当日は21名の方にご参加いただきました。
山頂駐車場での開始式の時点ですでに好ロケーションです。幸先がいいぞ!
山頂登山道は登山口だけが地面を見せていました。
ただ、例年に比べるとだいぶ雪解けは早いです。
準備運動後、いよいよスノーシューを履いて出発!
いきなり夏には歩けないところを歩きます・・・
トラバースは慎重に。各班のガイドに歩き方やストックの置き方を教わったのでみなさんばっちりです。
この眺め!!!写真に収まりきらない・・・
見返峠を越えると、なだらかな道が続きます。
一面の雪原、好きなところを歩いちゃってください!
山頂周辺のオオシラビソ林は、厳冬期の風雪でみな斜めに傾いて生えています。
また、樹高の低いものは雪の下に埋もれ、大きくしなっています。
「まっすぐ生きろと人は言うけれど、曲がってもいいから強く生きろと言われているようだ」
とは、スタッフ阿部の弁。深い。
(雪の下になっている木は枝跳ねの危険があります。踏まずに避けて通りましょう)
折れてしまったオオシラビソの枝をお借りして、香りを確認・・・・。
さて、ここでいったんスノーシューを脱ぎ、斜面を上がります。
上がりきったところは・・・
源太森山頂!
今日も最高の眺めでよかった!
遠くに八幡平市袰部(ほろべ)集落が見えます。
画面右側上部が八幡平山頂方面。
左側中央部の小山の上に小さく見えるのは陵雲荘です。
オオシラビソ林越しの山々。
画面右側の秋田駒ヶ岳もなんだか近くに見えます。
下見のときにつぼみだったコメバツガザクラ。
この日も残念ながらつぼみでしたが、かわいらしい姿にみなさん目を細めていました。
今しか行けない、源太森の北側斜面で昼食です。
言葉にならない絶景パノラマをおかずに。
本日の「森の癒し弁当」。
さて後半戦。
陵雲荘に向かって、広大で平らな雪原を歩きます。
平らなのは、湿原の上を歩いているから!
普段は散策路の上から遠めにしか見えない表示板も触れちゃいます。
となれば・・・
撮らずにはいられませんよねぇ~♪
八幡沼は淵の部分がわずかに解けてきていました。
陵雲荘前の案内板は下見のときよりだいぶ見えており、
1週間で30センチ以上雪解けが進んだことがわかります。
山頂までもうひと踏ん張り!
画像中央奥にぽっこりと出っ張っているのが、先ほど登った源太森。
「300歩歩けば山頂だよ~」と言われつつ、
「あれ・・・今何歩だっけ?」と思っているうちに山頂に到着。
展望台上より。
われわれのほかにもたくさんの方が山頂を訪れていて、とても賑やかでした。
ここにいる人みんなが八幡平を愛してくれているのだと思うと、感動もひとしお。
ガマ沼の対岸が見えました。
すでに水面が出ています。
パノラマビューを堪能しつつ・・・
夏場はいけない火口湖へ到着!
今日も真正面にそびえる畚岳が美しい!!
この火口湖は遊歩道から離れており、夏場は来られないので名がついていませんが
この沼と鏡沼、めがね沼、ガマ沼、みくり沼といった火口湖がほぼ一直線に並んでおり、
それらが繰り返し水蒸気爆発を起こすことによって山体上部が崩壊し、
現在のなだらかな八幡平が形成されたといわれています。
火口湖のひとつ、鏡沼はかなり水面が出ていました。
雪解け期独特の水色を楽しめます。
秋田と岩手の山々に最後まで見守られながらゴール!!
約5キロの行程、お疲れ様でした。
白一色の世界かと思いきや、春の気配があちこちに見つけられた今回のイベント。
お楽しみいただけたなら幸いです。
この日はウェブサイト「八幡平FAN」の撮影の方が同行してくださいました。
当日の様子が動画で見られます!
前編:http://hachimantaifan.jp/movie/news/48564/
後編http://hachimantaifan.jp/movie/news/48574/
スタッフかさいのある意味雄姿が見られます・・・
自分で見ていて飲んでいた茶を噴き出しそうになりました。
お楽しみください。
(スタッフかさい)
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