだ津波の爪痕はあちらこちらに残っております。

先日南三陸町に行ったのですが、津波が来るまで避難するよう呼びかけながら災害に遭った防災庁舎を見て参りましたが、殆ど手が付けられず、そのままの姿で残っておりました。
中央で政争などしている場合では有りません。
震災を受けた方々の一日も早い復興を願うものです。
はやてこまち [2012年10月17日 12:26]
車好きおやじさん、こんにちは。
ご覧頂くだけで十分でございますm(__)m
ショッキング画像山盛りで、恐縮ですが、次回の最終回までお付き合い下されば幸いです。

はやてこまち [2012年10月17日 12:46]
settaiさん、こんにちは。
南三陸町の防災庁舎は「取り壊す・保存する」の意見が対立しているとニュースで聞いた様に思います。住民の皆さんの意見が反映される決着になればイイと思いますが・・・。
被災地を訪れる度に中央と被災地の温度差を感じます。
若隠居 [2012年10月17日 17:10]
本当に言葉が出ないです。
南三陸町の防災庁舎は、地元の方々の意見が二分されているので、まだ結論が出せないでいると、NHKで報じていました。個人的には、残すようにしてほしいと願っています。
北のはげおやじ [2012年10月17日 22:31]
コメントできないでいましたが、しっかり見ていますよ。
とんぼだま [2012年10月17日 23:05]
先日はありがとうございました。
浪板観光ホテルの再開なくして浪板海岸の復興なし!と言われるくらいにホテルの存在はとても偉大です。
震災後数日でサーファーは我慢できずに海に入っていましたが、私も作品的な撮影はこの海で生活してきた漁師さんが心穏やかになり仕事も再開できるようになるまでは撮らないことに決めています。サーファー以外の浪板海岸に関わる人たちもそう心に決めているとのことです。最近めっきりとボランティアの数が激減し釜石市・大槌町は特に数がいません。その反面、山田町には物凄い人数のボランティアが毎日来ておりおかげで山田町は地域性も手伝って活気に満ちあふれています。山田の街を自転車で走るお年寄りたちは「なんとかなるべぇ~」と言って大声で演歌歌いながら軽快に走っておりました。たぶん山田はこういった地域性もあり元気で笑顔いっぱいなのでボランティアも特に気を遣うことがなくいられるのでしょう。震災後復興までに10年と言われていたのでまだまだかかります。海ブログは今後浪板観光ホテル状況を中心に更新するつもりです。このたびはありがとうございました。
はやてこまち [2012年10月19日 9:00]
若隠居さん、おはようございます。今年二回程南三陸町に行きましたが、献花台に花を供える人や手を合わせる人がたくさん訪れてました。取壊しには賛否両論ある様ですが、地元の方達が納得する決着になればイイと思います。
はやてこまち [2012年10月19日 9:01]
北のはげおやじさん、おはようございます。
ホントに見て頂けるだけで十分でございます、ありがとうございます。
はやてこまち [2012年10月19日 9:03]
とんぼだまさん、おはようございます。今回は写真を使わせて頂き、ありがとうございました。
浪板観光ホテルの惨状もしっかり見させて頂きましたので、次の記事にてアップする予定です。
浪板観光ホテルが復興し、かつての美しい海岸を取り戻して地域の皆さんが穏やかに生活できる日々が一日も早く訪れる事を願っています。
また機会があれば現地に行ってみたいと思います。
このたびは本当にありがとうございました。
~アキラ~ [2012年10月20日 20:58]
震災前の美しい海岸が一日も早く復活するのを祈るばかりですが、自然の力で元どうりになるまでには気の遠くなるような年月が必要でしょうね。
人間の力でどこまで可能なんでしょうか。いろいろと考えさせられます。

はやてこまち [2012年10月24日 21:44]
~アキラ~さん、こんばんは、お返事遅くなりスミマセン。
海岸を元に戻すことに関して、もしかしたら将来的には人の手に委ねる事になるのかも知れませんが、元の姿に戻ってくれるとイイな~と、観光ホテルも含め復興を祈るばかりです。

車好きオヤジ [2012年10月31日 16:56]
③がいつの間にか・・・?
はやてこまち [2012年10月31日 21:20]
車好きおやじさん、こんばんは。
③は、スマホで下書きして保存する時に間違えて一時的に公開になってしまいました。
後で、気が付いたなので引っ込めた訳です。申し訳ありません。
後で、写真を追加したら公開します。
既にsettaiさんからもコメ頂きましたので申し訳ない事しました。

車好きオヤジ [2012年10月31日 22:24]
settaiさんのコメントも見て自分も後で入れようと
思っていたところでした。
では次回の公開をお待ちしましょう。


コメントを投稿