
予約型のガイドウォーク「VC裏山探検」を開催しました。にわかに積もった雪のことを気にしながらも、出かけてみました。出会える景色は一期一会、どんな発見があるのでしょう。
里ではこの冬の最低気温の-15度であったとか。ここ秋田八幡平スキー場は寒いことは寒くても、風がなく青空が出ています。昨日の吹雪が嘘みたいです。なんという幸運な方たちなのでしょう。
やってるやってる。
雪はスノーシューをつけて膝下まで沈む程度。この雪で邪魔な枝は隠れてしまいました。マイスノーシュー持参の皆さんはさすがに慣れたご様子で、転倒を期待しているスタッフは少々手持無沙汰。
ほ~、誰かの足跡がありますね~ テンのようです。
姿を見ることができればいいのですが、少し時間がたっているようです。
参加者の方たちが雪の中から何かを見つけました。
風で吹き飛ばされたツルアジサイです。
これです。ツルアジサイは花が終わっても、雪の中でこの姿を見せてくれます。
でも冬のこの姿は”冬の花”とでも言いそう。我ながらいい表現だと思います。
泥火山展望地。
ヒトの接近に気づいたカモが数羽飛び立っていきました。
慣れている皆さんは、斜面下りに臆することなく、駆け出したり転んだり。
童心に帰るとでもいうのか、少年少女の心をもった大人というか、楽しいご様子。自然と尻滑りになってしまいます。それをこの辺ではケツジョリというのですけど知ってました~ 赤のウエアーの方のゴーグルが邪魔ですけど、どんな表情なんでしょうね。
青のウエアーの方をストックが支えきれず、立ち上がれません、赤のスタッフが駆け付けます。
何はともあれ、リカバリー。何事もなかったようにふむふむ。
日の当たった雪面で雪の結晶がきれい!一つ一つの結晶が輝いている!と少女のように目を輝かせて見いっている方。これも発見ですね。を撮る人とそれを撮る人。
こちらは、冬の泥火山が面白いと見入っています。
ぼこぼこと吹き出す泥火山に雪を入れたくて少年の心がうずうずしています。
こんもりとした雪の景色は白い大福のよう、と参加者の方。
リードなしにこの”大福”という表現が出てしまいました。私たちもこんな景色を大福のような・・・と表現していたので、自分たちの表現は適切だったことが確認できました。
冬期は訪れる人のいないビジター裏の泥火山も今日は大人の笑いが響きます。
大福に上ったり下りたり・・・
大きな大福のような雪面に踏み跡を付けるのがもったいないくらい・・・
青い空バックの雪景色。立ち止まっては眺め、立ち止まっては眺め。
ことしはまだ雪が少ないといわれていますが、十分だと思います。雪がなければ来ることのできない裏山ですが、この沢には湯溜りみたいなところもあって、湯気が上がっていました。これも今日の気づきで、この小さな沢が雪に覆われていないのがその理由のようです。
雪の中からニュウと飛び出しているオオカメさん。ちょっと見入ってしまいます。
雪の造形の一つ一つが楽しめます。身体をぶつけて落としてみたくなる少年の心がうずきます。
ゴールが近づくと、まだ足りないとばかりに、少年の心に火が付いたのでしょうか。どこまでも進んでいきそうです。
きっと、この雪の感触がよかったのでしょうね。
降るたびに景色が変わって、訪れるたびに楽しさがあるというのか、うまく言えませんが、この森には楽しませてもらいました。
ありがとうございました。
あべ
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