北大阪発!服部の駅巡り日記

移転しました。こっちはもう更新しません

大阪地下鉄あやしいわーるど② ~ホームの端に何かがある~

2009-05-07 17:38:55 | 駅ネタ
こんにちは、

今回も特別企画「大阪地下鉄あやしいわーるど」第二弾でございやす。
(「あやしいわーるど」つったって、某所とは関係ありません)


今回はこちら


御堂筋線、四つ橋線の乗換駅でお馴染みの大国町駅です。
ここの何処にあやしい空間が存在するのでしょうか、


はい、御堂筋線と四つ橋線が同一ホームで乗り換え可能になっています。

今回存在するあやしい空間は、四つ橋線側のホームに存在します。

住之江公園側、エレベーターの近くに、こんなものがあります。


じゃん



大国町到着前に窓から見えて、知っている人もいるかもしれません。

間引きされた蛍光灯に埃だらけの床タイル

そして


写真左側にある弥生時代の農業用具みたいな謎の物体、
はたして、この空間は一体何なのでしょう。

実はこの空間、よく分かりにくいのですが、階段が存在しているのです。
この駅のコンコースを良く通行する人なら、知ってるかも知れませんが、

この階段です。



ある意味、一番目立つところにある乗降階段です。

この階段が、ホーム端の謎の空間に繋がっています。

階段内部

下で見た埃まみれの床のタイルが見えますね、

使えればそれはそれで便利でしょうが、このように閉鎖されちゃってるわけですねぇ

この空間、かなり昔から使われていないようで、
駅到着前の車窓から見てみると、
なんと、この空間の一番端に
駅名表ではほぼ絶滅した、ひげ文字の駅名表が残っているのです。(放置の方が近いかも)
再現


そしてもうひとつ長年放置されている、決定的なもの。


この写真の上、非常口のちょうど下

出口、乗り換え案内の看板がありますね。

よーく見てみましょう。



今でも使われているデザインの案内ですが、
(白抜きなのが気になりますが)あびこ方面と書いているのが見えますね。
確か、御堂筋線がなかもずに延伸したのが昭和62年(1987年)なので、

少なくとも、この空間はなかもず延伸前
つまり87年より以前から放置されていることが分かります。

では、なぜこのような謎の空間が出来てしまっているのでしょうか。
実はコレにはちゃんとした理由があります。

大阪地下鉄のホームは、規定により
短くても最低8両分の長さが無くてはいけないのです。
そのため、8両編成で運転している堺筋線や、8両以上の長さで運転する御堂筋線以外の路線では
未使用なスペースを柵をして立ち入り禁止にしたり、連絡通路などにして使用しているのです。

つまり、理由としては

ホ ー ム 余 っ て る か ら 閉 鎖 し て る だ け 

ちゅうわけです

…それにしても、一応コンコースに繋がる階段あるんだし、
階段近くまで、立ち入り可能にしてもよかったんじゃないでしょーか。
(まあ、それだったら記事に出来ませんが)

ま、いろいろ理由があるんでしょう。


あやしい評価(五段階です)
知名度
ほとんど知られていないので ☆
不可解度
階段閉鎖の理由はわからないものの、一応理由ははっきりしているので☆☆
不気味度
古い・暗い・汚いの3つがそろっているので ☆☆☆☆☆
総合評価
☆☆☆☆
前回と同じく星4つです



ちなみにですが、このような長年放置の空間

四つ橋線には結構あるんです(特に南側)

まず花園町
1番線、西梅田側に、似たような空間が存在します。



反対側のホームから見ると…



野田阪神にもあった駅名表を見ることが出来ます。
あともうひとつ、岸里にも似たような空間があるのですが、
写真を撮っていないので別の機会に…

おことわり

「大阪地下鉄あやしいわーるど」では、企画上
立ち入り禁止区域を取り上げる事がありますが、
写真は全てホームなどの運転に支障が出ないような場所で撮ってます。
あくまでこの企画は、「一般の立ち入りが可能な場所から見て楽しもう」と言う趣旨でやってます。
間違えてもこのブログで即発されて、
立ち入り禁止区域に入ってみようとか考えるのはおやめください。
万が一、それが原因で列車がとまったりしたら、駅員、交通局、お客さん全員に迷惑がかかります。

もしも、この企画を見て触発されて、
列車を止めるような事態が起きても、私は一切責任を負いません。
あしからず…

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (yoshi7927)
2014-05-29 22:16:53
初めまして。yoshi7927という者です。

古い記事にあれですが、このブログに触発されて今日岸里と花園町の旧駅名表を見てきました。この記事が2009年のだったのでまだあるかなと少し不安ですたが、両方ともしっかりと残っていましたね。実物を見た時は感激しました。
しかし大国町にあった御堂筋線の、なかもず方面行きの案内板はなくなっていました・・・。階段はありましたが、非常口の看板と共に撤去されていました。
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Unknown (服部)
2009-05-26 14:30:58
Yokochanさん

当ブログをご覧いただきありがとうございます。
管理人の服部と申します。

私が駅巡りをしてみた感じでは、現在のところホームにヒゲ文字の駅名表、案内が残されている駅は、
岸里を含めた4駅だけのようです。

しかしながら一部駅の出入口には、利用者が少なく現在のデザインのものに変える必要が無いせいか、はたまたビルの権利上の問題なのか、
ヒゲ文字の案内が現在も残されているようです。
(中津駅や本町駅など、私が確認した限りでは10駅ほどありました)

今まで大阪地下鉄のヒゲ文字案内について、あまり取り上げているページが無かったので、
興味を持つ人はいないのかと思っていましたが、私同様に興味を持っている人がいたことにうれしく思います。

コメント頂きありがとうございました。

これからもよろしくお願いいたします。

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初めまして (Yokochan)
2009-05-25 23:42:19
初めまして。

地下鉄の懐かしいヒゲ文字に魅かれ、ホームページで大阪市営地下鉄のかつてのヒゲ文字フォントを作成している者です。検索エンジンからやってきました。

見本収集のために残された文字を探していますが、すでに駅名標からヒゲ文字が撤退してかなり経ち、自然と長い間建て替えられていないビルに作られた駅出口やホームの隅に走ってしまうわけですが(笑)、野田阪神や花園町の例は知らず、大変参考になりました。大阪在住なので、早速近いうちに行ってみようと思います。

ちなみに岸里ですが、住之江公園寄りに使われていない部分があり、ここの壁面にも駅名標がそのまま残っています。とても正面からは撮れないため、やむなく撤退しましたが…。同じものが大国町にもあるんですね。これも知りませんでした。

これからもよろしくお願いいたします。
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