11月1日「晩秋の森トレッキング」の下見に出かけました。
赤や黄色の見事な紅葉はどこへ行ったやら・・・
すっかり葉が落ちて、冬枯れの景色になった切留平テニスコートから八幡平神社手前を登山道に入りました。
緩い登りの続く旧ジープ道には落ち葉が一杯。
カサカサと落ち葉を踏みながら、音と感触を楽しんでいます。
葉を落とした森の中は見通しが利くことに気がついています。
枯葉色の森の中でコマユミの葉の色が新鮮、赤くなったものや、なりかけのもの。
立ち止まって見てしまいます。
こちらはガマズミ? くすんだ赤になりかけのグラデーション。
この姿もなかなか。派手ではない、黄色のような、赤でもない。
グレーの中に、その存在を主張しているかのよう。
目を止めてしまったのはまたもや、コマユミでした。
折ヶ島の旧放牧地の向こうには特徴ある山の姿が見えます。国土地理院の地図には名前はついていませんが、前森と後森と呼んでいる山で、葉の茂っている時期、この方向からはよく見えません。
カラマツの紅葉って、ただの黄色ではなく、日が当たると金色に変わると思いません?
スッと伸びた幹の上の方にしか葉は残っていませんが、落ちた葉が下に敷き詰められていました。
勿体なくもその上を歩きます。
落葉したブナとミズナラといろいろ、赤や黄色の葉はすっかり色が抜け、その上をカラマツの葉が覆い尽くそうとしています。
などといいながら、この湿地、水が20センチほども、ビックリしました。
水に浮いている葉と沈んでいる葉。水面に逆さの景色が映るのも今の時期だけのお楽しみ。
とか、何とか・・・
おや!雪の上に残る足跡はクマです。何度か、行ったり来たり、餌探しなのでしょうが、足跡を見ただけでも冬ごもり前の餌探しの大変さがわかります。
時間の遅れを気にしながらも、なんとか「よんご五尺」に到着。
そして、本命「よんご沼」。
カサカサと葉を踏んで、紅葉の葉を落とした姿を見届けに来ました。
・・・
静か、静寂、水面が風で波立っています。
紅葉の姿を見ることができなくて残念とは思いません。雪の本番を控えた晩秋の森、今の姿です。
株立ちの、この木はヤチダモ?サワグルミ?。株の中に堆積した腐葉土には何か生えていたような、思い出せません。
この場所の関所を守る、特徴ある名脇役(失礼)。
静かな「よんご沼」。
秋の日の一時、花も紅葉もありませんが、鳥の鳴き声と風の音。風に吹かれ、のんびりと景色を眺めてみませんか。
雪が降ったら降ったなり・・・
あべ
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