広島はつかいちフルートスクール

広島県廿日市市でフルートスクールをしています。
夫と、高一 中一姉妹の母です。

入学祝いの絵本

2006-02-03 23:32:44 | Weblog

今日は節分です。
とても寒くて夕方から雪になりました

分厚い郵便が届いて
中には素敵な絵本が三冊入っていました
絵本の読み聞かせの活動を25年続けておられる方からの娘への入学祝いでした
その方は昨年12月11日に私が主催した演奏会『フルートと朗読:冬の出会い』でフルートの演奏をバックに詩の朗読をしていただきました
それと、生徒さんと私の書いたエッセイを朗読してくださいました
とても素敵な女性で私はいつもその方を見習っていきたいと思っています。

その方が選んでくださった絵本は
『ラヴ・ユー・フォーエバー』ロバート・マンチ作 岩崎書店
『花さき山』斉藤隆介作 岩崎書店
『神の道化師』トミー・デ・パオラ作 ほるぷ出版
です

私は娘に読み聞かせをしようと思って、
まずは自分で読んでみました。

私は感動して涙が止まりませんでした・・・・
三冊ともすばらしかった
『ラヴ・ユー・フォーエバー』 母親の永遠の愛情が息子にもその娘にも受け継がれていく物語
『花さき山』 一人の女の子のけなげな心、人の優しい美しい心が、花さき山に花を咲かせる物語
『神の道化師』 いちずに道化師を続けてきた男の一生。元気な時は神を信じなかった男は、年老いて道化師ができなくなった。最期に見た神の前で道化を演じ、神に芸をささげ死んで行く。神は男の人生そのものである芸をしっかりと受け止めていた・・・

どうしてこんなに涙が止まらないのでしょう・・・
どうしてこんなに感動したのかうまく言葉にすることができません。

その方は、他に二編の詩を書いてくださいました。
『こんこんこな雪ふる朝に』三好達治
美しい雪景色の中に色とりどりのお花が咲くようす 春はもう近いという内容
『われは草なり』高見 順
草のように生き、伸びる日、伸びない日があってもよい。自分に与えられた命は尊く、美しく楽しいのだという内容。
この二編の詩にも感動しました。

私はとくに、伸びても伸びなくてもよいのだというところを読んでほっとしました。
人間生きているといろいろなことがあり
毎日前進というわけにはいかない。
それでもいい、自分が生きていることそのものが尊く生きることを楽しんでいいのだというところです。

その方は私の娘に絵本と詩を贈ってくださいましたが、
私に向けても、贈って下さった気がして
とても嬉しかったです。

私もその方に何か心のこもったものを贈りたいです
世界にひとつしかないものを贈ろうと思っています
手作りのものなので、また出来上がったらブログに書きますね

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