林田麻里の日々

役者・林田麻里 本人による、日々のことを綴ったブログです。

おめでとう会

2014-05-11 | 撮影・仕事
紀伊國屋演劇賞の授賞式でも、やはりこの人達の事は必ず話したいと思った福岡の仲間達。

みんな、それぞれのお仕事がお忙しい中、集まってくれました。

友人のクロキカオリ氏がFacebookに載せた文章が、この仲間達とこの夜の事を上手く纏めてあり、Facebookをしていない方にも読んでいただけたらと思い、許可を取り載せる事にさせていただいた。

以下である。


林田麻里 紀伊國屋演劇賞個人賞受賞おめでとう会

とことんにバカであることが何よりも勲章で
尖ってばかりで、喧嘩ばかりだった、あのころ。
いくつもの劇団や個人やユニットで暴れ回っていた中で
「遅い」と言われながら林田麻里が上京したのは、
2000年の夏。

年末に飛び込んで来た、「紀伊国屋演劇賞」受賞のニュースに
きっとたくさんのあのころのバカが我がことのように喜んだ。
そしてこの日、麻里が福岡に帰ってくること、
この夜、乾杯する時間があることを聞きつけて、
思い切って「お祝いの会を開催しよう」と言い出したのは、
日頃いちばん人見知りで大人げない、山下さんだった。

あのころ麻里に縁があったひとを手分けして
片っ端から連絡をとろうとして、
あのころあったわだかまりも色々思い出したけど
おめでたいことだからと勇気を出して連絡してみて
ああ年月がそんなに経ったのか、と感慨深く。

昔、共演した舞台で伝説の「ママレモンカクテル」を
麻里に飲ませて撃沈させた木下雄貴氏がここぞとばかりに
思い切って貸切にしてくれたソネスの壁を
あの頃の麻里の写真や芝居のパンフレットでいっぱいにしてやろうと
前の晩、それぞれの棚を掘り起こしているうちに
いろいろあったいろんなことを次々に思い出してしまった、
コガキョ、さかせ、ささじゅん、私。

すべての犬~のポスター、洒落男のチラシ、
タッチャブルズのチラシ、36color pencilsのコントお題台本、
劇団ギガ-1のパンフ、赤い花のパンフ、劇団ぷはへ脚本、
漂流画報RTU演劇祭主演女優賞97年ランキング(麻里は8位)
打ち上げの写真群、楽屋での写真群、いつ何だかわからん写真、、、

麻里が上京するまで連載していた西日本新聞の記事を
すべてコピーして持って来てくれた内門さんは
2000年上京したときの麻里のことばを朗読してくれて
学生のころからの先輩後輩の岡本さんはやっぱり兄のようで
郁央は福岡陣と少し距離を置きながら目を真っ赤にして
袂を分ったみっちゃんに、わかりにくい愛の言葉を吐いたり。
劇団ぷはへのキッスィーは冴えない感じが冴えまくり、
卓二は無難な着席位置をキープしたまま。
ソネス芝居の裏番ようせいさんは温かく芝居人を見守り、
一緒にいろんなホールで受付で肩を並べた早奈絵と左央里は
しっかり母の顔になっていたから、なおさら、
ここにこうして来れるための日常の手際の良さを察する。

この日来れなかったけどリッキーや河原とうちゃんや、
かさいヨーコさん、コージ、エリカさん、長岡さん、ルイ姐からも心が届く。

麻里が上京し、いろいろがんばって受賞するまで14年、
あたしたちにも、それぞれ、いろいろあったんだなあ。
そしてこんなに時間がたったから笑って話せることも、
どんなに時間が経っても譲れないことがあることを確認し、

麻里、ほんとにおめでとう。

そしてお祝いという、またとない嬉しい口実で集まれたこと、
ほんとうにありがとう。

私が何より嬉しかったことは、
アラマッキーが、相変わらずのアラマキ節を荒巻きながら
ほかの誰より、まだ断然、尖っていたこと。

ずっとバカでいたい、花火をあげるのが大好きでいたい、
そしてご縁を大事にしていこう、思いをあらたにしましたとさ。

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