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【大沼の木道沿いに設置した自動撮影装置の記録】
出没日時:6月15日9時頃
この後クマは自動撮影装置に気付き、倒して転がして遊んでいました。
【ツキノワグマについて】
八幡平にはツキノワグマが生息しています。
例年、7月8月は大沼のミズバショウの実が熟す時期でもあり、ツキノワグマはそれを食べにきます。
日中活動していることもあり、目撃が非常に多くなります。
今年は雪解けが早く、ミズバショウも早く開花しました。熟す時期が早まりそうです。
今現在、八幡平ビジターセンターに寄せたられたツキノワグマの目撃情報(自動撮影装置も含む)は
4月26日~6月18日までの間で21件です。
昨年度は5月1日~10月21日まで109件でした。
【出くわさないために】
ツキノワグマは臆病な動物といわれており、人間を見ると大抵逃げてしまいます。
クマと出くわさないために必要なのは【音】
音を鳴らして、遠くから人間の位置を知らせることによって、クマはそれ以上近づいてきません。
(※風の強い日や薮をかきわけている時などは音が聞こえない場合があります)
散策の際は熊鈴、笛、ラジオを携帯するなどしてください。
手拍子やお喋りも有効です。
【走行中の注意】
アスピーテラインでの車を走行中の目撃情報も多くなります。
急ブレーキやカーブでの停車は他の車両の迷惑になりますのでおやめください。
【仔グマを見たら】
仔グマのそばには必ず母グマがいます。
ぬいぐるみの様な可愛い仔グマですが、木登りができるほどの鋭い爪をもっています。
母グマは仔グマを守ろうと非常に過敏になりますので注意してください。
【食べ物をあげないで】
野生動物に食べ物をあげてしまうと味を覚え、人間は食べ物をくれるものだと認識します。
自分では食べ物を探さなくなり、いつでも人間に寄ってくるようになります。
そして最終的には危害を加えるようになり、駆除されてしまいます。
ツキノワグマは学習能力が高く、一度味を覚えると何度でも来ます。
人間の間違った優しさが、その動物に影響を与え、周りの人間にまでも迷惑がかかりますので絶対にしないでください。